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黒姫の魔導書 作者:てんてん

第3章 活躍と暗躍は大親友

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第08話 勝利後の油断

 数日後。シャンティナの調整が終わり、慎重に経過観察を行った。結果、問題なしとなったため戦闘力把握と魔法具の調整を行おうということになり、レネ達はさっそく迷宮の第十七層に来ていた。

 ここには硝子天馬と魂魄珠という魔物が出現する。

 魂魄珠は人ひとり程度の薄汚れた光の塊で、その中に色とりどりの光がうごめいている。雷系の魔法を操り、触れると生命力を吸い取られてしまう。剣などの実体系攻撃は無効であり、非実体系魔法でのみ倒せる魔物であるが、それでも効きが悪いので探索者には嫌われている。

 苦労する割に残されるものが魔石のみなため、魂魄珠が出てくる階層には探索者はほとんどいない。このような非実体系と呼ばれる魔物に特化した魔法も開発されてはいるが、魔法使いの魔力は有限であり、都度戦っていたらすぐに枯渇してしまうのだ。

「注意事項はこんなところかな。今日はお試しだから、無理しちゃ駄目だからね」

「はい」

 レネの説明を聞いているシャンティナはいつも通り無表情である。けれど返事には信頼が込められていた。試作品の魔法具は胸ポケットに収められている。落ちないようにピンで押さえているので、動きが激しくても気にしなくて良くなっている。この辺りも課題のひとつであった。

 服装については、レネはいつも通りの制服で、シャンティナは安いが丈夫な素材でできた厚手の布服である。目撃者が居れば人が魔物と近接格闘していると驚くに違いないのだが、きちんと認識阻害の魔法具も持っているので心配無用となっていた。靴は元々情報機関で支給された頑丈なものなので壊れる心配はない。

「やっぱり後できちんとした服を買おう。女の子なんだから、おしゃれしないとね」

『それもそうだが、いつも制服を着ているレネは買わないのか?』

 貧乏生活は終わったので、その程度の贅沢は許容範囲である。だが、レネは今までおしゃれのための服を買っていなかった。そのため杜人は疑問に思い、聞かれたレネは少し顔を赤らめた。

「私は良いの。……面倒だから」

『……いや、まあ、確かに女性全員がおしゃれを好むわけではないから、それで良ければ構わないが』

 基本的に着たきりすずめだった杜人に異論はないが、珍しいとは思う。

「だって……、この色にはこれとか、この服にはこれとか、多すぎてよく分からない。人の真似をするなら簡単なんだけど、組み合わせを自分で考えるのは面倒なんだよね。ずっと考えなくて良かったから……」

 記憶はできてもセンスはまた別物である。知っているからこそ変な格好になることもありうる。小さい頃から学院に閉じこもっていて、おしゃれをするという感覚が磨かれなかったレネは、服や装飾にはあまり興味がないのだ。

 そのため勧められて買ってもいつも同じ組み合わせにしてしまう自信があり、そんなことを続ければ奇異の目で見られると知識で知っているから制服で通しているのだ。制服は常に同じ組み合わせなので、着たきりすずめでも何も言われないのである。

「いいからいこう。時間がもったいない」

『それもそうだ』

 小さくため息をついてから話を切り上げたレネの様子に、杜人はこの話題に関しては触らないほうが良いと判断した。そのため話題転換に同意して、いつも通りタマ、ジンレイ、玄武を呼び出すと認識阻害をかけて前進を始めた。




 最初に現れたのは、硝子天馬三体と魂魄珠一体である。今回は基本的にシャンティナが片付けることになっているので、レネ達は後方で見守っていた。ちなみにレネは観察のため魔力を視認できるようにしている。

