(5)エピローグ
みゆに覆い被さって放った余韻に浸っていたを巧は、自分の下でみゆが気を失っていることに気づいた。
ぺちぺちと頬を叩いてみるが返事はない。
けれど、荒い息の中、みゆの胸が大きく上下していたので、巧は安心してほっと息を吐いた。
みゆのやつ、感じすぎて失神しちゃったかな?
巧は、みゆの中から自分の物を抜きだした。
ぱっくり開いた赤い穴から、トロトロと露が流れ出し、次第に閉じていく。
巧は手を伸ばして、ベッドサイドのティッシュを取ると、彼女の股間を優しく拭いた。
意識のないはずのみゆが、それでも、触られてびくんと動いた。体は快感に正直なのだ。
その様子をずっと壁の男たちが見ていた。
と、巧は、近くにあった小さなプラスチックの箱を取った。それに付いたボタンを操作する。
とたんに男たちの像が消えて、元のミラーに戻った。
「すごいなあ。ほんとに見られてるみたいだった」
巧が小さく呟いた。
そう、さっきまで壁から覗いていた男たちは、本当にいたわけではなく映像なのだった。
実はこれがこのホテルのウリだった。
360度のミラーがスクリーンに変化し、好きな映像を映すことが出きるのだ。
エッチの際に、例えば、豪華なお城の中にいる気分にもなれるし、森の中や、星空の下、草原にいる気分にさえなることもできるのだった。
それらのメニューの中から巧は、覗かれながらするシチュエーションを選んだのだった。
それをみゆには黙って、少し嘘をついて使ったのだった。
「みゆ、すっごく感じてたなあ」
いまさらながら、彼女の乱れ振りに、巧は感動していた。
今まででもっとも激しく、もっとも感じていた。
そのエッチな姿に、思い出すだけで巧の物がまた大きくなってくる。
ベッドに横たわって、ようやく息が優しくなってきた全裸のみゆを眺めながら、巧は一人呟いた。
「みゆには種明かしせずに、起きたら、もう一度しようか?」
巧はにこにこしながら、みゆに添い寝すると、その唇にキスをした。
みゆの唇はまだ、快感の余韻に燃えるように熱かった。
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