25:「式神」
僕は、人と違う何かが見えた。それが、よくないこともわかっていた。だから、祖父のやっていたやり方で立ち向かうと決めた。そして、それがあまりにも無謀だったことに気がついたのは、僕が投げ飛ばされ木にぶつかり意識が朦朧とした時だった。必死に手元に転がる石や砂や折れた木の枝を投げて逃げようとするが近づいてくる気配は変わらない。絶対絶命の状況で僕の頭をよぎったのは、式符を投げる祖父の姿だった……。
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