挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
村人転生~最強のスローライフ 作者:タカハシあん
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

521/990

521 小人の島へ

暑い。クーラーが壊れた。なにも思い浮かばない……。
 勇者ちゃんの教育――と行く前に、いろいろ片付けないといかんか。

「まずは、殿様のところか」

 昼食後、勇者ちゃんと女騎士さんを連れて殿様のところへ向かった。あ、プリッつあんとドレミもいますからね。

 初めて見るものに興味津々の勇者ちゃんを軌道修正しながら陽当たり山の頂上にある、博士(ドクター)らの家に来る。

「うわ~! キレー!」

 下から見るとはまた違ったファンタジーな光景に、オレもしばし見惚れてしまった。

「おっと。いつまでも見惚れてる場合じゃねーな」

 石のように動かない勇者ちゃんの襟首をつかみ、小人族の島へと続く道を進んだ。

 ちなみに女騎士さんは、このファンタジーな光景にはそれほど興味はないようで、勇者ちゃんの護衛に徹していた。

「これどうぞ」

 以前、カイナーズホームで買った飴(林檎味)を渡した。

 それがなんなのかわからない女騎士さんは、頭に?マークを咲かしていたが、オレが小袋を開けて中の飴を口に放り込むと、食べ物と理解して小袋を破って中身を口に入れた。

「~~!」

 険しい顔が一瞬にしてトロトロに溶け、なんとも子供っぽい顔して喜んでいた。

「お近づきの印しにどうぞ」

 飴の入った巾着袋を女騎士さんに渡した。

 多分、女騎士さん流の感謝を表現なんだろう、オレの頭をなでなでしてきた。

 この年で、とは思わなくもないが、まあ、女騎士さんの感謝。ありがたくもらっておこう。

「あー! マリー、なんか食べてる! ボクにもちょうだい!」

 口ん中でゴロゴロしてるのを発見した勇者ちゃんが女騎士さんにねだり始めた。

 そんな和気藹々な雰囲気を振り撒いていると、上空を金色の竜機隊が翔け抜けて行った。

「黒髪の乙女か。早いこと」

 一応、連絡を入れないのもワリーかと、エレベーターに乗ってるときに行くことを伝えておいたのだ。

 まあ、ここは天空回廊(今、命名)。降りられる訳もねーんで先を進んだ。

 浮遊島に渡る前に、なにわら検問所らしきものがあった。

 もちろん、小人サイズ。なので全員を小さくする。

「うわっ! 小さくなった!?」

 なぜかプリッつあんだけは元のサイズなので、自分が小さくなったこを理解しているのだ。

 こちらを見ていた小人の兵隊が、何人かこちらへと駆けて来た。

「ベー様、ようこそお出でくださいました!」

 駆けて来た兵隊さんが、キレイに整列してキレイな敬礼をして迎えてくれた。

「おう。お邪魔するよ。ってか、入んのに、なんか許可とかいんのかい?」

 なにか飾りであるって感じじゃねーがよ。

 勇者ちゃんが辛うじて通れるくらいの門があり、その下には厳重な検問所があった。

「いえ、ベー様の通行は妨げてはならぬと命令されております。ご自由にお通りください!」

「連れもかい?」

「はい! お連れ様もお通りくださいませ!」

 検問所としてどうかと思うが、まあ、この面子で立ちはだかっても全滅するだけか。勇者ちゃんだけでも浮遊島を落とせそうだしな。

「そうかい。なら、遠慮なく通させてもらうよ」

 左右に敬礼する兵隊さんらを横目に浮遊島へと足を踏み入れた。

 入って直ぐは軍事施設なのか、武装した兵隊さんしか見て取れない。

「ベー様!」

 と、竜機から下りた黒髪の乙女とその仲間たちが駆け寄って来た。

「なにも降りて来ることもねーだろうに」

「いえ、我々はベー様の護衛。いついかなるときもお側に控えますか」

 メンドクセーなとは思うが、殿様からしたら必要な対処。他に示さないこともいろいろある。友達なら付き合ってやるしかねーだろう。

「なら、殿様のところまで案内してくれや」

「はっ。畏まりました!」

 歩き出した黒髪の乙女らのあとに続いた。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