露出美少女とピアノで勝負……! ユウくん、決意です!
第80話 いーんやで、メチャクチャにして?
「僕が勝負してやる」
ユウは少女を見据えて告げた。
「もし、僕が負けたら、おまえの言うことをきいてやる」
「……えらい威勢いーやんけ。どーやら、ただのヘタレとちゃうな、自分」
少女の言葉にユウの表情がわずかに動いた。
「そしたら決まりや」
少女は「くすっ」と鼻で笑った。
「九月の上大祭の日、ウチとピアノで勝負や」
ペロリと舌を出して、少女は垂らした前髪を唇にくわえこんだ。
ユウは力を込めて少女の顔を睨み返した。
「期待しとるで」
少女はひるまずに言った。
「ウチのこと負かしたらすごいで?」
視線と視線の応酬―――
舞は黙ったままそれを見守っていた。
緊張で胃がせりあがり、腋の下が汗ばむ感覚……
彫刻のように静止した三人、その沈黙を破るようにして、少女は両腕を後ろに回し、腕をからませて伸びをした。
「もしもウチに負けを認めさすことができたら」
少女は言った。
「ウチのこと、自分の好きにしぃーや」
「えっ……」
少女の発した言葉に、ユウは意表をつかれてたじろいだ。
「いーんやで、ウチのカラダ、メチャクチャにして。ウチ、そーゆーの、けっこーエロいで!」
斜に構えたような少女の言葉―――舞は黙ったままそれを聞いていた。
悲しく、痛々しい視線が、対峙する二人を見守っていた。
「ま、もっとも」
サングラス越しにユウの顔を見つめながら、少女は言った。
「ウチのカラダ、ホンマに愛すことができたらの話やねんけどな」
「え……そ、それってどういう……」
少女の言葉の真意がわからずに、ユウは伏目がちに問い返した。
「知りたいか? それやったらウチのコト、素っ裸に剥くことやな」
少女は左手で胸を隠しながら、ピチピチのシャツをもちあげてみせた。
それって、いったいどういう……
第80話 終
生時さん、もしかして病床で読んでいらっしゃいますか?
元気になったらまた顔を見せてくださいね^^
さて、ブログでボードレールの詩論について少し述べてみました。
ついでにりさこが所蔵する旧約聖書「出エジプト記」のヘブル語版の貴重画像もご覧いただけます☆
記事URL→ http://risako-novels.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-22e0.html
結局、相手のペースに押し切られてしまうユウ……大丈夫なの? それに少女の言葉の真意は……?
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