ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
千佳に言われ、一応、ユウの見舞いに来た舞ですが、そこで見た光景とは……
第22話 夢精でもしただ!?
 メモを片手に諏訪盆地病院の入院棟へと向かう一人の女子学生―――藤沢舞。
(……なんだかんだと言いつつ、結局、来てしまった……)
 舞は複雑な表情のまま、204号室の前に立った。
速水(はやみ)くん、合コンの時も、一応、私をかばおうとしてくれたわけやし、お見舞いくらいは……ね)
 ノックをして引き戸を開ける。
 カーテンに閉ざされたユウのベッド。
「あ……あのぉー……速水……くん?」
 舞はゴクッと唾を飲み込んだ。
(何か今、ツーンと臭いが……)
 おかしな雰囲気を感じながらも、舞は意を決してカーテンに手をかけた。
「入る……わよ?」
 ジャッ
「えっ」
 不意をつかれて慌てふためくユウの声。
「ひっ」
 目の前の光景に、思わず息を呑む舞。
 まず飛びこんできたのは、下着姿の女の人。
 それが速水くんのベッドの上で四つんばいになって……!?
 もしかして、麻生先輩!?
「ぎゃ―――――――っっ」
 舞は思わず両手で顔を覆った。
「なっ……何してはるんですか、麻生先輩!?」
「ふっ、藤沢!?」
 下着姿でユウに覆いかぶさろうとしていた麻生先輩が振り向く。
「あっ、あのぉー、これはねぇっ、ええぇーっとぉっ、だからぁ」
 必死で舞に無実をアピールしようとするユウ。
(も、もしかしてこの独特の刺激臭って……まさか!?)
 舞は指の隙間からチラッとベッドの様子を覗った。
 一箇所だけ奇妙に盛り上がった布団の突起―――それがビクン、ビクンッと大きく揺れて……
(ひぃぃぃーっ、なにアレ!! う、動いてる!?)
 目の前の光景に釘づけとなる舞―――
 なぜか目が離せなくて……
 ノッ……ノォォ―――――っ!!!
 ユウは心の中で叫び声をあげていた。
 ちょっ……止まれーっ!? てか、なんで止まんないのっ!?
 あ〜っ、なんでいつもこーなんだよぉぉぉおォォ!?
(でも、まだバレてないっ、バレてないっ……あせるな、あせるなぁぁぁ〜っ!!)
 作り笑いを浮かべながら、さりげなく二人の視界からそれを隠そうとするユウ。
(み……見ちゃった……は、速水くんの射精……それも、パンツの中にしてるとこ……)
 舞は思わず生唾を飲み込んだ。
 目を皿のようにして、元気づくユウのアレを見つめる先輩。
(す……すごいかも、速水くんのピストン運動……人って見かけによらないんだ……)
 人体の驚異を目の当たりにし、あっけにとられる二人……
「速水さーん、シーツ、交換しますからねー」
 ジャッと音がして、おばちゃんナースがその場に割って入った。
「あら、やだくって、もぉー。速水さんたら、いい年して夢精でもしただーっ!? 中学生じゃあるまいし〜、それも彼女の前で……くっさ〜っ」
 お……終わった……
 おばちゃんの前で、ユウの意思とは無関係に、まだピコピコと上下する元気なそれ……
「ほう、パンツ脱いで、脱いで!」
 その光景に「うっわー」とどん引きする、舞と先輩。
 き……気まずい……てゆーか、恥ずいよ、ウチらまで……
 二人はそそくさと病室を後にした。

 その後、あまりの気恥ずかしさに、退院を一日くりあげたユウだった。

                                     第22話 終
すでに慣れちゃってる感じのベテラン看護師さん。でも、舞たちはどん引き……
次回、ユウに美人の妹が!? 諏訪盆地、激震の予感です!
りさこの公式ブログです☆ 気になるお話、いっぱいです♪
りさこのギャラリー☆画像がいっぱい  小説の原作漫画やCGなど、いっぱいです♪
写真集〜「恋ひな」「恋ピア」 小説の舞台となった諏訪市の写真集です☆
りさこの動画のお部屋  りさこのいろんな動画がいっぱいです