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村人転生~最強のスローライフ 作者:タカハシあん
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182 よく学びよく遊べ

生まれて初めてのカーフェリー。酔った……。
未だに気持ち悪くてなかなか思い付かない。でもなんとか書けた。まあ、いつものように雑ですけどね。
「ルククはきてねーか。なら今日は港の拡張とかすっか」

 そろそろかなと思ったが、戸を慎重に開けてもルククの姿はなかった。

 ドワーフのおっちゃんの家は昨日で無事終了した。

 つっても完成と言う訳じゃなく、住んで行って不便なところが出てきたり、こうしたら便利と言うのが出てきたら改造したりするってことだ。

 いつもの朝の仕事を終え、朝食を取ってしばらくしたらデンコがやってきた。

「兄貴、おはようですだ」

「おう。おはよーさん。ワリーが、薪を集落に運ぶから帰ってくるまでトータらと遊んでろ」

「おらも手伝うだよ」

「イイよ。手伝ってもらうような仕事じゃねーからな。遊んでろ」

 薪は昨日のうちに積んであるし、下ろすのはシバダたち任せ。苦労なんてどこにもねーよ。

「だ、だか、兄貴が働いてんのに弟分のおらが遊んでるなんてわりぃだよ」

 前世の意識(常識)が強いので働きに対する姿勢がデンコたちと違う。

 今世のオレは仕事は趣味みてーなもんだし、やりてーことしかやってねー。だが、この時代に生きる者にとっては仕事は食うための糧であり、生きるための当然の行動になっている。

 ましてや師弟制度が何百年と続いているから師に続くのは弟子の義務であり、常識でもあるのだ。

「オレがお前に土魔法を教えるのはオレの都合であり、オレの負担を軽くするためのもんだ……って言ってもわかんねーか。まあ、オレが楽するためにお前に覚えさせてんだよ。だから時間ができたら自分のために使え。それも勉強であり、自分を鍛えるための千載一遇の好機だ……って、やっぱ難しいか……」

 こちらの子は、前世と違って精神年齢は高いんだが、知識は悲しいくらい低い。なにより言葉を知らなすぎるのだ。

 この壁は予想以上に高く、泣きたくなるくらい教えることを阻害しているのだ。

「んーとだ。オレの教えは『よく学びよく遊べ』だ。つまり、学ぶことも遊ぶこともできるそんな男になれってことさ」

 仕事仕事じゃ人生つまんねーが、遊びだけでも人生はつまんねーもんだ。どちらもバランスよくやれば人生に張り合いが出るってもんだし、自分の存在意義を知ることもできる。

「まあ、今はわからなくてもイイし、オレの弟分になったらオレのやり方に従え。それがどうしても嫌なら嫌と言えよ。別にそれに怒りはしねーし、お前のやりたいように進ませてやっからよ」

 ほれと、デンコの背を押してやり、トータらと遊ぶように促してやった。

 七才で働きに出るのが常識とは言え、まだまだ遊びたい盛り。直ぐに遊び(ゴーレム将棋?)に夢中になるガキんちょども。

「あ、タケル。薪運んだら港の拡張すっからよ、潜水艦を外に出してくれや」

 バンパンに膨れ上がった腹を上にして大の字に寝るもう一人の弟分に声を掛けた。

「……わがりまじだ……」

 そんなに苦しいなら腹八分に押さえておけ、とは心の中で言っておく。

 タケルになんでそんなに食うんだと聞いたら潜水艦の自己修復機能のエネルギー供給源はタケルの生命力(的ななにか)なんだってよ。

 オレと出会う前にいろいろ壊し、生命力(的ななにか)が不足して修復できずにいたが、メシが食えるようになって生命力(的ななにか)が増えたから大量に持って行かれているらしい。まったく厄介な介入をしてくれるぜ、この世界の神(?)はよぉ……。

「あと、銃の訓練もしとけよ。弾はいっぱいあんだからよ」

 体が覚えたら創ることなど造作もねー。投げナイフと同じくらいに簡単に創り出せるぜ。

「……ばい……」

「んじゃ、行ってくるよ」

 ちなみにオカンらは今日もサリバリんちでルコの実を加工だ。まったく、その熱意には頭が下がるよ。
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