君VS あたし番外編!? ツタエタイコト〜出会った日から〜
キミは知ってた?
愛される喜びを。
キミは知ってる?
恋する切なさを。
そう、あれは小学二年生のときだった。
桜降る、始業式。
キミとあたしが、出会った日。
すべては、ここから始まった。
あたしは、この日からキミを想うようになったんだよ―――?
キミは、遠くの学校から、転校してきた。
その日、初めてクラスにきたキミを見て、あたしが思ったこと。
『面白そうな人だな』
あたしはその時から、キミのことを気にかけていたなんて、知らないよね――――。
日差し照る、夏休み。
プールは好きだけど、サマースクールは嫌い。
でも君が参加するなら、しぶしぶ参加・・・・・・・しません。
これだけは、絶対に行かない!!
サマースクールとかプール教室が終わってからはあんまりキミに会えなくて、結構さびしかったんだよ?
若葉残る、始業式。
まだ暑さが残るこの日。荷物重すぎて疲れまくったよ・・・・。
でもまたキミに会えたから、とってもうれしかったんだ!!
これから四ヶ月間。キミの笑顔を見るだけでまたがんばれそうな気がする。
幸降りそうな、冬休み。
今年はクリスマスは家族と過ごす。
いつかキミと過ごせる日は来るのかな・・・・・?
お正月に年賀状。
キミに送ろうとしたけど・・・・・住所聞くの忘れたり。
無念。
そして―――――
その日から、三年がたち、今は小学五年生です。
キミとはまだ、同じクラスです。
ライバルはいるけど、キミの笑顔を見て、がんばれていますよ。
キミは知ってる?
愛される喜びを。
キミは知ってた?
恋する切なさを。
君のそのあどけない顔に、
切なくされたり。
勇気をもらったり。
嫌になったり。
うれしくなったり。
つらくなったり。
楽しくなったり。
あたしはその笑顔に、いつも振り回されています!!
でもそれが、楽しいんだよ。
「圭太――――!!」
「日高・・・・もがっ!!ちょっ、何する!!」
「おんぶ〜!!」
「・・・・はいはい」
こんなわがままも、許してくれるからダイスキなんだよ★
ね、圭太☆
はい、番外終了です。
実はこれ、作者の実話もけっこう入ってたりしちゃうんですよね〜☆
さ〜どこでしょう?