挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

ブックマークする場合はログインしてください。

星と僕

作者:β*strange
君は突然居なくなった。
「感情的になるなよ」って君の腕を掴んだ。
「もう嫌なんだ!!」って言って君は僕を押しのけた。
思い出せない事の全てを忘れてしまいたかった。
力づくでも君を止めたかった。
君が選んだ人生は色褪せているように見えたから。
妙な空気が流れ、それを断ち切る様に僕は言い放った。
「もう、、、好きにしろ、、、!!!」
この両手をドクドクと流れる血の色は一体どんな色なのか、僕らはまだ見たことがなかった。

僕と君は同じ街に住んでいた。
僕らの街は「ポアータウン」と呼ばれるほど貧しく薄汚れた街だった。
そこで僕らは毎日せっせこ働いていた。
笑顔の少ない僕に対して君はいつも笑顔だった。
君は笑顔がとても綺麗だった。
「スマイリー」というあだ名まで付いたくらいだった。
そんな君の笑顔に何度も助けられた。
裕福な家庭に生まれたかったなんて嘆かない。
もうそんな意味の無い事はしないって君と約束したから。
ポアータウンでは僕らくらいの「子供」は働かされていた。
大人達はいつもピリピリしていて、夢の一つも語らせてはくれなかった。
別にそれでよかった。
君と居れるならそれでよかったから。
綻びも涙もむしゃくしゃする想いも君となら半分こできた。
君は僕をどれだけ大事に思っているかなんて分からないけど、僕は君が大好きだった。
僕らは本当によく似ていたから。

街のシンボルとなる、大きな大きな城が完成するまで僕らはこき使われる予定だった。
毎日これでもかと袋にレンガを詰めて、街の端っこから真ん中の広場まで運ぶ。
そんな単純作業が1番体にくるんだ。
広場までくるとタバコを口に咥えた大人達が
「さっさと次だ!次!!」
と怒鳴っては僕らを急かした。
そのレンガがどうなって城が完成するのかまではよく知らなかったけど、完成したら自由になれるんだからと君と勇気づけてまた仕事に戻った。
裕福な家族がよく僕らを見て嘲笑っていた。
微塵も悔しさなんてなかった。
灰まみれの破れかけた服を着て、君とかけっこをしながら街の端まで行った。
また1日が始まった。
今日これが終われば、また明日が来る。
丘を越えた辺りで君が言った。
「天国って国、知ってる?」

その晩の事だった。
仕事が終わって家に帰る途中、君が僕に夢を語ってくれた。
「俺はいつか天国って国に行くんだ!」
「どこなの?それ」
「俺が聞いた話によると、天国はとっても綺麗な場所なんだ!!こんな街よりもずーっとだ!」
「へぇ、、、」
「でも死なないと行けないらしい、、、!」
僕はそれを聞いた瞬間、凍りついた。
死ぬ、、、?
死ぬってどんな感じなの?
君は死ぬの怖くないの?
死んじゃったらもう2度と会えないよ!
思う事がありすぎて僕はフリーズした。
その後、僕の様子を見計らった君は続けた。
「死ぬのがこわくないかって?」
僕はコクコクとうなづいた。
「死んでもまた会えるさ!天国って国では神様って人がいるんだ!その人が何でも叶えてくれるのさ!」
君は確か馬鹿だった。
いいや、馬鹿みたいに素直だったんだ。
どこかの変な大人に吹き込まれたんだろう。
そう思った。
僕は必死に止めた。
「馬鹿みたいなこと考えるなよ」
「馬鹿、、、?どこがだよ。大体毎日こんな仕事させられて素直に受け入れて働いてる方がよっぽど馬鹿馬鹿しいね!」
君は声を荒らげてそう言った。
僕は喧嘩なんてしたくなかったから
「感情的になるなよ」となだめ君の腕を掴んだ。
君は目を逸らして泣きながら言った。
「もう嫌なんだ!!」
僕は押しのけられた。
僕の方こそ感情的になっていたのかも知れない。
「もう、、、好きにしろ、、、!!」
僕は君を残してスタスタと家へ帰っていった。

その次の日の朝だった。
君が天国に旅立った。
その知らせを聞いて僕は何も言えなかった。
君は僕を置いていったんだ。
君は僕を見捨てたんだ。
君は僕が要らなかったんだ。
初めて悔しさを感じた。
怒りと悲しみが混じり合っていた。
赤が青を蝕んだり、青が赤を撫で合ったりしていた。
もしかしたらあの笑顔は作り物だったのかもしれない。
そんなこと考えたくなかったけど、やっぱりかんがえてしまった。
大人に止められたけど、君の遺体がある場所に走った。
僕らの両手を流れる血の色もしっかり見た。

君が夢を語ってくれたあの後、君は星が良く見える街の塔から飛び降りたんだ。
僕はそれから毎晩星を見るために、、、君に会うためにその塔に登った。
こんなにも君を遠くに感じたのは初めてだった。
君はどのくらい近くに僕を感じていたかな。
もしかしたら、、、僕は花を添えて塔を降りていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





今回、初めて小説書いたので読みにくいかと思います、、、┏○┓
ご了承ください!!泣




自分が思っている以上に相手の心は傷ついてる時ってありますよね、、、。
そんな事を表現したかったです。
人の気持ちって難しいです。

読んで下さって、ありがとうございました!

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