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LUNAQUEST 作者:昼空卵

翠緑に抱かれて

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翠緑に抱かれて・2

「っ……! あっぶねーなぁこのやろぉ!!」
 咄嗟に前転して間一髪、ミルローネは"それ"の攻撃を避けていた。
 即座にサーベルを抜き放ち体勢を立て直したところを見ると、切り裂かれたのは髪だけで負傷はしていないらしい。
 ルナは襲撃者の姿をはっきりと捉えた。
「クマ……!?」
 "それ"は優に自分の倍以上の身の丈を持ったクマだった。目を血走らせ、口元は赤く染まっている。
 今までルナが見たクマの中で最も大きく、そして振りかぶる爪は異様に鋭く見えた。
「下がれッ!!」
 即座にルドリアが大盾を構えてクマの前に立ち塞がり、続いての攻撃を防ぐ。爪が盾を引っ掻く嫌な音が森に響いた。
 興奮状態のクマは咆哮を上げ何度もルドリアの盾に爪を振り下ろしていく。
「くっそ……! いきなりなんなのコイツは!?」
 迂闊に受け流すと空いた躰に爪が降ってきかねない猛攻。
 ルドリアは魔術で筋力を強化しているおかげで真正面から攻撃を受け止めることができているが、彼女の表情を見ればそう長くは持ちこたえられない事がひと目で分かる。
 相手の力があまりに強すぎるのだ。
 エリチェーンとクリフがふた手に分かれ、両側から矢を射掛ける。胴体に突き刺さるも、その勢いは止まらない。
「にゃんでこのクマ、こんにゃに興奮してるのっ……!?」
 縄張りを侵した相手を追い出しに来たというより、最初からこちらを殺しに来ているようにしか見えない。明らかに異常だ。
 人の味を覚えてしまった獣は、容赦なく襲い掛かってくるとルナは聞いたことがあった。
 しかしここは聞いた限り人が頻繁に立ち入るような場所ではないし、そもそもラフィから聞いた危険とは狼のことだったはずだ。
 この巨大なクマが人の味を覚えてしまった個体だと考えるには無理があると思った。ではなぜ、とルナの頭は疑問で埋め尽くされる。
「気をつけろ! 『魔獣』だっ!!」
 それを解決したのは、エリチェーンの鋭い声だった。
 "魔獣"。
 その単語に、ルナは身震いする。それはこの世界で生きる誰もが認める、害悪の化身の名だった。
 このクマが魔獣であると考えれば、その異様な凶暴性にも説明がつく。
「生半可な攻撃じゃ止まらない! ありったけ矢を叩き込め!」
「わ、わかった!」
 再び矢を放とうと構えたクリフに向かって魔獣が突進する。
「うわっ!?」
 咄嗟に彼は木を盾にして逃れるが、あれでは矢を放つ暇がない。
「オマエの相手はアタシだろうがぁっ!!」
 魔獣の横っ面をルドリアが強かにメイスで叩きつけ、牙を一本叩き折った。
 その一撃は、注意を再び向けさせるのに十分だったらしい。
 再び魔獣の狙いが彼女に戻り、爪が盾を強烈に引っ掻き続ける音が森に響く。
「っ!?」
 突如魔獣が両手を振り上げた。ルドリアを抱き込もうとしているのだと判った。
 捕まれば、背骨をへし折られる。
「はにゃれてっ!!」
 叫びに反応したルドリアは距離を取ろうとするが、疲労のせいか足がもたついている。間に合わないとルナは直感した。
 魔獣の強靭な二本の腕がルドリアを捉える――。
「させるかぁっ!!」
 その間際、無防備になっていた魔獣の脇にミルローネが俊足を以って駆け込み、すれ違いざま大きくサーベルで切り裂いた。刀身には光の反射とは違う輝きが宿っていて、ばちりと大きな音が立つ。おそらく、彼女の武器は何らかの仕掛けがあるのだろう。
 痛みに魔獣が悶え、ルドリアがひとまず距離を置く隙を作り出すことに成功したのだ。ただ切り裂いただけでは決してその攻撃を止めることはできなかっただろう。
「おっとぉ!? そういうの喰らいたくないんだよねぇボクはっ!」
 標的をミルローネに移した魔獣がめちゃくちゃにその腕を振り回し、爪で切り裂かんと迫った。
 一撃でもまともに貰えば命を落としかねない相手に、ミルローネはその身軽さで翻弄する。
「ほーらこっちだこっちだ!」
 周囲の木々を盾にし、弓手二人が存分に射抜ける位置に巧みに誘導。標的が移りそうになれば、彼女は即座にちょっかいを出して魔獣を挑発する。
 戦いは順調に流れていた。
「しぶっといなぁ……! さっさと倒れろよお前ーっ!!」
