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まじかるタイム
作:八神



第17話:波乱の御島家!?(琴の策謀編3)


「はぁ…ここの家族は本当に色々と凄いよな…特に性格…」

翔は取り敢えず澄の部屋にいると気まずい雰囲気になるので風呂に入って湯船につかっていた。にしても男湯と女湯が分かれてるってここは旅館でも銭湯でも無かった気がするんだけどな?

「何だか普通に澄の家に遊びに行くだけのつもりが泊まる事になるなんてな…」

優にバレたら殺されるな…他の人にバレてもあの学園の噂が流れるスピードは半端じゃないし…ただでさえ色々言われてるのに…お、悪寒が…

「まぁでもその前に…自制出来るように頑張ろう…うん」

澄と同じ部屋で一夜ってのはかなり不安だが他の部屋は琴先輩の襲撃が怖いし、まぁ大丈夫だ、きっと…いざとなったら廊下に寝る…

「さてと、そろそろ戻るか…人の家であんまり長湯はどうかと思うしな…」

でも気まずいよなぁ…とか考えつつ澄の部屋に戻った





「澄、戻ったぞ…って…」

「…ふぇ!?」

翔が一瞬固まる。ちなみに澄も固まっているが、その姿は翔とは全く違い扇情的な下着姿で今着替えてました的な…

「えーっと、澄さん…?……シツレイシマシタ……」

バタン!!

そう言って勢いよくドアを閉める。
余計に気まずくしてどうすんだよ俺!!でも、良いもん見たなぁ澄って結構着痩せして……じゃなくて!!ああもう、さっきの映像が頭の中でセキュリティかけられて消去出来ない!というかしたくない気持ちの方が大きいから何だけどね!?何だかハプニング多すぎだよこの家!!今のも琴先輩プロデュースじゃ無いだろうな…

「翔君…その…着替え、終わったよ…」

部屋の中から澄が言う。言葉からも気まずさがわかるな…

「あ、ああ…」

そう言って改めて部屋の中に入る

「…………」

「…………」

…っ…気まずい…何とかならないのか?ただでさえ今から更に気まずくなるイベントが起こるのが決定されてるって言うのに…

「ねぇ…翔君…」

先に澄が口を開く

「な、なんだ?」

「その…何ていうか…初めて会ってから…迷惑かけっぱなしだなぁ…ってね。」

いきなりそんなことを言われて多少困惑したが、泊まる事になったのを気にしているのだと思った。

「ああ、泊まる事になったのは澄のせいじゃないだろ?それに澄に迷惑なんてかけられた事なんてないだろ」

「そんなことないよ、少なくとも今日は…」

「……」

もう吹っ切れたのかと思ったが、やはりそんな簡単に忘れられるわけじゃないらしいな。

「澄には言わないとわからないか?迷惑なんかじゃないって」

「でも…」

「そんなこと言うなら俺だって澄には迷惑かけてるんだぜ?学園の地下に連れてっちゃったりとか、今回だって俺の爺ちゃんも荷担してるんだし。それにパートナーなら迷惑かけずに過ごす方が難しいだろ?澄には気を使われたくないし、もう少し甘えて良いんだよ」

そういうと澄の眼はまた少し潤みだした。そう言えば爺ちゃんに罰を考えておかないとな、これ以上変な事されないように…効果は薄いだろうけど…

「翔君…私…何だかやる事全部が翔君に迷惑かけてる気がして…翔君と会うまで周り何て気にした事無かったし…翔君に嫌われるの…やっぱり怖いから…」

澄は少し恥かしそうにそういった。翔はそんな澄に苦笑した

「そっか…でも、澄が夕方に言ってくれたように俺も澄といると安心するんだ…だから何度も言うけどずっと味方だよ」

そういうと、ホッとしたように澄が笑った。
うん、やっぱり澄は笑顔が一番だなぁ。翔はそう思ってつられて笑みをこぼした

「…翔君…甘えても良いって言ったよね…?それじゃあ…早速甘えてもいい…?」

その翔に澄が不意打ちのようなタイミングでそう言うので翔はつい頷いてしまった

「やったぁ♪それじゃあ早速♪」

澄はそう言っていきなり翔の膝の上に座って寄り掛かってきた

「は!?ちょ…澄さん!?」

「甘えていいって言ったもん。あと私ソファーに寝ようと思ってたんだけど、お姉ちゃんが私の部屋のソファどっかに持ってっちゃったみたいだから、私も翔君と一緒にベッドで寝るね?」

