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脇役イソギンチャクは主役になる 作者:K・B
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疑念への確信

………ん、…ここ、…どこだ…?俺は死んだのか?

ベチャッ

(うわっ!

何かに入れられてるのかとても窮屈だ、辺りは真っ暗で、何か甘い匂いがする,それに所々がねちょねちょする、気持ちが悪い。

得体の知れない物体に指で穴を開けると、外の様子か見えた、どうやら何者かに運ばれているようだった

ドサッ

何処かについたのか、地面に置かれた 
そして、俺を運んだであろう、何者かの足がチラついた

(ここ…どこだ?屋内みたいだが……

外で何かが聞こえる、二人いるようだった

「じ……ん、や、……み…れ」

(何を言っているんだ?よく聞こえないなぁ

「お、…立派…、も …じゃ……ないか…」

あまり聞こえないので、更に耳を近づけた

「スパッと、逝って……れ……聖剣アスカロンで」

(アスカロン?アスカロンって確か、キリスト教の伝説の……おい、ちょっと待て、いまスパッとって…)


「分かったよ、やっちょるよ、婆さん
ハァ〜〜〜、とりゃァァ!!!」


「うわァァァァ!危ねェぇぇ!!死ぬかと思った。」

紙一重で、ズボ抜けて真っ二つになるのを避けた

周りを見渡すと、おじいさんとお婆さんが、目を点にしてこちらを見つめている、その横には、まごう事無き真っ二つになった、ピンクの物体が倒れていた。

(あれ…は、桃か?

おじいさん、お婆さん「も、桃の中から人が出てきたァァァァァァ!!」

心肺停止しないか?と心配になるくらい、びっくりしてた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「え、えーと、お主何で、桃の中に入っとったんじゃ?」


「す、すいません、よく分かりません。」


「いやぁ〜、口から心臓飛び出るかと思ったよ。」

(心肺停止どころでは無かった

「それがですね…」

俺は、お爺さんとお婆さんに、ここまでに至る経緯を、細かく説明した

「はぁ、それで、お主は、死んだとな、そして目が冷めたら、ここにいた…と。」

「あの、ここって、地獄とか天国とか、そう言う部類の場所ですか?」

「いやいや、ここは違うよ、ここは、始まりの街『リンプイ』っつう、場所じゃよ。」

「…はい?今なんて?」

「リンプイじゃ。 」

(いや…、何処やねん、それ)

「まぁ、ゆっくりして行きなさい、ふくあらっておくから。」
優しく、お婆さんが、話してくれた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そうじゃ!!桃食べんか?桃、」

「あ、はい、頂きます。」

そう言い、俺が入っていた、全長2メートル位の、馬鹿でかい桃を切り分けていく。


「お爺さん、そう言えばこの桃って、どこから持ってきたんですか?」

「おぉ、それがな、お婆さんが川で洗濯してたら
流れてきた、そうじゃ。」

「え?お婆さんが、こんな2メートル近くある桃を一人で?」


「あぁ、ああ見えても婆さん、重量挙げで優勝しとるからなぁ、100キロまで大丈夫じゃ。」

(いや……マジかよ、半端ねぇなお婆さん

ん?ちょっと待てよ?何かが引っかかった
(どこかで…この話を聞いた…ことが、ある……


「あの……お爺さん、少し変な事聞いてもいいですか?」

「おぉ、なんじゃ?下ネタか?ええぞ。」

「ここ、もしくは、この国等が鬼とかに、侵略されてるとか、ありますかね…?」

お爺さんの表情が少し強ばり、返答してきた

「おぉ、よう知っとるな、そうじゃこの国は、長年鬼たちに脅かされとる、略奪、侵略を繰り返しこの国の3分のイチが奴らに占拠されとる。   それがどうかしたんか?。」


疑念が確信へと変わった瞬間だった
お爺さんがサンバ服でイケイケとか、家の内装がめっちゃ洋風とか、色々と変な所はあるけど……

ここは、『桃太郎』の中の世界だ






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