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黒姫の魔導書 作者:てんてん

第4章 似たもの同士の大行進

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第07話 充実した日々

 教官として動き始めてからのレネは毎日のように騎士学校へ通っているが、当然休日も設けていた。今日はその休日であり、レネはジンレイの屋敷にておやつを幸せそうに食べながらまったりとした時間を過ごしていた。

「……こんな感じかな。ほんと、どうしようって困ったよ」

「ふふっ、頑張ろうね」

「今から胃が痛くなりそうです……」

 同じくエルセリアとセリエナもまったりしながら過ごしている。話を聞いて、本来の役割から逸脱しているのは分かっているが、指摘するようなことはしない。

『才能があっても変に捻くれた者が来るよりよほど良いことが救いだな。それで、これは結局どうする?』

 座卓に居る杜人が指差す先には、ダイルにお願いしていた見積りが置いてあった。一度全員目を通しているが、とりあえず状況を知るところから始めたので放置していたものだ。

 杜人の問いにレネは目をそらし、エルセリアは微笑み、セリエナは困ったように笑う。

「分かっていたけれど、高いよね」

「うーん、けれど相場は無視していないよ」

「使用されている素材を考えれば、むしろ安いですね」

 今回の魔法具は魔力を身体中に循環させるために腕と足にひとつずつ装備し、中央に制御用のものを配置することになる。制御用はとりあえず鎧の中に入れられるので、今は未加工の魔力結晶で代用する予定である。それでも騎士見習いの給金では、ためらうより諦めるほうに意識が向く金額であった。

 相場をあまり知らないレネは肩を落としているが、エルセリアとセリエナは加工費を含めれば安いと判断している。同じ情報で受け取り方が異なることを体現している三人を見ながら、杜人は彼らもレネ側だろうなと推測し、計画を微修正していく。

『お買い得ではあるわけか。それなら金策手段を実行するかはともかくとして、いざとなったら実行できるように実地調査をしておくか』

「そうだね。前は駆け足で通り過ぎちゃったから……。良し、行こう!」

 思惑通り、道を示されたレネは立ち上がると出かける準備をし始める。そのため離れて見ていたシャンティナは、味わっていたおやつを急いで食べていく。見た目は平常だが、リボンはわたわたと動いているので慌てていることが良く分かった。

「それじゃあ私達も」

「ええ、行きましょうか」

『いつも迷惑をかけてすまないのう』

 レネのほうは声を掛けなくても全員ついてくると思っていると今までの付き合いから分かるので、エルセリアとセリエナも出かける準備をする。これは二人を信頼しているからと理解しているので、どちらも不快になることはない。

 そしてそれ以前の問題として、三人ともここに居る者以外に親友と呼べる者は居ないのだ。それ故に結びつきも強くなる。

 杜人もそれを分かっているので、レネに足りないところは自分が動いて補うようにしている。レネは強そうに見えるが、実はかなり脆い。そして頑固であるが非を認めることができる。だからゆっくりと変わっていけば良いと考えていた。

「それでは出発!」

「おー!」

 明るい声を響かせて、一行は迷宮に赴いたのだった。




 王都の迷宮で硝子天馬が出てくる階層は第十二階層から第十七階層である。そのうち第十二階層には灰色狼も一緒に出現し、第十七階層では魂魄珠が出現する。そして魂魄珠は魔法使い抜きでは苦戦する魔物なため、第十七階層だけは硝子天馬狙いの探索者は居ないのだ。

 そういう理由で、レネ達は第十七階層にて調査を行うことにした。

「ところで、普通はどのようにして捕まえているのですか?」

 セリエナの質問にレネは力の抜けた笑みを浮かべた。

「教えると自分が捕まえられなくなるから、誰も教えないんだって。だから記録も残っていないよ。狙わない探索者もその辺りは分かっているから、見かけても話さないんだよ」

「信用はお金では買えないから、仕方ないかな」

 情報だけは聞いていたのでそれを伝え、エルセリアも理由を聞いて納得する。

 もし口が軽いと思われた場合、どんなに腕が良くても重要な作戦には声を掛けられなくなり、良い情報も伝わらなくなる。これは情報屋も同じで、金を払えば何でも売る者は信用されないため、情報が集まらなくなるのだ。

 もちろん物知らずや例外は居るので、多少は流出している。同時に嘘情報も流されているので、結局自分で確かめないと駄目なのだ。

『それでは方針を確認する。最初に硝子天馬に対して魔法を使い、全ての魔法で消滅するのかを確認する。その後は捕縛系の魔法なども使ってそれも駄目なのかを確かめる。駄目なら魔法以外の手段を考え、良さそうなら確実に捕らえることができる魔法を考える。良いな?』

