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村人転生~最強のスローライフ 作者:タカハシあん
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376 儲けさせんとな

どこかでサリネをサリエと書いたような。修正しないと。
 その前にチャンターさんを回収しねーとな。

 ってことで、馬車で我が家へと戻る。

「……あれ?」

 と、頭の上の住人さんが目覚めた。

 いたんかい! なんて突っ込みはどこからも入らない。いちいちなんか言われんのもメンドクセーから結界で見えなくしてたんだよ。

「やっと起きたか。大丈夫か?」

 結界を解いて風に当たらせる。まだちょっと酒クセーからな。

「……わたし、確か……」

「まだ酒が残ってんだから寝てろ。ほれ、水だ」

 収納鞄から水筒を出して、プリッつあんサイズにして渡した。

「ベー、また変な魔術を覚えたのか? つーか、プリッちゃんがいんのか?」

 荷車に乗るあんちゃんが声をかけてきた。ちなみに山を登り始めたところです。

「これはプリッつあんの能力だな。寄生──じゃなくて、共存体になったからオレも使えるんだよ。詳しくは知らん。って言うか、あんちゃん、プリッつあんと面識あったっけ?」

 オレの記憶には、プリッつあんとあんちゃん絡みなんてねーんだがな?

「お前が家畜小屋を掃除してるとき、よくうちにくるぞ」

「え、そーなん!?」

 あ、いや、掃除のときいねーなとはわかっていたが、全然わかんなかったよ!

「……ほんと、自由なメルヘンだな、プリッつあんは……」

「アハハ! 飼い主に似るじゃないが、似たもの共存体だな、お前らは」

「なんだよ、似たもの共存体って? オレはこんな謎の生きもんじゃねーぞ」

「いや、おれらからしたらお前が一番謎の生きもんだからな。人魚や獣人、エリナ嬢やザーネル嬢、帝国の公爵、果ては魔族まで関係を持つ。それで村人とかぬかす生きもんを、おれは正常とは認めねーぞ!」

 なんかしらん迫力に、思わず反論を飲み込んでしまった。

「ははは! おもしろい関係ですね、お二方は」

「アガダさんも覚悟しろよ。こいつと付き合うってことは非常識と向き合うことだ。胃が弱いとやってられんぞ」

「フフ。それは望むところです。できることならアバールさんの位置に立ちたいくらいですよ」

 前を向いてるからアダガさんの表情はわからんが、魔力の揺れは感じ取れた。さすが魔族。魔力がハンパねーぜ。

「欲しいなら売ってやるぜ。金貨百万枚と、ちと高いがな」

 普段はヘタレのクセに、商売となったら一流の商人にも負けねー奇才を見せる。ほんと、あんちゃんは最高だぜ。

「アハハ! ガンバレ、アダガさん。買えたらあんちゃん以上に儲けさせてやるよ」

 魔族は長命だし、エリナのお守りを任せられる。願ってもないスケープゴ──じゃなくて人材だぜ。

「あ、アダガさん、金貨五十枚で売るよ。こいつの儲けと苦労は比例するからな。つーか、お前の中の計画を話せや! 人魚との商売も考えなくちゃならんのだからよ」

「まあ、もう一人の御用商人が揃ってからだ」

「……今度はどこの種族だよ?」

「東の大陸の商人だよ。アダガさんと同じくあんちゃんの位置を狙ってるから値段を教えてやるとイイぜ」

「ほんと、お前は人の斜め上を行ってるよな。それも飛竜も真っ青な速さでよ。東の大陸の商人と、どうしたら出会えんだよ。まあ、今更だがよ」

「オレの出会い運、マジ最強ってとこだな」

 そうとしか言えんよ。

「はぁ~。それに反論できないからタチワリーよな。お前と出会ってる者としてはよ……」

 フフ。そうだな。あんちゃんと出会えたことには、この運に感謝してるぜ。

 なんて話してたら我が家へと到着した。

「誰だ、あの、変な家にへばりついてる、女? は……」

「今日からここに住むことになった木工職人のサリネだ。よろしくやってくれや。あと、できたものはあんちゃんの店で売ってくれや。作業に集中させてやりたいからよ」

 オレの殺戮阿吽を作ってもらわなくちゃならんしな。他にもいろいろ、とよ。

「お前は、この村を町にしたいのか? 人口増やし過ぎだ!」

 あ、確かに、人を増やし過ぎるとマジーな。なら、広場を町にしてそこに住まわすか?

「ま、まあ、町にする気はねーから大丈夫だ。鍛冶屋は欲しいけど」

「自重する気はないってことか。まあ、好きにしたら良いさ。どうせお前ならなんとかするんだろうからよ」

 うーむ。そう言われると、本当に自重しなさそうで怖いな。その辺も考えんとならんな。

「ベー! どこ行ってたんだよ!」

 と、離れの前で、目覚めたチャンターさんが叫んでいた。

 この人にも儲けさせんとならんな。クックックッ。
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