秦の過激な要求になすがままの麻生。恥ずかしいポーズを強要されて……
第53話 ヘア……!
くいっ―――ショーツの上端に三つ指をついて、麻生はそれをもちあげた。
股間に食い込むレースをあしらったそれ―――ほとんど褌。
(麻生先輩……)
ユウは正視することができずに目を伏せた。
(なんであんな先輩なんかのいいなりに……)
「次さ、ケツんとこ、こうもちあげてさ」
麻生を窓辺の台に横たえると、秦はショーツをもちあげるように指示した。
「は……はい……」
尻の割れ目に手をあてがい、その部分をもちあげてみせる麻生。
戸惑いの色がありありと目に浮かんでいた。
「よーし、そのまま持ってろな」
秦はシャッターを切った。
「ハ、ハイ」
麻生はなすすべもなく頷いた。
(麻生先輩、い……いい……)
悶々としながら撮影を見守るバンダナとメガネ。
ユウも固唾を呑んでそれを見つめていた。
信じられない気持ちでいっぱいだった。
(麻生先輩があんなカッコしてるなんて、なんかまだウソみたいな……)
気がつくと、麻生はユウに背を向けて立っていた。
顔をこちらに向け、ショーツに手をかけたまま秦の指示を待つ―――
「よし、もうちょいケツめくれ、麻生。半ケツだよ、半ケツ」
言われるがままにショーツをさげる麻生。
形のよい尻の割れ目が、股の付け根近くまで露出する……
(ホントに脱ぐんだ、麻生先輩)
今さらのように実感がこみあげる。
(ユウくん……)
そんなユウの思いを感じながら、麻生は羞恥に顔を火照らせた。
「よーし、それじゃ次」
秦はデジカメを構えながら言った。
「下、脱げ」
し、下から!?
バンダナ、そしてメガネの目の色が変わった。
そんな、まさかヘアから……!?
秦の意外な要求に、麻生は狼狽して思わず腕を押さえて指を立てた。
反射的に身をよじりながら―――
第53話 終
ブログの画像ギャラリーに秦先輩の撮影風景をアップする予定です。
次回の更新にあわせられたらと思ってます☆
とりあえず、お楽しみに……
テカ、お楽しみ画像だけ見て記事を読まない人が多いのが悲しい……
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