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届かない願い

作者:小桜叶恋
俺は前まで教室にいるのが苦痛だった。
教室の空気は重く、どんよりしていたからだ。
でも、最近はそうじゃない。
前より教室にいるのがずっと楽しい。
それは、先生達は知らない僕たちだけの秘密のいじめをやっているからだ。
いじめのターゲットは紀伊真人(きのまさと)
いじめている理由はただ優等生ぶってうざいからってだけなんだけどな。
いじめの主犯は俺!
……と言いたいところなんだが、残念だけど違う。
本当の主犯は北條遥香(ほうじょうはるか)
父がエリート会社の社長、母は洋服の人気ブランドCreamWhip(クリームホイップ)の社長。
つまり、北條には誰も逆らえないのだ。
俺はあいつに逆らう気すらない。
逆らったらいじめられることがわかってるからだ。
紀伊は北條に逆らったことでいじめられている。
まぁ、結果的に自業自得。
学校は平和に暮らすのが一番なんだ。
だが、現実は変わろうしていた。

「おい、紀伊! ちょっとこっちに来い」
北條のボディーガードと言っていいほど北條のよく近くにいる田端が、紀伊を呼んだ。
「な、なに……?」
田端の呼びだしに怯えながらも返事をする紀伊。
あまりにも紀伊の行動が遅すぎて見てるこっちがイライラする。
つい、いつもなら見てるだけなのに紀伊に怒鳴ってしまった。
「お前、いっつもとろとろとろとろ。おっせーよ! もっと行動早く出来ねーの?」
怒鳴った後にものすごい後悔した。
このクラスのいじめのターゲットは北條に逆らうことともう1つあった。
それは……
「お前、なんなんだよ!」
目立つこと。
やばい、やってしまった。
クラス全員の目が自分に向いていた。
その中である1人がクスッと笑った。
笑ったのは__北條だった。
「ほ、北條さん? どうかしましたか?」
田端がいきなりの北條の異変に慌てた。
それは、田端だけではなくクラス全員だった。
「あはは! 君面白いね。えーっと、川本くんだっけ? いやー、私のボディーガードがいるにも関わらず生贄に怒鳴るなんて君が初めてだ」
……。
やばい、嫌な予感しかしない。
その俺の予感は的中した。
「よし! 田端はもう飽きたから生贄から解放しよう。その代わり、川本を次の生贄にしよう!」
や、だ。
クラスの全員が北條の放った言葉によって俺のことをまるでゴミを見るような目になった。

「川本くーん! 放課後一緒に遊ばなーい? うーんと、校舎裏とか面白そうじゃない? あっ、言うの忘れてたけどお前に拒否権なんてないからな」
それだけ言うと俺にくるりと背を向けて北條の方に行った。
と、思ったら一度俺に方を振り返って「来なかったらどうなるか分かるよね?」と笑顔で言って走り去って行った。
授業中もいじめは先生に気づかれない程度に行われていた。
シャーペンの中に針を入れられたり、俺のところだけにプリントが来なかったり、教科書をマッキーで真っ黒にされたり……。
正直俺は古典的すぎてつまらなかった。
まぁ、いじめられるのはいい気分ではないが。

放課後、校舎裏に行くと田端と北條がバットとカメラを持って待っていた。
「川本くーん、遅いよー。俺たち5分前には来ていたんだからね。まぁ、その話は置いといて、最近学校の裏掲示板って言うのが出来て、それにいじめ動画を載せようと思ってるんだよねー。そこで! 川本くんはその動画の協力者になってもらいたいんだ」
なるほど、それでバットとカメラか。冗談じゃない。家に帰って痣だらけになった体を親に見られるなんて……。
下手したら学校に通報されてしまう。
そんなことにはなりたくない。
後ろはたくさん草の覆った茂みだ。
上手くいけば茂みに隠れて逃げ出せるかもしれない。
2人がどんどん俺のほうに近寄ってくる。
俺もどんどん後ろに下がる。
もしかしたら、助かるかもしれない。
茂みに隠れながら全力で走って校外に出た。
だが、家まであと300メートルぐらいのところでクラスメイトに遭遇してしまった。
しかも、近くには母がいる。
絶望的な位置だ。
「あれー? なんで川本くんがここにいるの? まさか、北條さん達の約束破ったの? うわー、いーけないんだ、いけないんだ。罰として今からここで一緒に遊ぼう!」
「ちがっ、破ってない。お、俺これからよ、用事があ、あるから」
「まぁまぁ、だったらすぐに終わらせてやるよ」
「や、や、や、やめろぉぉぉぉぉぉぉ」
俺の悲鳴が響き渡った。
きっと、母にも聞こえているはずだ。
お願い、母!
今の俺を解放してくれ。助けてくれ。
一心で叫びながら母の方を向いていた。
母は俺のことに気がついてくれた。
だが、俺と目が合った瞬間反対方向に走り去ってしまった。
あぁ……。
なんで、みんな俺の願いが届かないんだよ。
俺は誰にも助けてもらえないのか?
救ってもらえないのか?
俺の願いが届くのはいつになるかな。
まだまだ、上手く書けませんが読んでいただけたら嬉しいです!

これからも頑張って投稿しますので、どうぞよろしくお願い致します。

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