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〜Mana〜
どうも(*´Å`)ノ
お久しぶりです皆さま
もはや忘れられている気も
しないではないのですが
気にしないことにします。

今回も
ファンタジー要素なしです。
なんか私は短編を書くと現代ものになるみたいですね(;A´▽`A

この話は主人公二人の名前が
一切出てきません。
なので読みにくいかもしれません。
先に言っておきます。
ごめんなさいm(._.)m

「なぁ。」

「はい?」

「結婚しようか。」


ブハッッッ!!

私は飲んでいたアップルジュースを盛大に噴き出した。

「……な、なンですト!?!?」

驚きのあまり声が裏返るのも仕方ない。
この状況で驚かないつわものはそういないだろう。



いきなり『結婚しようか』とかぬかしやがった彼と私は所謂幼なじみで、彼の方が私より2歳年上で高校3年生だ。

そんな訳で、一応法律的には結婚できるのだが、問題はそこではない。


「5年ぶりに会ったと思ったらなにいきなり血迷ったこと言ってんですかっ!?!?」


私達は恋人でもなんでもない。いや、むしろ友達の域にも達していないのではないだろうか。ほぼ他人である。そういえば昔一緒に遊んだなー程度の他人である。

そんな、普段連絡もとらないような関係の彼からいきなり携帯に電話がかかってきて(どこで番号を仕入れたのか…)、久々に会わないかと言われて、会ってみれば冒頭のやり取りだ。
一言言わせてもらうなら、コイツめんどくさい!!


「別に血迷ってないし。俺マジだよ。本気と書いてマジと読む。」

「いやいやいやいや!!!!おかしいですよ!!おかしいでしょ!!!」

「何が?」

彼は少しムッとしながら質問してきた。
いやいや、イライラされてもおかしいもんはおかしいですから。


「言わせてもらいますけど!結婚って愛し合う二人がするものですよね!?」

私達は別に愛し合ってないよねということを含ませながら、私は正論を言った。


「知ってる。」

知ってんのかよ!!!
知ってるならおかしいことに気付け!!




「俺あんたのこと愛してるし、問題なくね?」














――――は?


え?何なに?今なんか聞き捨てならん言葉を聞いた気が……いや、気のせいだよね。



「……聞いてんの?あんたが好「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!待って!!ストップ!ストップ!!」


私は、彼が私がせっかく聞こえなかったことにしようとしたことをサラッと口に出来ることに一種の畏怖を感じた。



「な、なななな!!!」

「な?」

「なわけないじゃないですか!!」

「は?」

「貴方がわ、わた私をすっ、す、好きなわけ………」

ダメだ。
恥ずかし過ぎて語尾がゴニョゴニョ言ってるようにしか聞こえない。





「好きだけど、悪い?」




―――ボンッ!!
私、今爆発しました。


なんでそんな真顔で好きだなんて言えるのか分からない。
あんたに羞恥心はないのか!!






「…あ、そうだ」

「?…なんですか」

「ん!コレ。」

彼はペラペラした紙か何かを、とても嬉しそうに渡してきた。
顔文字で表すと、
(^-^)_□←こんな感じだ。



「――…こ、これは…!!」

「うん、まぁ婚姻届だな。」


早くないか!?
用意するの早くないか!?
私には考慮する時間はないのか!?


「後はあんたのとこだけだから。」


どうやら考慮の時間はくれないようだ。

……ん?
な、ななんで父さんのサインがここに!!

「あんたの両親には了承もらってるから安心しろ」


なぜだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
普通ここは、お前に娘はやらん!!ってなるとこでしょ!!
なんであっさり了承とかしちゃってんのさ!!!


「結婚式の料金も出してくれるらしいぞ?」


むしろ乗り気なのか父母よ!!



まさに八方塞がりな状況だということがよくわかる。
これは、もしかしなくてもヤバイのではないか?


こうなったらもう自分でどうにかするしかない!!





「………あの〜」

「ん?」

「ちょっと質問していいですか?」

「なんだ?」

「私達は未成年なわけですし、経済的な面で自立してもいないのに結婚なんてしなくていいんじゃぁ………」


正統派で攻めてみる。
というかもうこれしかない。
なんせ八方塞がりなのだ。


「いや、俺一人暮らしだし。金も自分で稼いでるぞ?株は儲かるからな」

「ぅ〜〜〜……」


まさかの株!!
本当に彼は高校生なのだろうか。

正統派敗れたり。








「……あんた、俺のこと好きなんだろ?」

「!!」


なんだコイツ!!
この自信はどこから来たんだ!!

