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黒姫の魔導書 作者:てんてん

第3章 活躍と暗躍は大親友

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第01話 忍び寄る気配

 フィーレ魔法学院がある大国レーンの王都には、様々なものが集まっている。王城はもちろんのこと、貴族の別宅や豪商の住まい、大小様々な店舗や迷宮目当ての探索者、個々の思惑などが複雑に絡み合って成立している大都市だ。

 そんな王都の一角に比較的大きな魔法店がある。レネが見れば二度と行かないと顔を背けるであろう、魔導書を求めたレネを慇懃無礼に追い出した店である。

 その店には秘密裏に設けられた地下室があり、そこでフードをかぶった怪しい集団が定期的に会合を開いている。そして今も行われていて、怪しい集団の中でも異色を放つ格好、顔の上半分を覆う一本角の黒い骸骨の面をつけた人物が、痩せて骨ばった手を振りながら一段高い場所で演説していた。

「お前達の長きにわたる尽力により準備は整った。そう、雌伏のときは終わったのだ。これから祖国を滅ぼした憎きレーンに復讐を開始する。お前達には苦労をかけたが、よく耐えてくれた」

「おお、やっと……」

「我らの悲願が遂に……」

 集団の首領であるウンジールが告げた内容を理解して、集まった者達は興奮気味に呟く。

 彼らはレーンに戦争を仕掛けて五百年程前に滅ぼされた、リンデルという大国の末裔である。都は更地となり、王族の血も絶え、国の復興手段を無くした彼らは地下に潜伏して反抗組織を結成し、その根を徐々に広げていた。

 力が無いときに動けば潰されるのみ。それ故に五百年もの長きにわたってひたすら力をため続けてきた。そして闇に根を張り、他の組織を時に取り込み、時に潰しながら成長を続け、裏側の世界ではレーンでもっとも大きな組織となった。もはや組織に表立って逆らえる同業者もいなくなり、これ以上隠れることも困難と判断し、今こそ憎きレーンが祖国にしたことを返すときと攻勢に出ることに決めたのだった。

 これが彼らの認識であるが、レーン側からすれば目を吊り上げて無言のまま叩き潰したくなる理由である。

 まず彼らの祖国であるリンデルは、大国としてはおとなしいレーンを元宗主国としていつも侮った態度を取っていた。しかし実際は異なり、遥か昔はレーンなど歯牙にも掛けないほどの大国であったことと、大国となったレーンの領土に元リンデルの属国が含まれていることから来る勘違いであった。

 レーンの隆盛は、小国時代に隣接していたリンデルの属国が宣戦布告もなしにいきなり攻めてきたため、誰もが国を守るために立ち上り戦ったことから始まる。小国時代を含めればリンデルよりも歴史は古く、リンデルの属国になったこともない。

 当時からレーンの国民は侮蔑を向けるリンデルを嫌っていたため、相手が矛を収めるまで容赦なく属国を切り取っていった。当時小国だったレーンを支えたものは、大賢者がもたらした魔導書と他に類を見ないほど巨大な迷宮である。

 性能の良い魔導書によって見習いでも魔力が大きければ特級の魔法を容易に扱えるようになり、迷宮から産出される様々な品物が国を支えた。そして長く続いた戦いの結果、いつの間にかレーンは大国の仲間入りを果たし、リンデルは弱体化していったのだ。

 そして矛を収めてからしばらくはおとなしかったリンデルも、傷を忘れるほど世代が交代したことによってまた大国意識が芽生えてきた。不幸だったのは、その意識が古いままだったことと、そのときはレーンのほうがまだ小さかったことだ。

 レーンは戦争などしたくなく領土を増やす野心も無かったので、リンデルがちょっかいをかけてきても何も言わずに処理をしていた。レーンとしては口実を与えないためだったのだが、リンデルは戦争になるのを恐れていると判断した。