 杜人の確認に全員が頷く。

「順番はどうしようか」

「レネからで良いと思うよ」

「後は重ならないように使えば大丈夫でしょう」

 三人ともやる気は十分である。杜人は硝子天馬の冥福を祈ると、控えているシャンティナとジンレイに指示を出しておく

『どうせそのうち大量発生するだろうから、それまでシャンティナとジンレイは休んでいてくれ。発生したら問答無用で殲滅だ』

「分かりました」

「はい」

 今までもかなりの回数発生しているので、今回も出るだろうと杜人は予想していた。

『レネは運が良いからな……』

 他の人なら一度の出会いで命を落とす。それを短い期間に何度も経験して生きているのだから、運が良いと言えなくもない。そもそも何度も経験すること自体が変ということはあえて指摘しない、したくない杜人であった。





 こうしてレネとエルセリアとセリエナは、魔法の練習も兼ねて出現する魔物を瞬殺していった。間違っても上級魔法使いが居る階層ではないので、当たり前の光景である。

 一通り攻撃系魔法を試した一行は、途中の部屋で休憩しながら結果をまとめることにした。各自の手にはジンレイが作りおきしておいた大き目のシュークリームが配布されている。これは本物の材料を使っているのでそのまま活力に変換されるのだ。

「やっぱりどの魔法でも攻撃系は駄目だね」

「素材になれば影響を受けないのに不思議だね」

 ここまでは資料通りで、魔法で倒された硝子天馬は何も残さずに消滅していた。

 土や水系統であろうとも魔法にて構築された現象は魔力が変化したものに過ぎないので、持続時間が過ぎれば結果は残っても現象は消滅する。似ていても本物とは違うものなのだ。

「次は捕縛系ですね。相手を負傷させるものは省いて良いと思います」

『そうだな。一緒に結界系も試したらどうだ?』

 実験班長を務めるセリエナは、結果から次の方針を少し修正する。レネとエルセリアは優秀な分早く処理できるので手間を惜しまないところがあった。そのためセリエナがしなくて良い分は省いているのだ。中にはそこから発見されるものもあるが、今日という時間は無限にないので仕方がない。

 杜人の考えもセリエナと同じなので賛成した。レネは始めると試験前でも寝るのを忘れるため、凡人は注意しておかないと地獄を見ることになるのだ。

 レネとエルセリアも了解し、おやつを食べ終わったところでレネが元気に出発を告げる。

「よーし、お腹か膨れたところで出発進行!」

「おー!」

 こうして二回目の蹂躙が始まった。そしてたっぷりと堪能してから休憩に入る。休憩中はシャンティナとジンレイが周囲を警戒しているので、レネ達は安心して結果を検討していた。

「結界にぶつかっても駄目なんて、酷いと思う」

「捕縛時にもがいて傷ついても駄目だったね」

 レネはがっくりと肩を落としながらおやつのジャムパンを食べていた。エルセリアも残念そうにしている。

「どうやら、魔法で出現している現象で傷を負うと駄目みたいですね」

『まさかここまで弱いとはな。硝子天馬にとって魔法は猛毒のようなものか……』

 捕らえるために使おうと計画していた捕縛系及び結界魔法だったが、結果は芳しくないものとなった。

 まずは捕縛系だが、網などの身動きが不自由になるものの場合、暴れて傷つくとその後に魔法以外で倒しても消滅する。固めるものでは動けなくなる前に暴れて傷つき同様に消滅した。結界系は勝手にぶつかり負傷して消滅する。

 試しにシャンティナが普通に攻撃したところ、同じように消滅してしまった。全身に安全用の防御障壁が張られているので、それが魔法として働いたのだ。

 ちなみに魔法で傷つくと回復しないので、そのまま放置しても消滅する。杜人がタマを使って傷つけた場合も同様である。結果としてまともに捕らえることができたのは、タマを使って傷つかないように柔らかく全身を拘束した場合のみであった。

 自傷なのに消滅するのは納得できないが、実際そうなのだから仕方がないと諦めている。魔法の有効範囲内で傷を受けると駄目なのではとの考えも出たが、現実問題として対処不能なのだ。

『この結果から推測できる既存の捕らえ方は、魔法具をいっさい使用しておらず、全て手作業で行われているということだな。そうなると大人数が必要になるはずなのだが、見たところそうでもない。どうやっているのだろうな』

