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美人の妹のえっちなカラダに悩殺されるユウ。そこにバンダナがバイト話をもってきて……
第24話 妹のカラダ
 翌朝―――
「ふーん、ここがお兄ちゃんの大学かぁー……」
「だから、なんでおまえまで大学についてくんのっっ!?」
「だってお兄ちゃん、ちゃんと勉強してるかどうか、あやしーんだもん。うっわー、しょぼい大学―――……」
 あやの冷たい視線……
「今日からは大学、休みだってぇーの!! 僕は上祭(じょーさい)の準備なのっ!!」
 変に嗅ぎまわられでもしたら、僕のヤバイ人間関係がモロバレにーっっ!
 それがすべてのユウだった。
(そ、それにしても……)
 ユウはゴクッと唾を飲み込んだ。
 シースルー素材のキャミソールに、紐なしの透けブラ……セクシーに発育した妹のカラダ。
(わ、わが妹ながら、なんていいカラダしてんだ、こいつ……)
 め……目のやり場に困る……
 次第にかたく盛り上がる下半身。
(うわああ〜っ、妹相手に、なに勃起してるんだ、僕はーぁっっ)
 自らの性本能に自己嫌悪することしきりのユウ……
「やあ、ユウくん。アタマ、大丈夫? ……って、いつものコトか」
 そう声をかけてきたのは、メガネの浜くん(19歳・医学部医学科)。呆れ顔でツカツカとユウの背後に歩み寄る―――
「はっ!?」
 ユウに寄りそうようにして身を寄せる、女子高生風の美少女……
 か……か……かっ……かわいいいいい――――――っっっ!!?
(な……なに!? ユウくんの何なの、この子っっ!?)
 かつてない興奮に我を忘れてメガネを上げ下げするメガネ。
「じゃあ、僕ね、上祭の仕事あるから、一人で見物してとっとと帰ってね、ハイッ」
「ふーん……上祭って何やるわけ?」
 あやしいものを監視するかのような、あやの視線。
「はっ……ははっ、よろしかったら、ボクがご案内しましょうか? ボクは医学部二回生の浜……」
「けっこうですっ」
 あやは、速攻でメガネの申し出を拒否(キョヒ)った。
「は……はは……うちの妹、男嫌いなんだぁね」
 ユウは「コラ、あや!」と叱りつける素振りを見せながら、メガネくんに手を合わせた。
(そ、そげなあー!?)
 い、一秒でフラれた!? てか、顔も合わせずに!?
 けれど、背を向けたあやの後ろ姿を見つめるメガネの頭に、新たな考えが群雲のように湧き起こった。
(しかし、男好きのパープリン女よりも、逆にかえってむしろなおさらひるがえって……いいっ!! こ……好みだっ)
 改めて「ゴクッ」とあやに見惚れるメガネ。
「おっ、ユウ。めずらしく遅刻しねぇで来たじゃねーか」
 上機嫌のバンダナ―――余裕の重役出勤。
「あっ、どーもっ、こんにちは、木村クンっ!!」
 ユウは反射的に頭を下げた。よくしつけられた犬だな……
「あっ、そうそう。上祭の出し物、ヌード・ビーチのほかにリオのカーニバル風サンバも追加したでな! ケツとかくいこみよ? くいこみ!」
 ポンとユウの肩に手を置くバンダナ。
(うわー、やめてぇー、その話題っっ!!)
 冷や汗の止まらないユウ。
「ふっうーん、ヌード……ね……」
 あやの軽蔑の眼差しが突き刺さる。
 これじゃ、ただのエロエロコンビだよ―――泣きたい気持ちのユウだった。
「それはそーと、おめさんにバイト話を持ってきてやっただぞ、ホラ」
 バンダナは付箋のついた求人雑誌を差し出した。
「えっ……ええっ、ホ……ホントですかっ? で、なに?」
「ああ、俺がこないだまで塾講(ジュクコー)してたトコなんだけどよ」
 ユウは付箋の箇所を目で追った。
「なっ……なにコレ!? フンバリーノ学園―――っっ!?」
 あ……あやしーっっ!!
 いったい何をふんばる塾なんだ!?
 でも、時給はいいし、バンダナの紹介だし……
「ま、いわばおめは俺の後任だでよ。塾長にも言ってあるから、よろしくたのむわ、な」
 いいようにバンダナの仕事を押しつけられた気がしないでもないけれど、今はお金も必要だし、あとで行ってみよっか……

 思えば、それが新たな事件の火種だった。

                                     第24話 終
フンバリーノ学園……見るだにあやしー塾名ですけれども……。
次回、小学生にしばき倒されるユウ!? ひょんなことから剣道をやることに……?

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