 そのためちょうど近隣に王族が視察に来ているとの情報を手に入れたときに、和平のためと強引に砦に招き寄せ、薬で無力化してから首級を上げて宣戦布告代わりとした。そして密かに配備していた大部隊を一気に侵攻させたのである。そのため侵攻初期はレーン側に多くの犠牲者が出ることになった。

 レーンの国民は王家を敬愛していたので卑劣なリンデルに烈火のごとく怒り、誰もが武器を取ってリンデルの部隊の侵攻を妨害した。そのため思うように進めなくなり、結局集結したレーンの大部隊に国境まで押し返されることになった。

 リンデルはこの時点でも講和を申し出なかったが、戦争を恐れるレーンが攻めて来るとは考えなかった。実際、今までも小競り合いはあったがレーンの部隊が国境を越えることはなかったためである。

 しかし、今回は事情が異なる。レーンの民は王族を騙し討ちで殺されている。そこまでされて相手を許す気性ではない。小国を蹂躙することを何とも思わない大国の驕りが、自らの運命を決めた。

 リンデルが安易に考えているうちに、レーンでは普段なら時間のかかる承認もすんなりと通過した。国境を越えて進攻する前には他の国に自国民をリンデルから引き上げるように通告を出し、自国の商人にもその旨を伝えてリンデルに行かないようにさせた。

 当時の通告文には『もはやリンデルに住む者を人とはみなさない。そこに棲息する魔物を残らず滅ぼすので魔物の領域に入るな』と言う内容が簡潔に書かれていた。

 国家間の外交文書としては異例すぎるものだったが、どの国も我先にと自国民を引き上げさせて国境を閉ざした。経緯を聞いていたことと、文書を持ってきた外交官の様子から、話し合いの余地無しと理解したのだ。

 ちなみにこの文書は当時リンデルと同盟していた国にも渡され、どの国もリンデルに助力しなかったことから、当時からリンデルがどう見られていたかが窺える。

 もちろん表向きは助けるために動こうとしていたが、各国とも突然王族が病に倒れたり軍を率いる者が食あたりで倒れたりしたために、レーンの進攻には間に合わないとしたのだ。

 実際問題として、リンデルよりもレーンのほうが隣国として上等なのだ。同じ風下に立つならば、いちいち口うるさく要求してくる国より、何も言わずにおとなしい国のほうが良い。

 既にレーンの民は怒らせなければ付き合いやすいと認識されていた。そして後年にレーンの属国と成り果ててもリンデルに屈するよりはまともな待遇となることは、自ら下って編入された国や、切り取った属国の王家が、その土地を治める貴族としてそのまま存続していることから既に証明されている。その気質や構成を利用すれば、戦わずに分裂させて領土を切り取ることもできるかもしれない。だからどの国も動かなかったのだ。

 そして他国の者が逃げ出す十分な時間と、流通を止めたことによってリンデル国内が混乱した頃を見計らって、編成していた大部隊を用いて一気にリンデルに進攻した。

 もちろんリンデルも大部隊を国境に配備して迎えうったのだが、レーンは開発されたばかりの天級の更に上に位置する星級魔法を容赦なく使用し、会敵する前に砦や街ごと滅ぼしていった。その結果、リンデルの国民はほぼ根絶やしにされ、残った者達も国を追われた。

 戦いが終わり興奮が醒めた後で、さすがにやりすぎたと反省して星級魔法は封印された。しかし、本当に容赦なく滅ぼしたことに関しては一切言い訳をしなかったので、『レーンの民はからかっても良いが決して怒らせるな』という冗談が各国で飛び交った。それが冗談ではないことは上層部だけが知っていることだった。

 これが事件の顛末なのだが、歪んだ選民意識に凝り固まった者には何を言っても通用しない。そしてウンジールがかぶる骸骨の面はリンデルにある迷宮の奥深くにて発見された、人心を思いのままに誘導する力を持った魔法具である。対立する思想を持つ者には効果が無いが、似通った価値観を一定以上持っていればそれを足掛かりにして支配できる。そのため構成員は全員ウンジールに心酔していた。この魔法具の力によって、組織は大きくなったのだ。

