ついに一線を越えた秦。撮影だけでなく、ついに肉体的接触を……?
第63話 オトコオンナの嬌声
「いくぜ、麻生」
秦は剥き出しにされた麻生の尻を勢いよく鷲づかみにした。
ばしっ―――人間の肉と肉とがぶつかりあう大きな音がした。
「はあっ」
麻生は悲鳴とともに大きく身を震わせた。
(りょ、両手でお尻さわった……!)
ついに一線を越えた秦に、ユウの良心が激しく動揺する。
「もっと腰入れてガラスに密着させねーと、外からきれいに映らねーだろ、麻生?」
秦はそのまま力を入れて麻生をガラスに押し付けた。
抵抗することもままならず、麻生はなすがままにガラス面にへばりついた。
形のよい二つの乳房が中央に寄って、そこで隆起した乳首もろともベチャリとつぶれていた。
頬、唇、掌、そして×××―――肉という肉が冷たいガラスに密着し、みっともなく押しつぶれて滑稽な姿をさらす。
汗、唾液、そして体液……ガラスを伝う薄く濁った液体。
「どーだ、麻生。窓の外の眺めは?」
秦が問いかける。
「はあっ、はああっ」
荒い息に肩を上下させる麻生。
圧迫された胸がつぶれんばかりに脈打った。
「解き放たれるだろ、何もかもが」
吸い込まれるような眼下の光景―――秦が囁く。
麻生は答えなかった。
嗚咽をこらえ、胸を落ち着かせるのが精一杯だった。
窓の下を行き交う学生たちの影、古びたコンクリの校舎の列……
全裸のままそれを見おろす自分。
「もっと感じてみろよ」
秦は後ろから麻生の股間に手を入れた。
「その快感を……な」
形のよい割れ目をなぞるようにして指を入れ、その第一関節を折り曲げて鷲づかみに×××を握る―――
くちゅっ
水を含んだスポンジのように、秦の人差し指を伝って、粘着性の液体が糸を引いてしたたった。
「あああっっ」
麻生はこらえきれずに声を上げた。
オトコオンナと呼ばれ続けた女の嬌声―――
次第に目覚めてゆく、女としての自分。
自分自身を女として認識した瞬間―――
第63話 終
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目覚めてゆく麻生のカラダ。それを弄ぶかのような秦勇一郎の演出……
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