次は苦手の英語。でも、となりの席は憧れの舞さん。幸せ気分のユウだけど……?
第3話 天使みたいな舞さん
ヌード・ビーチ―――どこまで本気か知らないけれど、そんなヒッピーみたいなことして、本当に大丈夫なのかなあ……
おまけに、いつのまにやら関係者にされてるし……
そんなブルーな気分で講義を終える。
おかげで、ぜんぜん頭に入らなかったよ、静体ラーメン構造……
そんなことを考えながら、中庭に面した三号館一階の語学教室へ……。
これから苦手な英語の授業―――でも、ちょっとだけ幸せ。
なぜなら……
ユウは横目でとなりの席を覗った。
シャンプーのコマーシャルに出てくる女の人のような、本当にきれいなセミロングの栗毛、白くて抜けるような清楚な横顔―――舞さん。
ホント、天使みたいにきれいで……
ユウは隙を見て何度も舞に視線を走らせた。
せめて声をかけることができたら―――何度もそう思った。
でも、話しかけて気まずくなったら困るし、第一、話題がないし……
ちらっ、ちらっと視線が泳いだ。
「オイ、コラ、速水ィ、ワレェー」
割れ鐘のような講師の声。
「ひっ」
ユウは椅子から飛び上がらんばかりに身を震わせた。
「テメー、なによそ見してんだ? 俺が准教授になれなくてもいいってぇーのか? ただでさえコマ数へらされて生活苦しいってぇのに、ワレ!」
「えー、ちがいます。そんなこと思ってな……」
必死で首を横に振るユウ。
「あーあ、しらけちまったじゃねぇか」
完全に八つ当たりの万年講師。
しぃーんと静まりかえる教室内。
うわー、舞さんまで完全無視……
さっきまで彼女といちゃついてたバンダナが、あわてて教科書をめくりはじめる。
な、なんで僕だけぇー!?
一人だけポツンと立たされたまま、講師の説教に耐えるユウ。
ああ、泣きたいよ……
第3話 終
舞さんの前で失態ばかりのユウ。恥ずかしすぎます……(;_:)
次回、舞さんにバンダナ一派の魔の手が!? 女子寮に波乱が……。
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