200文字小説「様式美」
屋敷の主人が殺された。
外は大雨。電話線が切れて吊り橋も落ちてしまった。切り立った崖の上にある屋敷近辺には隠れる処などない。
このシチュエーション、ということは。探偵役の男が現れるはずだ。
私の期待を裏切らず、探偵役は現れた。屋敷の主人の友人だという青年だ。
彼は私を指差した。
「犯人はあなたです」
「は、なぜ?」
「だって僕は探偵役ですよ? 僕含めて二人しかこの屋敷にいないんですから、犯人はあなたで決まりです」
屋敷の主人が殺された。
外は大雨。電話線が切れて吊り橋も落ちてしまった。切り立った崖の上にある屋敷近辺には隠れる処などない。
このシチュエーション、ということは。探偵役の男が現れるはずだ。
私の期待を裏切らず、探偵役は現れた。屋敷の主人の友人だという青年だ。
彼は私を指差した。
「犯人はあなたです」
「は、なぜ?」
「だって僕は探偵役ですよ? 僕含めて二人しかこの屋敷にいないんですから、犯人はあなたで決まりです」
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