 ――しかし、それも長くは続きそうになかった。
 腹も背中も散々射抜かれ、切り裂かれているのに、魔獣は未だに走り回るほど体力を残している。
 普通のクマならとっくに死んでいるはずの傷を受けても倒れない異様な生命力。魔獣の特徴の一つだ。
 追い掛け回されるミルローネにも疲れの色が見えてきて、止む無くと言った形でルドリアが三度あとを引き継いだ。
 しかし彼女も、メイスを地面に投げ捨て両手で盾を構えているような有様だ。このままでは先に彼女が力負けするのは明らかだった。
「ルニャが引きつける!」
 助けなければならない。ルナは脚に力を込め、地面を蹴った。それだけで自分が風と同化して、一瞬で魔獣の背後を取る。
 そのままルナは魔獣の背中にしがみついて、その爪を思い切り首筋に引っ掛け切り裂いてやった。
 反射的に自分を捕まえようとする腕が迫る前に背中を蹴って飛び跳ね距離を取ると、地面を足先でリズミカルに叩きながら魔獣の出方を待つ。
 ゆっくりと魔獣は振り返り、殺気立った目をこちらへ向けてきた。狙いが目論見通り移ったのが肌で感じ取れた。
「ルナ! ヤツの横っ腹を私達に見せるように誘導できる!?」
 体力こそ十二分に残してあるものの、自分にだって余裕があるわけではない。こんな相手と対峙したことは今までなくて恐ろしくもある。
「やってみる!」
 しかし、自分が今戦いの最中に身を置いていると自覚したその瞬間から、血が駆け巡り躰が熱くなって恐怖を凌駕していた。
 ルナはエリチェーンの指示に元気よく返事をして、緊張を解きほぐすように軽くステップを踏んだ。
 その体力、力こそ脅威だが、魔獣は賢くはなかった。
 疲れの色が見えているミルローネやルドリア、近づかれたら手も足も出ないエリチェーンやクリフを狙えば瓦解の危機すら見えるこの局面で、魔獣は怒りに任せるまま標的を次々と変えている。
 だからこそ付け入る隙があり、勝てる相手だとルナは思えた。
「(ミルローネみたいにはできにゃいけどっ……!)」
 彼女のように巧みに誘導する自信はない。
 幾ら信頼していても、こればかりは共に経験を積まなければ彼女のように立ち回ることはできないとルナは知っていた。
「(ルニャのやり方が、あるっ!!)」
 だから自分にしかできない方法で、致命的な隙を生み出す事をルナは選んだ。
 全神経を研ぎ澄まして、突進する相手の一挙手一投足を捉える。
 相手の動きが鈍く見えた。どちらの腕を振り上げ、どう叩きつけてくるかが見える。
 あとは躰を上手に動かして、当たらない位置に持っていく。久しぶりに戦士として振る舞うが、勘は鈍っていなかった。
「(いいぞ、いいぞ)」
 一瞬の隙を突いて懐に飛び込み、ルナはもう一度その首筋を爪で切り裂く。返り血が頬に飛び散った。
 締め殺そうと魔獣が腕を振るっても、もうそこにルナは居ない。するりと脇を抜けて、とっくに距離を取っている。
「そんにゃんじゃちょうちょも捕まえられにゃいよ?」
 フェルパーの戦士は俊足で一気に距離を詰め、相手の急所をその爪で切り裂く、一撃離脱の戦法を何よりも得意とする。
 気配を断つ技術を利用して弓矢で狩りをする者もいたが、古来より受け継がれてきたこの戦い方の方がルナは好きだった。
 浮かべた不敵な笑みは、“戦士”として立派に立ち回れている自分への賞賛の意味も込めている。
 もう相手には自分しか見えていないようで、猛烈な勢いで突進してきた。
「(ここっ!!)」
 ルナは真正面から魔獣と対峙し、十分に引きつけたところで再び脚に力を込めた。
 今度は風になるのではなく、常人では届かない高さへと跳んだ。
 自分の倍は身の丈がある相手を軽々と飛び越え、予想通り両腕を振り上げ立ち上がった魔獣の爪はかすりもしない。
 これで相手は無防備な身をエリチェーン達に晒した形になった。
 頭上に生い茂る木々の枝や葉っぱの中にルナはその身を突っ込ませる。ガサガサと耳元でうるさく音が響くが、構わず目だけを守りながら再び地面に着地した。
「……!?」
 即座に魔獣を視界に収めると、魔獣の頭に矢が突き刺さっているのが見えた。
 この魔獣に限らず、クマの頭蓋骨は頑丈だ。普通なら矢が突き刺さるはずもない。
 よく目を凝らせば、その謎が解けた。矢は魔獣の目に深々と突き立っていたのだ。
 誰がそんな芸当をやってのけたか。
 一人しかいないとルナは確信してその人物へ視線を向けようとすると、その途中飛び込んできた驚きの光景に目を奪われた。