 飛び出したシャンティナは、まず一番近い硝子天馬の胸を殴りつけた。だが、硝子天馬は少し揺らいだだけで平然としていた。

「一撃目で解除する方法がないと無駄になるね」

『わざと受けるのも何か違うからな。さて、なにかあるかな……』

 一撃目は障壁が正常に働いた結果なので驚きはない。ただ、戦闘で一回分の攻撃を捨てるのは惜しいので、その辺りを改善しようとレネと杜人は話し合いながら観察している。

 攻撃を終えて動きが止まったところに遠くにいた魂魄珠から雷撃が放たれ直撃を受けるが、シャンティナは平然と受け止め、そのまま魂魄珠に飛び掛かって下からの回し蹴りで真っ二つに引き裂いた。

『非実体系魔法以外では倒せないと言ってなかったか?』

「障壁が魔法代わり。それが無くても身体の表面を薄く防御膜が覆っているからね」

 実体系とは水とか土とか実体を形成する魔法のことである。見て分かりやすいので種類が多く、中にはこれしか攻撃魔法を使えない者もいる。非実体系は実体を持たない熱とか振動などの目に見えない魔法を言う。実際は物理現象に置き換わっているのだが、目に見えないため効果が発動したときの無駄が多く、それが有効に働くのだ。

 障壁は元々防ぐことを目的としているので効果があり、シャンティナの防御膜も本能で作っているもののため、敵と認識したものに対しては確実に効果がある。つまり、完全物理に見えて実際はなんでもこいな凶器であった。ちなみに魔法を受けた時点で障壁は反転しているので、攻撃力が解放されている。

 地面に降り立ったシャンティナは続けざまに次の硝子天馬の胸を殴りつける。今度は一撃で上半身を吹き飛ばすことができた。

『さっきは真っ二つだったから、拳だけだとめり込みそうな気がするんだが』

「打撃点から放射状に衝撃波を出したんだと思う。たぶん無意識に切り替えているんじゃないかな」

 そして残りの二体も一撃で吹き飛ばし、シャンティナは息も乱さずに戻ってきた。入れ替わりにジンレイが残骸を回収しに行っている。

「お疲れさま。……問題ないね。違和感はある?」

「ありません」

 レネは手早く確認をすると、シャンティナに微笑みながら聞く。それにシャンティナは無表情のまま答えるが、どことなく嬉しそうに見えた。

『尻尾が欲しいな』

「それ、良いかもね。考えてみる」

 見た目で感情が動いていないように見えても、実際は違う人もいる。シャンティナは出せないだけで隠しているのではないので、感情を表現できる何かがあっても良いとレネも思ったのだ。

「収納は完了いたしました」

「それじゃあ行こう」

「はい」

 ジンレイが戻ってきたところで一行は進み始め、目に付く傍から実地検証と言う名の蹂躙を繰り返して行った。




「こんなもので十分かな。後は本物を作ってもらえば完成だね」

 戦いながら都度調整を行い、仮称『反応斥力障壁』はシャンティナに合わせたものが完成した。後は魔法具を作って封入すれば終わりである。

『なら少し遊んで良いか。例の精神攻撃魔法を使ってみたい』

「良いよ。私も見たいし、後で教えてね」

 にこやかに許可が下りたところでぞろぞろと移動を開始し、一行の前に魂魄珠三体が現れた。

『これは運が良いな。霊気槍』

 杜人が魂魄珠を指差すと、中空に魔法陣が出現してそこから白く光る槍が射出された。

「わぁ、綺麗」

「……」

 喜ぶレネとは対象的にシャンティナはほんの少し腰が引けていて、こっそりレネの服にしがみついていた。

 魂魄珠はというと突き刺さった霊気槍の一撃で硬質化して落下し、透明な石になっていた。その現象に杜人は首を傾げるが、残りの二体も同様に始末してから魔導書に取り込む。

「どう? 何か珍しいもの?」

『珍しいといえば珍しい。なんというか、職人に調整された魔力結晶のように素直で、魔力を満たすと柔らかくなって加工ができる。その後に魔力を抜けば硬化して、変化しなくなるな。その場合の硬度は真銀以上で粘りもあるから脆くない。なんだろなこれ?』

