伊達政宗 〜陸奥の独眼竜と呼ばれし漢〜(6/10)縦書き表示RDF


遅れてすいませんでした。

学校が忙しくて・・・・

しかしこれからは1〜2週間に一回は更新します。
伊達政宗 〜陸奥の独眼竜と呼ばれし漢〜
作:竹中煕子



義姫 〜回想〜


義姫はその後すぐに、部屋を飛び出た。

そして、部屋に戻ると、疱瘡にかかる前の梵天丸の小さい時の事を思い出していた。

思えばあの時の自分は梵天丸の事しか頭に無かった。















−・−・ー・−・梵天丸が三歳のときの事−・−・−・−・



「母上様、母上様」

と言って梵天丸が駆けてきた。

「梵天丸や会いとうござりましたぞ」

いつも私はそういってから梵天丸をだっこしてあげていた。

私は、最上家から此処伊達家に嫁いできて今までずっといろいろな事を考えてきた。

(奥羽の大名は皆血縁関係で結ばれているようなものであった。

それ位政略結婚が多かった。)

(皆さんの中には政略結婚しているのならば仲がいいと思う方が多いと思いますが、

反対の場合が多いのです。もちろん最初は仲がよかったりと言うのが多いのですが、

嫁の実家が政治に口出しなどをよくするので仲違いするときがあるのである。

それにその代で仲違いしなくても、政略結婚の効果は一代きりというのが普通であった。

逆に次の代には敵同士というようなこともざらにあった。

だから、義姫は実家である最上家を敵とする可能性があり悩んでいたのだ。

しかも義姫は武術に優れ性格が男勝りなうえに賢かった。

それに兄と仲が良かったのでその悩みは普通の嫁より大きかった。)

だから義姫は一番梵天丸を大切にし、一番可愛がっていた。

このときは、梵天丸さえ守れればよいと思っていた。

いとおしくていとおしくてたまらなかった。

このときは今の状態など考えもしなかった。












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