確かに昔は好きだった。
でも当時私は小学生で、身近な男子に淡い恋心を抱くのは仕方ないことだったのだ。
それに今はそれから5年も経っている。
好き嫌い云々の前に、久々に会って懐かしいという感情しかない。

と、いうことをいかに彼の気に障らないように伝えるかがポイントだ。
なんせ彼は婚姻届まで用意していたのだ。
下手をしたら彼のプライドはズタズタだ。



「……いや、あのですね…」

「好きじゃないのか?」

「……いや、だから」

「好きじゃ…ないのか……?」

「あの……」

「………」




だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
なんか私いじめっ子みたいじゃん!!!
しょんぼりしないで!!
ごめんなさいぃぃ!
なんかごめんなさいぃぃ!!!



「………ぅ」

な、なんか彼泣きそうですけど!?
さっきまでの強気はどこへ!!


「あばばば!!すっ好きです!!好きですから泣かないでくださいぃぃ!!」



――クックッ


へ?あれ?
わ、笑ってる??


「ハハハッ!……あばばばってなんだよ!!」

彼とても面白そうに目を細めている。










――騙された!?!?!?



「にしてもあれだな、泣き落としって男がやってもいけるもんなんだな」


やっぱり嘘泣きなのかよ!!

「騙しましたね!!私の良心を返せ!!さっきのは取り消してくださいっ!!!」
「は?ムリムリ。俺が忘れてもボイスレコーダーが覚えてるしな。」


と、言うと彼はポケットからボイスレコーダーを取り出した。




『………ぅ』

『あばばば!!すっ好きです!!好きですから泣かないでくださいぃぃ!!』


ボイスレコーダーから数分前の私の声が聞こえる。



「……完璧♪」

「ぅぬ〜〜〜!!」


してやられた!!
この策士!!







そして逃げられなくなった私は、策士である彼にこの後も何回かうまいことのせられて、今、私の左手の薬指にはエンゲージリングが着けられている。










「ただいま」

「あ、お帰りなさい!」

「…おい、何やってるんだ!」

「何って料理ですけど?」
「危ないだろ?包丁とかいろいろ…」

「クスクス…大丈夫ですよ?それにそんなこと言ってたら何もできないじゃないですか」

「……心配なんだよ」

「心配し過ぎですよ。……あっ、今この子蹴りましたよ!」

「女の子じゃなくて男の子が生まれるんじゃないか?」

「でも先生は女の子だって言ってたじゃないですか」

「きっとお転婆だな」

「そうですね」



「早く生まれて来い。真愛(まな)

「パパは真愛に早く会いたいんですね」

「そういうママはどうなんだ?」

「私もです」









〜〜おまけ〜〜

「ママーパパー!!」

「どうしたの?」

「ん?どうした真愛」


ある日曜の昼に妻とソファーで寛いでいると、娘の真愛がこちらに駆け寄って来た。

……ん?
なんか足音が一人分多い気が……

「あのね!ゆぅくんとあそんできてもいー?」

ゆぅくん?
誰だそいつは?

「……こ、こんにちは」

初めて聞く謎の人名に首を傾げていると、真愛の後ろから、真愛より少し小さい男の子が緊張しながら出てきた。


「あら、ゆぅくんこんにちは」

妻はこの男の子のことを知っているみたいだ。



「…やぁ、こんにちは。はじめましてだね?君は真愛の友達かい?」

気の毒なほど緊張したゆぅくんに声をかけると、彼はびくりと反応した。

「は、はじめまして!よしおか ゆうきです!5さいです!!!」

成る程、ゆうきだからゆぅくんなのか。

「真愛と仲良くしてやってね」

「パパ!まなとゆぅくんはもうなかよしだからだいじょーぶだよ!!」

真愛が「ねっ?」
と言うとゆうき君は小さな声で「…うん」と言った。
とても気が弱そうだ。




その後、子ども達はバタバタと外へ駆けて行った。




「ゆぅくんかわいかったでしょ?」

ふと、妻が口を開いた。


「…そうだな。気が弱そうだから真愛がいじめてないか心配になるが」

「ふふふ、大丈夫。二人は相思相愛だし。……案外あの二人将来結婚したりしてね!」

「………まぁ、未来のことは分からないけどな」

「真愛をゆぅくんに取られるのが寂しいんでしょ」

「………」

「クスクス…」




まさか18年後に本当に彼に真愛を取られるとは、この時は思いもしなかった。

裏設定的に言うと
『彼』は前から
18歳になったら
『私』を貰う約束を
『彼』と『私』の両親としていたみたいです。



それではそれでは
読んでくださってありがとうございました(*´∇`*)
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