 解析した杜人は変な特性に首を傾げる。その情報を聞いたレネは溜めこんだ知識を検索し、似た特性の品を探し出した。

「精霊結晶と似ている。というか同じだね。確か、かなり深い階層じゃないと採取できない素材だよ。変質もしないから魔法具の素材としては特級品だね。魂魄珠の元が精霊結晶か、逆に魂魄珠の到達点が精霊結晶なのかも。だから、精神を消し飛ばしたら残ったんじゃないかな。ただ、魔物は基本的に階層間移動はしないんだよ。何故かは分からないけれど、そうだと面白いね」

 レネは楽しそうに笑い、杜人も笑みを浮かべた。

『ではこれで作ればシャンティナの魔法具は解決だな。……加工費分が足りないと悪いから狩るか』

「そうだね。さすがに綺麗な加工は無理だし、頼むとなるといくらかかるか分からないし……。狩ろう」

 特級品なので加工できる職人は限られ、当然加工費も高い。そのため杜人は現物納品で済ませようと提案し、レネも了承した。

「これでまた貯金が増えるね。いっぱい狩れば、もしかして大金持ちになれるかも」

『やりすぎると一気に値崩れするし、要らぬ恨みも買う。総合すればあまり良い方法ではないな。だから、この方法はたまにしか使えないぞ』

 皮算用を始めたレネに釘を刺し、杜人は肩を竦める。ちなみにこれで増幅系魔法具を作った場合、値崩れするくらい大量に納品しないと追いつかない金額になるので、恨みを買うのは確実である。そのため大量に入手しても売ることができないのである。

「……がっかり。貯まらないなあ」

『希少なものだから高いんだ。当たり前だろう。そろそろ行くぞ』

 希望をあっさりと打ち砕かれて落ち込むレネに苦笑しながら、杜人はどの程度だそうかとそろばんを弾いていた。














 帰って来てから、さっそく魔法具作りの打ち合わせに入る。飲み物も用意して準備は万端である。今回シャンティナは隅に控えているが、飲み物は出されている。

「精製費がかからなくて良かったね」

『ふふふ、やはり粘液生物が最強なのだ。これからもどしどし強化するぞ』

 手に入れた精霊結晶を試しにタマで精製したところ、魔石と同様に綺麗に精製することができた。地道に強化してきた賜物である。不気味に笑う杜人に触らないようにして、レネは話を進めた。

「どういう物が良いかな。戦闘でかなり動くから、腕輪とか邪魔にならないものが良いよね?」

『それに関しては案がある。実現可能かを判断してくれ』

 杜人は小さいタマを呼び出すと、学院の制服を着たシャンティナの形に整形した。

『まず、基点は胸元のブローチか腰のベルト付近と考えてくれ。そこに大本を取り付ける。次にそこから魔力の糸のようなものを出して、服状に整形する』

 杜人は人形が着ている服を胸元からエプロンドレスに変更していく。そしてまた制服に戻した。

「普通に力場を使うのは駄目なの? できてもかなり余計に魔力を消費するよ」

 当然の疑問に杜人は頷いた。

『それは分かる。だが問題点として、いつでも動きやすい戦闘用の格好でいるわけでは無いことがひとつ。もうひとつが、果たしてシャンティナが服を着ている意味を理解しているのかということだ。はっきり言って、服を何故着るのか理解しているとは思えない。下手をすると、邪魔なら破くぞ』

