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ついにブチキレた妹のあや。よりによって秦先輩にビールをぶっかけて……
第70話 迷惑料
「……ガキィー」
 秦はビールで濡れた前髪もそのままに、片膝を立ててあやの顔を睨みつけた。
「ざけたマネしてくれんじゃねーか、このクソジャリ」
 秦の左手があやの胸元に伸びた。
 ブチッと音がして、上着のボタンがはじけ飛んだ。
「あっっ」
 あやの体がグラリと揺らぎ、秦の腕の中へと収まった。
 あやはそのまま、その場に尻餅をついて座り込んだ。
 左手の五指をあやの左胸にあてがい、秦は完全にあやの体を手中に収めた。
「てめー、早坂」
 秦は恫喝した。
「てめーの妹、クリーニング代だけじゃすまされねーぞ?」
「あっっ、あやぁーっっっ」
 ユウは思わず立ち上がった。
「いやあ、お兄ちゃん、たすけて……!」
 胸を鷲づかみにされたあやが、助けを求めて悲鳴を上げる。
「迷惑料十万―――それで今回は勘弁してやんよ」
 秦はペロリと舌を出して顔についたビールの雫を舐めとった。
「じゅっ、十万!?」
 ユウの顔が青ざめる。
 そんな大金、どうやって……
 ユウは言葉を失ってその場に立ち尽くした。
 ど、どうすれば……
 目の前が真っ暗になりかけたその時だった。
「ちょー待てや、コラ」
 一人の少年の声が、その場の沈黙を破った。
(えっ……?)
 一同の視線が声の主に注がれる。

 その先にいたのは……

                                     第70話 終


新年、あけましておめでとうございます☆
別の連載小説を完結させていた関係で、更新が2日になってしまいました。
お年賀、遅刻してごめんなさい<(_ _)>
ブログで新しいピアノ曲をアップする予定です。
作ったところまでアップしていき、完成までの経過を楽しむという企画なんです。
またお知らせしますね☆
あやが第二の被害者に……!? そんな時、一人の少年が立ち上がって……
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