挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
村人転生~最強のスローライフ 作者:タカハシあん
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

383/988

383 おやすみなさい

 せっかく保養地にきたので、今日はここに泊まることにした。

 キャンピングカーをサリネに渡したのでカイナもここに泊まるになった。

「これが世に言うパジャマパーティーか」

 パジャマ姿のカイナを見て、ふっとそんなことを思った。

「なに、突然? と言うか、違うから! 止めてよ、そう言うの!」

 なにやらご立腹なカイナさん。なに怒ってんだ?

「でも、パジャマでパーティーってなにすんだ?」

 パジャマパーティーっては、よく耳にしたが、それがなんなのかはよー知らん。中身おっちゃんにはハイカラ過ぎる。

「男は知らなくて良いよ。あれは、女の子同士がするもの。男は知らない方が平和だよ」

 そーなんだ。まあ、ガールズトークは聞くもんじゃねーしな。

「よし。こんなもんかな」

 昔とった杵柄と言うのか、それとも才能なのか、十畳くらいの部屋がイイ感じに仕上がった。

 低反発マットのベッドに質のイイ掛け布団。マクラもフカフカと、前世の技術の粋を集めたかのように豪奢である。

「お、気持ちイイな、これ」

 うちの結界ベッドもイイが、この低反発マットは更に心地好かった。技術、スゲーな。

 キングサイズのベッドなので、ゴロゴロとベッドの上を転がって遊んでみた。

「子供か!」

「子供で~す!」

 更にゴロゴロを速度をあげて転がり、そして、ベッドから落ちてしまった。アハハ、超たのしぃーっ!

「うん、飽きた」

「飽きるの早っ!」

 ハイ、子供ですから。

 ベッドへと這い上がり、大の字で寝る。うん。気持ちイイ。

「もう寝る?」

「いや、まだ寝ない。カイナ、なんか話して」

 オレくらいのマクラを抱き締め、カイナにお話をねだった。

「……可愛く言ってもあざといものはあざといからね……」

 ちっ。スレた大人め。

「舌打ちしない。まあ、良いよ。なにか飲む?」

「温めた羊乳」

 オレの寝る前の習慣。なんだが、持ってくるの忘れてたわ。

「牛乳で良い? うちのところ牛乳なんだよね」

「なんでもイイよ。牛乳も好きだから」

 乳牛ではないが、うちの村にも牛はいるし、いくらか乳を出して物々交換してたりもする。何度か飲んだが、まあまあの味だったぜ。

 いつものようにどこからか出した温めた牛乳を出してくれた。

「……薄いな……」

 風呂のあとの冷えた一杯ならちょうどイイが、寝る前の温めた牛乳としては薄すぎる。

「そりゃ、あんなドロっとした羊乳を飲んでたらね。これでも濃い方なんだよ」

 そーなんだ。飲み慣れて当たり前になってたよ。

 まあ、不味くはねーし、これはこれで乙なもの。最後の一滴までごちそうさまでした。

「じゃあ、話ぷりーず」

「ハイハイ。わかりました。って、なにを話そうか?」

「カイナがこの世界にきたときのことでも旅をしてたときの話でもなんでもイイよ。どれでも聞きたい」

「この聞きたがりめ」

 おう。オレは聞きたがりっ子だぜい。

「じゅあ、神に呼ばれたところから」

 と、カイナ物語が始まった。






 ノォォォォォォォン!




 なにか、どこかで血を吐くような叫びが聞こえたよーな気がしたが、まあ、気のせいだろう。

 はぁ~。今日は沢山の話を聞けた。イイ夢見れそうだ。

 今日も無事、生きられたことに感謝を。んじゃ、イイ睡眠を。おやすみなさい。
今日はとくになんも思い付かなかった……。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