「それは……確かに」

 杜人に見られてもまったく気にしていないので、もしかしたら公衆の面前で邪魔だからと破くかもしれない。さすがの杜人もそれは避けたいところだ。

『そこで最初から魔法で衣装を作れば、動きを邪魔しない服を作れるのではと思ってな。贅沢な使い方だが、たまには良いだろう。どうだ、できるか?』

「決まった形ならできると思うけど、無限にはさすがに無理だよ。障壁に服、整合をとる部分、制御する部分、魔法封じ対策、それを考えると四着が限度かな」

 レネは指を折って数える。いくら素材が特級品だろうと限度はある。そして今回は大部分を制御に取られるので、余裕はそんなにないのだ。

『とりあえずは制服と仕事着と寝巻きで十分だ。問題ない』

「あるよ。スカートだと見えるでしょ」

 レネは杜人をじとっと見つめるが、杜人はまったく気にしていない。

『問題ない。見えないように服の動きを最初から制御すれば良いんだ』

 そういって杜人は人形の片足を高く振り上げた。当然そのときは丸見えである。

『普通は動きに合わせて広がるから見える。だったらこの部分の布を隠すように動かせば見えないだろう?』

 杜人は跳ね上がったスカートを足に密着するように動かして見えそうで見えない状態にする。

『もちろん限界は存在するが、ほとんど下と正面、つまり誰も居ないか敵が居る位置だ。隙を作る意味でも有効だと思うがどうだ?』

「……ほんと、そういうことには理由を考え付くよね。良いよもう、口では勝てそうに無いからそれで」

 輝く笑顔の杜人に、レネは呆れ半分で微笑んだ。今までの経験上、杜人が本気で提案したことを却下できたことがないのもあり、レネは仕方がないと受け入れた。

『実務的な理由もある。戦闘要員の格好をしていれば最初から警戒するが、制服や仕事着を着ていればシャンティナはどう見てもひ弱な少女にしか見えない。それと、戦闘になってもそれらの格好をした少女がいきなり近接戦闘を挑んでくると思うか?』

「……思わない。普通はそっちを先に言わない?」

 最後の理由を最初に言えば、レネもそれもそうだと賛成した。そんなレネの質問には杜人は胸を張って答えた。

『そんな取ってつけた理由で説得したら男が廃る! やはり見えそうで見えないのにぐっと来るんだよ。それを逃してなるものか!』

「さてと、デザインを考えなきゃ。やっぱりブローチが可愛いかな」

『放置はやめてください。地味に傷つくんです。お願いですから相手してください』

 レネはいつものことなので、わざと相手にしないで次に進む。杜人はレネの前で土下座しながらぺこぺこと懇願した。

 その様子をシャンティナは部屋の隅で控えながら、ずっと表情を変えずに見続けていた。しかし、最後にその口元が僅かにほころんでいたことは、本人も含めて誰も気が付かなかった。




 そして準備ができてから、いつものダイル商会にレネは来ていた。今日もそんなに待つことなく通されて、いつも通りにソファーに座る。いつもとの違いは、今回からレネの後ろにシャンティナが無表情に控えていることくらいだ。気配を絶っているのでレネは気にせず、ダイルも護衛に慣れているので気にしていない。

 そして話が始まり、レネが精製した精霊結晶を見てダイルは目を見開いて驚いた。ダイルが直接感情を表に出すのは珍しいので、レネも多少驚いている。

「……これは、どこから入手されたのですか?」

「精製はしましたけど元々は迷宮ですよ。場所は秘密です。個人的な魔法具を作るとき以外は持ち込みませんので安心してください」

 思わず出所を聞いてしまったダイルに、レネは少しだけ茶目っ気を乗せて答えた。杜人と話し合った結果、欲をかくとろくなことにならないから自分達の分だけに使おうということになった。そして他の商店なら出所を知ろうと画策するだろうが、ここならそんな馬鹿なことをしないだろうと思って持ち込んだのだ。

 職人との直接取引ではないので割高になるが、安全のほうが優先である。それに今回は現物納付にするので貯金は減らない。何より、信頼できて加工できる職人を自ら探すより楽。これが一番である。