さっきのシリアスはどこにいったんだ…それとソファーをどこに持っていきやがったんだあの先輩は…

「いや…俺は床に…」

「私と寝るの嫌…?」

「いや…そういうんじゃな…」

「ねぇ…嫌…?」

澄は膝の上で翔に擦り寄りながら上目遣いに見上げてくる。いつの間にそんな男の琴線に触れる高等テクを…いつもの10倍は効果が…

「翔君…お願い…」

止めの一撃

「わ、わかった、わかったからその眼は止めろ…」

「やったぁ♪」

何だか完全にコントロールされてる気がする…さっきのシリアスも俺の了承を得るための布石だったとかじゃないだろうな…

「えへへ…ありがとう翔君♪」





「うーん、翔君…照れてる…?」

澄はベッドの端の方で外側を向いて寝ている翔に笑いながらそう言った

「この状況で照れない方がどうかしてると思うぞ…?」

翔はそう言い返して澄の方をちらと見た。すると澄はそれに気付いたように翔の眼を見つめて言った

「でも、やっぱり不思議だよねぇ…翔君もそう思わない?」

「不思議…?何がだ…?」

いきなりそんな風に切り出す澄に翔は逆に聞く

「だってついこの前までお互いの存在すら知らなかったんだよ?私達」

「まぁそうだな、初めて出会ってから一ヶ月経ってないな」

入学式の日に出会ったからまだ3週間ほどだ。あまり関係ないが魔夜や美里よりも時間的には遅いし

「私一ヶ月前まで誰か、それも男の子を家に呼んで泊めるなんて想像も出来なかったよ。それより不安でいっぱいだったもの…」

澄が翔の背中に手を当てて眼を閉じた。翔の鼓動を感じようとするように静かに触れる

「でも今は実際に翔君を家に泊めて…人と一緒にいるのが苦手だったのにこんなに安心してるの…」

穏やかな口調で言う澄の声を背中に受けながら翔は微笑した

「それが不思議か?」

「うん…不思議…でも、不思議なはずなのに…何だかこうなる事が必然だった気がする。翔君と出会ってこうなる事は運命だったような気がするの…」

「運命ねぇ…」

運命なんて物は信じていなかったけど…こんな運命ならあった方が良いよな…翔はそんなことを考えていた

「うん、運命だよ。って言っても運命も良い事ばかりなんて有り得ない。私の中学生の時とか…人によっては大した事ないって思う人もいるだろうけど…少なくとも私は凄く辛かった…なのに、翔君となら何かあっても大丈夫だって気がするの…だから…」

澄は閉じた瞳を少し開けて細めて微笑みながら翔をもう一度見つめた

「これからもずっとよろしくね…翔君♪」

「ああ…こちらこそよろしくな…澄」

澄はそれを聞くとゆっくり眼を閉じてすぐに寝息を立て始めた

翌日昼頃まで琴や裕治に夜の事を詮索されたが、適当に流し…まぁ澄は詩乃さんに拷問部屋とかいう所の許可をとっていたがまぁ後の事は澄に任せて爺ちゃんに与える罰は何がいいかなぁなどと考えつつ帰路についた


読んで頂き有難う御座います八神です。さて少し長く続いた御島家編も今回で終了です。これ学園物じゃないだろ!!とか言うツッコミは今回で終わりです!多分…これからもこの物語を楽しんで読んで頂ければとても嬉しいです。話は変わりますが書いてる最中にこれギャルゲーにだったらどうなるんだろう…とか考えてしまいました。それより早く更新しろと言った感じですとにかく美里や命や魔夜等もどんどん出していこうと思っているのでこれからも御愛読宜しくお願いします。      恋:「さて、最近あまり感想をもらえなくて作者も寂しい思いをしてるのでどんどん感想を待ってます♪…っておい!私の台詞これだけか!?おい八神ぃぃぃ!!」











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