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詩集:哀しみの河
作:パキ夫



エンドレス


 オレは、きっとこれからもそうするんだろう。
 そうして生きていくんだろう。


 後になってから気づくんだろう。
 失ってから気づくんだろう。

 後になってから悔やむんだろう。
 なくしてから哀しむんだろう。

 それは、最早遅すぎる覚醒なのに。


 自己嫌悪に陥るんだろう。
 自分を消し去りたいと願うんだろう。

 でも何もしないんだろう。
 しようとしてもできないんだろう。

 それは、単なる逃げだと知っているから。


 泣こうとしても泣けないんだろう。
 笑おうとしても笑えないんだろう。

 表面上は取り繕うんだろう。
 見た目だけはマトモに見せるんだろう。

 それは、自分の無様さをさらけ出したくないから。


 そして時間は経つんだろう。
 毎日がいつの間にか通り過ぎていくんだろう。

 少しずつ忘れていくんだろう。
 思い出そうとしても思い出せなくなるんだろう。

 それを哀しく思うんだろう。
 それを寂しく思うんだろう。

 でも、それを積極的に食い止めるような努力はせずに。


 そして人生は続くんだろう。
 時間が全てを薄めるんだろう。

 死にたいような辛さも忘れるんだろう。
 踊りたいような楽しさも忘れるんだろう。

 それが、麻痺だという事に気づかずに。


 そして何もなかったような顔をして、
 同じ事をまた繰り返すんだろう。












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