 そんなレネにダイルは汗を拭くと、いつも通りの悪人顔で笑った。

「いやはや失礼いたしました。長く取引をしていますが、これほどの精霊結晶はなかなかお目にかかれません。必ずご満足頂ける仕上がりにしてみせます。そして当店を信用して頂き、ありがとうございます。これでまた名前に箔がつきますな」

 最後に冗談を言ってダイルは笑うが、冗談に聞こえないのでレネは多少顔を引きつらせている。

『いつも思うが、冗談はもう少し分かりやすく言ってもらいたいな。心臓に悪い』

 レネも同感だが頷けないので、頬を掻いて誤魔化したのだった。





 こうして出来上がったブローチを受け取ったレネは、細心の注意を払って術式を封入した。それを杜人が取り込み、複製品をシャンティナに渡す。こうすれば万が一壊れてもまた作る必要はないし、必要なときはレネからの魔力供給を受けることができる。さすがに特級品だけあって、劣化はまったくしていない。

「それではどうぞ!」

「切り替え制服」

 レネの合図の後にシャンティナが平坦な声で合言葉を言うと、着ていた仕事着が一瞬で魔法学院の制服に切り替わった。

『おおー、すごいな。切り替わるときに下着が見えないのは残念だが、とにかくすごい』

「ふふん。そう言うと思って工夫をしたの。これ、見た目の形状が変わるときに一から構築するんじゃなくて、その場で変化するようにしているんだ。だから障壁と基本原理は一緒だよ。本当に杜人は良い案を思いつくよね」

『な、んだと』

 レネは得意げに胸を張り、杜人は驚き硬直した後にぽてりと倒れた。

『何てことだ。変身時のちらりは基本中の基本。それを自ら壊してしまうとは……』

 横たわりながらさめざめと泣く杜人に、レネは困った人だと微笑む。

「消費魔力は内部蓄積分で足りるし、服は一度生成すると固定化するから障壁が壊れても服はそのままだよ。やっぱり安心感は大事だよね」

『その辺りに異論は無い。ところで、レネの制服も作ったのか?』

 すぐに立ち直り起き上がった杜人は、レネの胸元に今まで無かったブローチを見つけていた。

「そうだよ。こうすれば迷宮で汚しても大丈夫だし、何より防御力が違うからね。今なら転んでも怪我しないよ。あともうひとつはこのリボンね。これも生成しているものだけど、装着者が発している強めの感情を読み取って動くようにしたんだよ。慣れないと自在に動かすのは無理だけど、十分でしょ?」

 レネがシャンティナを見ると、頭の後ろで結ばれた白いリボンがぱたぱたと嬉しそうに動いている。そのため気に入っていることがよく分かった。

 納得したところで、杜人は念のため聞いてみた。

『ああ、十分だ。ところでどうやって脱ぐんだ? ブローチを外すだけか?』

「それでも良いけれど、普通に脱げるしこうやって触りながら装着解除って言えば……」

 その瞬間にレネの制服は姿を消し、白く眩しい肌があらわになった。その絶景に、杜人は良かった良かったと頷いている。レネは瞬時に耳先まで真っ赤になると、両手で身体を隠してしゃがみ込んだ。

「き、きゃぁぁぁー!? こっち見ないで!」

『目の前で脱いだのはレネだろうに。というか、もう一度発動させれば済むことだろう?』

「だから見ないでってば馬鹿ぁ!!」

 レネは焦りと恥ずかしさで絶賛混乱中のため聞いておらず、泣き出す寸前である。仕方が無いので杜人はいじることを諦め、肩を竦めてから後ろを向いた。

 そんなどたばたの中、シャンティナはリボンを楽しそうに動かしながら念のために用意していたタオルを手に取った。そしてしゃがみ込んでいるレネへゆっくりと近づき、きちんと広げて身体にかけてあげた。

 おかげでレネは落ち着きを取り戻せ、泣き出すまでには至らずに済んだのだった。

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