 全員が頭を捻るが、答えは見つからない。しばらく無言の時間が過ぎる。

「……とりあえず捕らえることはできるのですから、予定通りそれ以外を組み立てて見ませんか?」

『それもそうだ』

 このままでは進まないと判断したセリエナの提案に全員が頷いて、今度は手順を考え始める。

「まずはどうやって発見するか、かな?」

「確実なものはないと思うよ。地道に探索しているんじゃないかな」

 エルセリアの予想に全員がその通りだろうと賛成し頷く。経験則はあると思われるが、確実なものがあればもっと捕まえる頻度が高くなると推測した。

「それなら、地図魔法に硝子天馬を検索できるようにしておくよ。発見したら個別に登録して追いかけよう」

『今のところはそれしかないか』

 レネの提案に杜人も頷いて賛成する。ちなみにこの地図魔法はセリエナのために作ったものなので、まだ論文を提出していない。それに制御も随時複数行わなければならないので、普通の魔法使いでは使用中に魔法を使えなくなってしまう。そのため現在は並列思考ができるレネ専用の魔法となっている。

 他に案も出なかったため、セリエナが次の手順を確認する。

「発見後、逃がさないように囲い込みを行う必要はありますか?」

『無いな。見つけることができればタマのほうが速いから捕らえることは簡単にできるだろう。一応共闘名目があるから、事前に囲むように動いてもらえば十分だ。むしろそちらのほうが大変かもしれん』

 連れていって、ただ立っていただけで報酬を受け取れる者達なら考えなくても良いが、騎士見習いの四人はそれでは絶対に受け取らないと、短い期間ではあるが観察の結果分かっている。そのための細工が必要なのだ。

「んー、それじゃあ見つけ次第シャンティナが回り込むのはどうかな。それなら逃げられないと思うけど」

『そうするか。シャンティナならひとりでも安心だしな』

 レネはシャンティナの速さを知っているので、これなら逃げられないと簡単に想像できた。杜人も単独行動しても問題ないと判断した。

「後は、捕らえてから隠す入れ物を用意する程度かな。そのままだと、お金に目がくらむ人が出るかもしれないからね」

『おおう、それもそうだ。面倒事は避けたいからな』

 エルセリアは簡単に言ったが、重要なことであった。高値で売れるので出来心で襲われる可能性も否定できない。そのため杜人は後でジンレイに作ってもらうことにした。

『ところで、捕まえたあと餌はいらないのか?』

「外の世界に馴染むまでは硝子天馬の魔石を一緒に入れておけば大丈夫だよ。馴染んでしまえばあとは何もいらないんだって」

 レネは図書館で得た知識にて答える。魔物を飼いならす者はあまり居ないので広まっている情報ではない。エルセリアは知っていたが、杜人とセリエナは知らなかったので感心して頷いている。そのためちょっぴり嬉しそうに笑みを浮かべている。

 そうして最後に一連の流れをおさらいしてみると、一番大変なことは発見することだと良く分かった。

「運かぁ……」

「こればかりは仕方がないよ」

 素で自分の運が良いと思う人はあまりいない。もちろんレネもそうなので思わずため息が漏れる。さすがに運をどうにかする方法など知っているわけがないのだ。そのためエルセリアの慰めも実に普通である。

 だが、そんなレネの前に少しだけにやけながら杜人が漂ってきた。

『大丈夫だ。レネは幸運の持ち主だからな。そうでなければ何度も死にそうな目にあって生還できるはずがない。己の運を信じろ!』

「そ、そうかな。そうなのかな」

 レネは運が良いと断言されて嬉しそうにしているが、エルセリアとセリエナは顔を見合わせて困ったものだと微笑んだ。

「何度も死にそうになる出来事に遭遇するのは、運が良いからなのでしょうか」

「そうだよね。どちらかというと幸運より悪運じゃないかなぁ」

 二人は小声で話し合うが、それを言うことはしなかった。そのためレネは上機嫌のまま、次なる殲滅に向かったのだった。




 そして遂に、杜人が予想していた大量発生に遭遇した。だが一行の中には慌てる者はひとりも居ない。なぜならば、出現の兆候が出た時点でシャンティナとジンレイが対処にあたったからである。

「瞬転」

 出現と同時に、寸劇のために練習したはずの技を用いてシャンティナが一気に肉薄し、周囲に強烈な衝撃波を撒き散らしながら群れを蹂躙していく。衝撃波は副産物なので硝子天馬は粉々に砕けるが、消滅はしなかった。

「出番はなさそうですね」

 後方でうち漏らしを待っていたジンレイは、槍を構えながらも余裕の笑みを浮かべている。ちなみにただ待っているだけではなく、飛び散った破片を内部空間へ器用に収納もしている。