「いい加減死ねぇーっ!!」
 そんな叫びとともに、ミルローネがルドリアの構えた盾を踏み台に大きく跳躍していたのだ。
 その両手にはメイスがしっかりと握りしめられていて、彼女は大きく弓なりに躰をしならせて振りかぶっていた。
 痛みに悶える魔獣の頭上を飛び越え、躰のバネを連動させて、彼女は力いっぱいメイスを振り下ろす。
 柔らかいものが潰れるような音が確かに響いた。
「へへっ……!」
 華麗に空中で前転を決め、ミルローネは地面に着地する。
 魔獣は最早誰にも狙いを定められない。何もない場所にめちゃくちゃに爪を振り回すだけだ。
 先の一撃が狙ったのは、残った片目だったのだ。
 魔獣は次々と矢を突き立てられ、怒りと痛みで吠えたける。
「終わりだッ!!」
 その咆哮を打ち消すがごとくクリフが叫び、開かれた魔獣の口の中に2本の矢が飛来して突き刺さった。
 エリチェーンとクリフが、同じ場所を狙って見事に命中させたのだ。
 クリフは歯を食いしばり興奮した様子で敵を見据えている。
 エリチェーンは冷や汗一つかかず、その鋭い視線を敵へ向けているだけだ。対照的な姿だった。
 咆哮すら封じられ、魔獣はもがくように腕を動かして地面へ倒れ伏す。
 液体と空気の混ざる気色の悪い音を立てながらしぶとく動き回っていたが、それもだんだんと弱り、ついには完全に動かなくなった。
「たお……した?」
 上がった息を整えながら、ルドリアが慎重に盾の構えを解いた。
 メイスを彼女に返しながら、ミルローネも自分のサーベルを手に様子を伺っている。
 クリフとエリチェーンは、矢を引き絞りながら倒れ伏した魔獣に近づいた。
 矢を放ち、突き立てても魔獣は身動き一つしない。それは即ち、この恐ろしい存在が死んだことを意味していた。
「……勝ったぁ」
「気は抜けない。警戒を続けて」
 その場に座り込みそうになったミルローネが、エリチェーンの言葉に慌てて周囲に視線を配る。
「みなさん大丈夫ですかっ!?」
 頭上からラフィの声がした。ルナは手を上げて応えてみせる。降ろしていいかエリチェーンを見やると、彼女は見上げて言った。
「大丈夫。降りてきていいよ」
 恐る恐る羽ばたきながら降りてきたラフィは、顔を青ざめさせていた。
「魔獣なんてそんな、話には一つもっ……! こんな危険な目に皆さんを遭わせて……!!」
 エリチェーンが慰めるように首を振る。
「いや。狼の群れは居たんだ。……どう現れたかは知らないけど、それをこいつが壊滅させたらしい。だからあの子が逃げてきたんだ」
 そして、草木に隠れるようにしていた狼を呼ぶ。
「おいで!」
 狼は驚くほど素直にその呼びかけに応じて、エリチェーンの掌に鼻先をこすりつけていた。
 エリチェーンは周囲の警戒を頼みながら、跪いて狼の怪我の治療に取り掛かる。
 水で前足の傷口を洗い、軟膏を塗りつけて包帯を巻きつける。簡易的な治療だが、これで十分治ると彼女は言った。
「生き残ったのはお前だけかい」
 人に問いかけるように言うエリチェーンに、狼は悲痛な鳴き声を返すばかりだ。
「仇は討った。もう大丈夫だよ」
 頭を優しく撫で、彼女は立ち上がる。
「派手に暴れたね。薬草、無事だと良いんだけど……」
 その言葉に、全員で足元を見た。
「あーあー……やっちゃった」
 ミルローネが摘み上げたそれは、到底薬としては使えそうにない状態になってしまっていた。
 先の戦闘で薬草があらかた踏み潰されてしまっていたのだ。
「だ、大丈夫です。これだけあれば……」
 バスケットの中身は無事で、ラフィの目的が果たされていたのが不幸中の幸いだった。
「ならすぐ森を出るわよ。またこんな化物と出会ったら洒落になんない」
「あぁ。賛成だ」
 これ以上留まるのは危険だと全員の意見が一致して、ルナ達は足早に森を脱出することになる。
「……エリチェーン」
 その最中、ルナは後ろから迫る音を気にした。
 その音の出処はわかっているし、どんな存在かもよくわかっている。
「ついてきてるよ……?」
 怪我の手当をした狼が後ろをついてきているのだ。
「したいようにさせておこう。今は脱出が最優先だ。流石に森を出てまで追いかけては来ないと思うし」
 エリチェーンのその予想は外れてしまった。
 狼は森を離れることに少し戸惑った様子を見せたが、結局そのまま後ろをついてきてしまったのだ。
 森から十分に離れてルナ達は初めて立ち止まり、そしてその場に腰を下ろした。