 反抗組織の首領であるウンジールは己の定める正義の忠実なしもべだ。だから洗脳されている構成員の正義も同一である。誰も疑問の声を上げることがない場所にて、ウンジールは骨ばった手を振り上げて宣言する。

「それではこれから作戦行動に移る。各人、愚かなレーンにリンデルの正義を見せつけよ!」

「おう!!」

 最初の作戦は、祖国を裏切りレーンに媚を売った者達の排除である。要するに国を支えている貴族の弱体化作戦だ。使うものは遅効性の無味無臭の毒であり、長く摂取すると内臓機能が低下して死に至る。解毒する方法は無く、リンデルが密かに保有していた秘儀のひとつだ。

 いきなりばたばたと倒れれば警戒されるが、これは静かに毒に蝕まれていき、症状が現れるのも個人差があるので暗殺とは気付かれにくい。大量生産できないのが難点だが、長年溜めて来たので在庫は十分ある。

 こうして、一部の者しか望まない復讐が、静かに始まった。





 レーンの王城にある情報機関の一室。そこには情報機関員である黒髪の少女と教育係の女性がいて、テーブルを挟んで椅子に座っていた。

「シャンティナ、同時に二つのことをしなければならないのに、片方しかできない場合はどうしますか?」

「最初優先」

「では、異なる命令を受領し、相容れない事象が起きたときは?」

「最初優先」

「子供を護衛せよと命令を受けた状態で、その他の子供が目の前で殺されかけています。どのように行動しますか?」

「命令優先」

 シャンティナは表情をいっさい変えずに紫の瞳で女性を見つめ、感情の乗らない声で迷わず答える。特に不機嫌というわけではなく、元から感情を表に出さないのだ。

「……休憩しましょう。食事をしてきて良いですよ」

「はい」

 シャンティナが音も立てずに立ち上がり部屋を出て行ったあとで、残った女性は深々とため息をついた。

「悪い子ではないのですが……。これからどうしましょうか」

 応用ができないわけではない。むしろ理解力は高い。ただ、どのように刷り込まれたのか知らないが、とにかく判断基準が単純であり、迷わないのである。これでは臨機応変な作戦に投入できない。

 シャンティナはとある闇組織を壊滅させたときに救出した子供で、魔物の力を人に宿す実験に使われた被験者だった。今ではそれなりに暮らせるようになったのだが、認識の一部が普通の人とは異なるのだ。

 しかし、特殊な事情と個体戦闘力が随分と高いので、野放しにするわけにもいかない。そのため長年教育をしているのだが、判断基準だけは変わらなかった。

 女性は頭痛を堪えるように額に手を当て、もう一度深々とため息をついたのだった。





「うーん、いつになったら魔法書を作れるかなぁ」

『先は長いな。だが特注だから仕方が無い。他には売れないものを作ってもらえるだけありがたいことだ。増幅系の道具よりは安いから何とかなるだろう』

 レネと杜人はダイル商会に向かう道すがら、他の店舗を眺めながらゆっくりと大通りを歩いていた。道行く人の中にはレネの容姿、長い黒髪に紫の瞳、魔法学院の制服である白いブラウスに紺色のフレアスカート、胸元の徽章と青いリボンに深藍色の上着を見て道を譲る者もいる。

 小柄で華奢なレネを大人が引きつった顔で避ける様子は非常に目立ち、事情を知らない人も興味深げにレネに視線を送ることになる。そんな状態をレネは後頭部の高い位置にて結んだ髪の端をいじりながら、気にしない振りをしていた。しかし、本当に気にしないことは出来ず、顔をほんのりと赤らめて俯きがちに通過している。

