挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
村人転生~最強のスローライフ 作者:タカハシあん
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

352/992

352 旅立ち

 ──陰謀か!?

 なんて言うイベントが二度も用意されてる訳もなく、すんなり我が家へと帰ってきた。

 帰ってきたのだが、なんか邪魔なもんが庭にあるんだが?

「タケルか?」

 あ、いや、タケルのジェット機ではねーか。アレ、水の上に降りられる垂直離着機、とかなんとか言ってたし、カラーリング青だし。

「エリナのか?」

 あんまりジェット機にもロマンを感じねーので種類なんてわかんねーが、色の判別くらいは出来る……と信じたい。

「まったく、迷惑な」

 ファニー号を飛び出すために山部落全体に結界を張り、音や物、風などを遮断する仕掛けをしてるので近所迷惑にはなってねーとは思うが、我が家に迷惑でしかたがねーな。

「と言うか、ジェット機にくっついてるメルヘンはなんなんだ?」

 まるで亀虫がごとくジェット機にくっついてる数……名のメルヘンさん。なにしてんの?

 超気になったので尋ねようとしたら、反対側に誰かいることに気が付いた。

 どちらさん? と、回って見ると、ねーちゃんたちだった。

「ねーちゃんたち、なにしてんだ?」

 帰ってくるの早いな。今日はもう終わりか?

「いや、帰ってきたら見慣れないものがいっぱいあったから……」

「君んちはいったいなんなの?」

「朝なかったのに夕方には家が出来てたり、こんな変なのあったり、どんな摩訶不思議な村なのさ?」

「いくらベーでもやり過ぎよ」

 なんかオレが原因になってるが、オレ、関係ねーよ。いや、ドワーフのおっちゃんの家は創ったけど、他のオレじゃねーじゃん。

 とかなんとか言ったところでりかいしてくれる訳もないんで、肩を竦めて見せた。

「勝手に言ってくれ」

 今日はねーちゃんたち付き合う元気もねーんでな。もうオレが原因でイイよ。メンドクセーわ。

 そのまま行こうとしたら騎士系ねーちゃんに呼び止められた。なんなん?

「わたしたち、明日出ることにしたわ」

 出る? ──あ、ああ、はいはい。冒険に出るっことね。なんのことかと思ったよ。

 すっかり忘れてたが、ねーちゃんたち冒険者で渡りだったっけな。長いことうちにいたからうちの子になってたわ。

「ってことは護衛の仕事でもあったのかい?」

「ええ。マームルさんに護衛の依頼を受けてね、カムラに行くことにしたの」

 マーブル? チョコレートがどうし……あ、ああ! マームルじいさんね。ハイハイ。まったくなんで突然チョコレートが出てくるんだと思ったわ──ってのはマームルじいさんには秘密ね☆

「そうか。仕事見つかって良かったな。なんか準備あるなら夕食後にきな。ねーちゃんたちには世話になったから餞別代わりに物資をやるぞ」

 いろいろ迷惑掛けたし、サプルやトータが世話になった。オレもアリテラからは貴重なものをもらったり、おもしろい話を沢山聞かせてもらった。命の湯の代金以上にもらったしな。

「ありがとう。なら遠慮なく頂くわ」

「うん。収納鞄があるし、料理は沢山もらって行きたいしね」

「そうね。今度いつこれるかわからないしね」

 アハハ。さすが冒険者。遠慮がねー。

「おう。入るだけ持ってけ。棚が減って助かるわ」

 まだまだ我が家の保存庫には食糧が詰まっている。収納鞄四つくらいではびくともしねーわ。

「んじゃ、今日はゆっくり風呂入って、旨いもん食いな」

「いや、ここ最近、毎日それだよ」

「フフ。そうね。もう当たり前になり過ぎて明日からの旅が不安になるわね」

「まあ、出たら出たでなんとかなるのが冒険者。我ながらたくましいもんよね」

 確かに。このくらいで堕落するようなら冒険者失格。長生き出来んだろうて。やっぱ、ねーちゃんたちは実力派の冒険者なんだな。

「まあ、その日を生きるのが冒険者。ほら、酒だ。今日生きた自分たちに乾杯しな」

 収納鞄から酒樽(小)を四つ出してねーちゃんたちに渡した。

「ありがとう。これも遠慮なく頂くわ」

「おう。んじゃな」

「──あ、ベー!」

 行こうとしたらアリテラが叫んだ。どーしたん?

「あ、ううん。なんでもない……」

 なんでもない顔ではないが、それをわからぬほどアホではない。

「夜、最後の話を聞かせてくれるか?」

 その問いにアリテラは笑顔を見せ頷いた。

「任せて! とっておきの話を聞かせてあげるわ」

 おうと返事して家へと向かった。
今日も残業明日も残業。書けない読めないが一番ストレスが溜まる……。
昨日は一日中読んでましたけどね。書くの忘れるくらいに。一旦読み始めると止まらないんです。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