 全員で大きくため息をつく。
「二人が一緒に来てくれて助かったわ……。アタシ達だけじゃ、多分あの化物に誰かが殺されてた」
 痺れたのか、ルドリアが盾を地面に置いて自らの腕を揉み解しながら言った。
 最前線で攻撃を受け止め続ける事が役目である彼女が、その"誰か"に該当する可能性が最も高かったのはよく承知していたらしく、その腕は震えていた。
「あんな大物は初めてだったよ! ほんっとぽっと湧いて出てくるよね、あいつら! あーもー、髪の毛変になっちゃってるじゃん……」
 ミルローネは髪の毛を気にして膨れっ面をしている。
「アンタねぇ……。髪の毛ぐらいでグダグダ言わないの」
「だってぇー。ぶー」
 しかしさり気なくルドリアに寄り添い彼女の手を握っているあたり、ミルローネなりの仲間への心配りが見て取れた。
「変異した動物だとは聞くけど、どうして変異するのかはまるでわかっていないもんな……。俺、王都に帰ったら鏃につける毒を買っておくよ」
 魔獣の死体から回収した矢を確かめ、血を拭いながらクリフは言う。
 威力に優れた両手弓でさえ仕留めるのに長い時間が掛かったのだ。毒を利用しなければあのような存在に太刀打ちできないと痛感したのだろう。
「本当にごめんなさい……。魔獣がいるって知ってたら、わたし、わたし……」
「貴女のせいじゃないさ。魔獣の出現は予測がつかないからね。本当ならあの森は情報通り狼が支配していたはずなんだ。この子の様子を見るに、奴が出現したのは最近の事だろう」
 すっかり萎縮したラフィを慰めながら、エリチェーンが傍らに座る動物を見ている。
 さも当然と言った様子で居座る狼だ。ルナは困惑した顔を向けて言った。
「エリチェーン……この子、どうしよう?」
「……どうしようね。まさかここまでついてくるとは思わなかった」
「飼う?」
「流石にそんな余裕はないよ……。というか、王都の中に連れていけない。無理」
 エリチェーンも困り顔だ。これ以上懐かれないようにと思ってか、擦り寄る狼をあえて無視している。
「この子、自分の群れが全滅したんでしょうか……?」
 ラフィの疑問には、エリチェーンが答えた。
「断言はできないけれど、その可能性は高い。どう考えているのかわからないけど、この子は縄張りを離れて私達についてくることを選んだんだ」
「……言っとくけど、アタシ達も飼えないわよ」
「狼を使役するのは憧れだけどねー。通行税余計に取られるし……」
「そ、それじゃあこの子、どうしたら……」
 重苦しい空気の中、狼だけは尻尾を振ってご機嫌だ。
 ラフィはうろたえた様子で皆を見渡している。
「……ラフィさんのところで飼う、というのはどうでしょう」
 クリフはそう提案するも、すぐに視線をそらしてしまった。なんとなく後ろめたい提案だと思っているのだろう。
 しかしルナにも、それ以外の解決策が思いつかなかった。
 ラフィは狼をじっと見つめて、しばらく悩んでいたようだった。
「……わ、わかりました」
 意を決したように、彼女は立ち上がる。それから狼に歩み寄り、跪いてそっとその頭を撫でた。
 狼がラフィを拒絶する様子はない。
「わたしがこの子を引き取ります。賢そうですし、きちんと躾けたら番犬にだって、家畜を追いかける仕事だって任せられるはず」
 抱きしめられると居心地良さそうに目を閉じている。そんな様子を見て、エリチェーンが言った。
「……すまないね。他にいい選択肢がなくて」
「いえ! ……ひとりぼっちは、きっとこの子も寂しいですから」
「よし。それじゃあ、この子によくよく聞かせておかないとね」
 彼女はラフィと狼の前に跪き、狼をじっと見つめながら続けた。
「今日からお前の主人はこの人だ。言うことをよく聞いて、お前の勤めを果たすんだよ」
 真剣な顔をして言い聞かせる姿、そして狼がそんなエリチェーンの言葉に聞き入っている様子を見ると、ルナは狼とは人の言葉を解する存在なのではないかと思えた。
 狼へ言葉を手向けた彼女は立ち上がり、ラフィに言った。
「この子の名前を考えておくといい。大事なことだからね」
「はいっ」
「……よし。話も纏まったみたいだし、帰りましょっか」
 ルドリアが手を叩くと、クリフやミルローネがそれに応じて立ち上がって頷いた。ルナも続く。
 こうして新たに一匹の仲間を加えて、ルナ達は帰路へ着いたのだった。
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