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村人転生~最強のスローライフ 作者:タカハシあん
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186 王都へ

「トータ。オレが家にいない間、オカンを頼むぞ」

 いろいろ準備はあるが、まずやらねばならないのは家の、いや、家族の安全だ。

 それを五才児にとは今更だ。やればできるスーパー幼児トータくんなんだからな。

「うん! わかった!」

 任され、認められたことが嬉しいのか、立ち上がって返事した。

 まあ、トータに任せなくてもうちの防衛は万全だし、オカンには結界を施してある。とは言え世に絶対はねー。用心に用心を重ねるにこしたことはねぇからな、トータにはがんばってもらおう。

 さて。家の安全はこれでイイとして、次なる問題(準備)は家畜の世話だ。

 家畜の世話はオレの仕事であり、重労働なのでオカンやトータには任せられねーんだよ。

 なんで困ったときの冒険者ギルドだ。

「姉御。シバダたちに指名依頼をお願いしやす。依頼内容はうちの家畜の世話。日数はまだ決まってないですが、一日の報酬は銅貨五枚でお願いしやす」

「どこかにでかけるの?」

「はい。ちょいと王都まで行ってきやす」

 そう答えたらなにやら変な顔をされた。なぜに?

「……まあ、ベーだもんね。わかったわ。受理します」

「ありがとうございやす。シバダたちが受けたらうちまでくるように伝えてください。家畜の世話の仕方を教えるんで」

 まあ、シバダたちも村の人間なので家畜の世話は小さい頃からやってはいるが、うちの家畜小屋は他と違うから教えないと戸惑うのだよ。

 仲介料を足して姉御に渡して冒険者ギルドを後にした。

「次は村長っとこだな」

 村長の家に行くと、家のもんが庭先で農具の手入れをしていた。

「おう、村長。種蒔きは終わったのかい?」

 種蒔きは一家総出でやるので、村長も野良仕事スタイルだった。

「ああ、なんとか終わったよ。今日はどうした?」

「王都の件だ。ワリーがしばらくうちを空けるから薪は待ってくれな。帰ってきたら払うからよ」

「なんだ、珍しいな。お前が家を空けるなんて」

 生まれてこのかた夜更かしはしても外泊はしたことがねーんだよ。

「まーな。いろいろやりてーことあっからよ。泊まりで行くことにしたんだわ」

「ああ、わかったよ。薪のことは心配せず、好きなだけ行ってこい」

 あっさりと許可を出してくれた。

 まあ、常日頃からの行いが大事ってことだ。

 村長らに感謝と挨拶を送り、次の目的地、海部落へと向かった。

「元気に働いてっか?」

 工房で働くじじばばどもに挨拶する。

「おう、ベー。久しぶりだな」

「随分とご無沙汰だね」

 まあ、いろいろ忙しくて会長さんが出港する前の日にきたときからきてねーんだよな。

「ワリー。いろいろあってな、なかなかこれなかったんだよ。早速で申し訳ねーが、できてるもんを荷馬車に積むから出してくれや」

「急ぎかい?」

「ああ。しばらく王都に行こうと思ってな、ここで作ったもんを試しに売ってみんだよ」

 前に行ったとき商人ギルドで屋台権を買っておいたので商売はできるのだ。

「お前が言うと当たり前に聞こえるから不思議じゃな」

 まったくだと皆が同意の頷きをした。なんだいそりゃ?

 なんだかよくわからんが、時間がないのでスルーしとくか。

 総出で倉庫から荷馬車に積み込み、載せられものは収納籠に入れた。

「じゃあ、またしばらくこれねーが、王都で土産買ってくっから隊商用の分を頼むわ」

「おう、任せておけ」

 じじばばどもに手を振り、我が家へと帰り、荷馬車をそのままにあんちゃんち(店)に行く。

「おう、あんちゃん。暇してんな」

 まあ、こんな辺鄙な場所で店出して繁盛してんのもどうかと思うがな。

「暇じゃねーよ。商品の整理で休む暇ねーわ」

「整理って、もう店ん中は商品で溢れてんじゃねーかよ?」

 王都の雑貨屋以上の品揃えだし、整理されてんじゃん。

「おれも広場に店だすからな、そのための整理だよ」

「ふ~ん。あんちゃんも働くな。体壊すなよ」

「わかってるよ。で、なんか用か?」

「おっと、そうだった。近いうちに王都に泊まりで行ってくっからよ。なんか欲しいもんがあるなら買ってくんぞ」

「……まったく、お前は突拍子もないことをさも当然のように言うよな。村人が気軽に行けるとかあり得ねーからな」

「まあ、オレにはコネがあっからな」

 人脈(ルククは竜だけど)は力なりってな、より良い生活を送りたいなら金と力をもってるヤツとは仲良くしておかんとねっ。

「んで、なんかあるか?」

「なら、一流どころの武器と防具を頼むわ。さすがに二流品だけでは店の信用もわりぃからよ」

 確かにオレの創った二流品(まあ、三流品がほとんどだがな)では見栄えもワリーか。

「あいよ。任された」

 いろいろ準備をし、もう見てたんじゃねーのと突っ込み入れてーくらいのタイミングでルククがやってきた。

「ルクク。今日は王都まで頼むな」

「くるぅう!」

 任せろとばかりに一鳴きした。

 一度家に戻り、お出掛けように準備してルククの背に跨がった。

「んじゃルクク、ゴー!」

 いざ、王都へ!
佐渡島観光かと思い気や仕事になっちゃいました。
でも夜は飲み会。投稿できたらします。
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