 杜人はいつも通りの狩衣姿で空中を漂っている。本と同程度の身長と半透明の姿のため見えていれば注目を集めることは間違いない。しかし、魔導書の意思である杜人の姿は、契約者であるレネ以外は特殊な魔法具が無ければ見えない。そのため注目を集めている原因はレネにあった。

 最近手に入れたおもちゃである動人形の玄武で迷宮を蹂躙した影響はまだ収まっていない。そのためレネのため息は止まることがなかった。杜人に愚痴を言うと確実にからかわれると分かっているので、レネはその話題に触れないようにしている。

 杜人もあまりいじり過ぎても慣れてしまうと考えているので、ここぞというときまで自重している。そのため示し合わせたわけでもないのに、お互い話題にしないようになっていた。

『とは言っても玄武を取り込んだおかげで第二章も完全に修復できたし、今では上級までは複製できるようになったからなぁ。そのうち作る必要が無くなりそうな予感がしなくもない』

 ついこの間まで初級魔法しか使えなかったことを考えると、元魔物のジンレイの加入と玄武の入手によって短期間に魔導書の力が急激に上がったことになる。しかし、ジンレイや玄武のような力を持つ存在を入手できること自体が稀な出来事のため、予想しろと言うほうに無理があるのである。

『レネ、もしかして呪われていないか? 大広間の罠にはまり、彷徨う扉に取り込まれ、魔法を封じられて動人形に追いかけまわされる。普通、生きているうちにどれか一回程度でしか遭遇しないと思うのだが』

 杜人はふらふらと飛びながら、わざとらしく声をひそめて問いかける。レネとしては否定したいところだが、そう言われれば心当たりがあり過ぎると思い少々顔を引きつらせる。そのため一応呪われていないか調べてみた。

「……大丈夫、呪われてない。ということは、運が悪いだけ?」

『どちらかと言うと結果的にレネの力が強化されているのだから、幸運と言えなくもない。……俺はそんな幸運は御免だがな』

「私だってそうだよ。けれど、さすがにもう大丈夫でしょ」

『そうだな』

 お互いにこれ以上は何かを呼び込みそうだと悟り、目を合わせて同時に頷き話題を終わらせる。そういうわけで、レネは今の用事を話題にした。

「けれど、うまく行くと良いね」

『自信があるのだろう? 失敗しても全体から見れば微々たるものだから気にせずに行こう』

 レネと杜人は目標金額が途方もないため、金策のために何か無いかを話し合った。そしてその中で継続してうまくいきそうだったものが、魔法草の栽培だった。

 魔法草とは、普通の薬草を栽培しながら専用の魔法を用いて効果を増強したものを言う。今までは小さな鉢植え程度でしか栽培できなかったものを、レネは普通の畑でも栽培できる理論を考え付き、その魔法具を作ったのだ。

 鉢植えの実験では成功したので今度は広い所で栽培実験をしようと思い、ダイルにどこかの土地を借りられないか相談しに行くところだった。

「そうだね。専門家じゃないから他の要因で失敗するかもしれないしね。実験あるのみ!」

『その意気だ』

 杜人の姿はレネにしか見えないし声も聞こえない。そのため知らぬ間に独り言を呟く危ない人になりながら、レネは足早に通りを歩くのだった。





「魔法草の大規模栽培ですか。魔法草を扱った者が誰もが一度は夢見ることですな。実は私も昔やりまして、盛大に失敗したのですよ」

 商会長のダイルは太っている身体を揺らすようにぐふふと笑う。いつ見ても裏があるようにしか見えない困った人である。レネもそれなりに慣れてきているが、いきなりされたら疑わない自信が無かった。そんな腹黒悪徳商人もどきである。

「ちなみに、どのように行ったのですか?」

「私のときは単純に鉢を並べて大量に作ろうとしました。できあがってみると普通の薬草より劣化したものしかありませんでしたな。一応過去の事例を調べて仕切りを立てる等の対策をしたのですが、効果はありませんでした」