「ここまで密集していると表示が見えづらいのかぁ……」

 そんな中でレネは地図魔法を表示させながらその場で改良を施している。そこに不安はいっさい無かった。

『な? 運が良いだろ?』

「あはは……」

「確かに、いつも対処できる者がいるというのは幸運ですね……」

 そんなレネを残りの三人は諦めの顔で見つめている。普通であれば上級魔法使いであっても数の暴力に押しつぶされかねない危険な現象であるのに、今見える光景は単なる蹂躙である。シャンティナが規格外ということもあるが、どちらかと言うと大量発生に頻繁に出会うレネのほうが規格外と思っているのだ。

 そんな緊張感が欠けた雰囲気の中で蹂躙が終了し、シャンティナが少し不安そうにリボンを動かしながら戻ってきた。

「いました」

「ん? なに……えぇー!?」

 差し出されたシャンティナの手には、翼と下半身が砕け、全身にひびが入った半死半生の手乗り硝子天馬が居た。それを見た杜人達が固まっているときも、ひびの侵食は進んでいる。端のほうは崩壊し始めていた。

『……そうだ! レネ、記録!』

「あ! 待って、待って」

 いち早く我に返った杜人がレネに短く指示を出し、レネも急いで固有値の計測を始めた。準備している間も崩壊は進み、やがて一気に崩れ去ってしまった。残ったものは小さな魔石と砕けた硝子のみである。

「なんとか間に合った……かな? けれど崩壊途中だったから実際に確かめないと分からないよ」

 レネは計測できた値を地図魔法に組み込みながら杜人を見る。杜人もそれは仕方がないと頬をかいて頷いた。こうしていればは結果論なので言っても仕方が無く、次に繋げれば良い。だから反省はしても責めることはない。

『それでは次の機会に確かめてみよう。シャンティナ、良くやった。お手柄だぞ。後でおやつを追加するから楽しみにしていてくれ』

「はい」

 それでやっとシャンティナのリボンは嬉しそうに動き始める。

「うー」

『……分かった、分かった。レネも頑張ったから追加する』

 レネも物欲しそうな視線を杜人に向け、視線に負けた杜人は同じくレネにも追加を約束することになった。場が和んだところでおやつのクリームパンが配布され、出現に関しての考察を始めた。

「大量発生時に生まれるのかな?」

「というより、大量に発生するから生まれる確率が高くなるのではないでしょうか」

 エルセリアの考えにセリエナが補足する。レネと杜人もほぼ同じ考えなので反論は特にない。

『それが妥当なところだろうな。生まれるのが低確率の突然変異と考えれば、試行回数が多くなれば生まれやすくなる。大量発生時にしか生まれないというより、生まれやすいということだろう』

「つまり、大量発生を起こせれば出会う確率が跳ね上がる?」

 レネの確認に杜人はその通りと頷いてレネを見つめる。エルセリアも、セリエナもレネを見つめた。そこには何とも言えない感情が込められていたため、レネは多少引きつった笑みを浮かべる。

「えっと?」

『なに、気にするな。今日は無理だろうが、また後日探索して確かめよう。レネは運が良いからきっと出会えるさ』

 杜人は実に良い笑顔で断言し、エルセリアとセリエナもその通りと頷いている。そのためレネは照れて赤くなった頬をかいて俯く。

「えへへ……、そ、そうかな」

「うん、きっと大丈夫」

「そうですね」

 エルセリアとセリエナは笑顔で頷いているが、運が良いからの部分に賛成しているわけではない。きっと出会えるの部分に賛成しているのだ。そして何に出会えると思っているかは、どちらも最後まで言わなかった。




 後日、迷宮の第十七階層にて、見敵必殺で邁進するレネとシャンティナの姿が目撃された。

 一応大量に魔物を倒せば発生するのではないかという推測はされている。しかし、必ずではないので確定はしていない。それを確かめるために行われた実験だった。そして結局『そうかもしれない』程度の結果しか得られなかった。

 そもそも『そうかもしれない』と結論を出せる回数遭遇していることを、簡単に処理できるためにレネはおかしいと思わなかった。

 そして繰り返した結果、手乗り硝子天馬を確実に区別することはできるようになった。このときに遭遇した捕獲対象は、シャンティナが手加減する練習の犠牲となって消滅した。おかげで技の切れも増し、群れを傷つけずに通過できるくらい腕を上げてしまった。

 目撃者は語る。『殲滅の黒姫とは間違っても敵対するな。文字通り殲滅されるぞ』と。ちなみにレネは黒髪で学院の制服を着ている。シャンティナも同様である。似てはいないが、詳しくない者にとっては変わらない特徴である。

 もちろん杜人は目撃されたことを知っていたが教えなかった。見られたからといってその口を塞ぐことができるわけもないので、余計な心労を与えないようにとの優しい配慮だ。

 こうしてまたもや『殲滅の黒姫』の名は轟くことになった。自分で噂を増強したことをレネは知らず、忙しい毎日を充実した笑顔で過ごしたのであった。
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