 魔法草を育てる魔法は一定距離に同じ魔法が発動している場合、効果が著しく落ちれば良いほうで、酷くなると枯らしてしまう。原因は不明で、それ故に魔法草は大量生産できず、それを原料にした薬は高価なのだ。予想通りの答えにレネは頷いて微笑んだ。

「元々偶然効果が発見された魔法ですから、何故それを使って魔法草ができるのかが未だに分からないのです。ですから対策も、本当に効果があるか不明なんですよ。そうですね、普通の魔法が私達が話している言葉だとすれば、その魔法は鳥の鳴き声のようなものでしょうか」

「そうなのですか? さすが学院で学ばれる方は博識ですな」

 ダイルはレネを持ち上げながら興味深げに相槌を打つ。それに気を良くしたレネはにこにことしながら説明を続ける。

「意味の分からない鳴き声も、観察して結果を考察していけば何となく意味が分かります。ですからその鳴き声を真似ているだけで、本質はさっぱりでした。私は今回、その本質を解明したと思っています。後は実証試験をすれば証明できます。それで、その、先立つものが無いので援助をお願いできないかと……」

 実験するためには広めの土地や各種の薬草、魔法具を作るための材料など資金が必要である。単なる学院生であるレネでは学院に予算を要求できないし、そもそも確実なことではない。貯めた資金を放出すれば何とかなるかもしれないが、それは最後の手段と杜人とレネは決めていた。

「なるほど、確かに色々必要ですな。……ところで、この研究が成功した場合は学院に論文を提出するのでしょうか?」

「はい。そうすれば予算も付いて学院側で栽培し始めると思います。そうすれば利益が還元されますので、そこから出資分を返済する予定です」

『失敗したときは貯金から払って貧乏生活一直線だな』

 レネがあえて言わなかったことを杜人が腕組みをしながら言う。さすがに極貧生活にはならないが、駄目でした残念ですでは関係が悪化してしまうから、ある程度の補填はしなければならない。その場合は迷宮にこもって、ある程度資金を貯める予定である。

 レネの説明を聞いたダイルはにやりと笑う。レネはそれを見て背中に汗が出てきたのが分かった。嘘をついているわけではないが、素人のレネにはこの程度の交渉が精一杯なのである。

「全部言わなくても大丈夫です。失敗しても投資した金を返せなどと無粋なことは言いませんので、どうぞ自由に実験をしてください。こちらのお願いとしては、提出する論文に協力者として名前を載せて頂くだけで結構です」

 言わなかったことを見事に当てられたレネは、頬を染めて少しだけ下を向いた。そしてやはり駆け引きは無理と悟り、うまくしようと考えるのをやめる。

「あのう、成功しないと論文は出せませんし、それだけで良いのですか?」

 レネの基準ではただ同然の条件に首を傾げながら聞き返す。予想では利益の何割かを渡すことになると思っていたのだ。そんなレネにダイルはぐふふと悪人顔で笑いながら頷いた。

「はい。それで結構です。私は商人ですから金を稼ぐときは自ら動きます。もしそれで利益を出せないのならば、それは私の才覚が無いだけです。ですから気になさらないでください」

『……いやいや、レネの書いた論文に協力者として書かれた人をないがしろにできるわけがない。つまり、成功すれば利益は約束されたようなものだ。恐ろしい、やはり恐ろしいぞ』

 震え上がる演技をしている杜人の解説にレネは顔を引きつらせる。そんなレネにダイルは肩を震わせて笑みを浮かべた。

「それでは商会で管理している土地と必要な材料を提供しましょう。遠慮なく豪快に失敗して結構ですから、のびのびと実験してください」

「……ありがとうございます」

『良かった……んだよな?』

 狙い通り成功したはずなのに、これで本当に良かったのだろうかと思わずにはいられないレネと杜人であった。
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