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黒姫の魔導書 作者:てんてん

第6章 写し鏡のその奥に

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小話 いつも一緒

「今日はここまでです。質問はありますか? ……では終了します」

「ありがとうございました!」

 徐々に講師としての振る舞いが板に付いてきたレネの講義が終わり、聴講していた者達が外へと出て行く。本来であればレネが出て行ってからなのだが、事情があるため変則的な形になっていた。

「師匠、今日のこの部分を教えてください」

「ええと、それはね……」

『熱心なのは良いことだ』

 まず、いの一番に駆け込んでくるのはティアである。杜人が感じた印象は子犬。それもころころしていて、いつも主人に纏わり付いていたいと全身で喜びを表している子犬だ。

 聞いてくる内容は簡単なことばかりであるが、レネは嫌な顔をせずに喜んで教えている。うんちくを語ることが好きなレネにとって、繰り返しであろうとも面倒ではないのである。

「ありがとうございました!」

「どういたしまして」

「姉様、ここの繋ぎ方がうまくいかないのです」

「あ、これはね……」

『熱心なのは良いことだ』

 次にティアの質問が終わる頃にゆっくりとやってくるのがシアリーナである。こちらの印象は子猫である。構ってほしいけれど構ってほしくないという態度でそろりそろりと近づいてくる、矛盾を内包した子猫である。

 この二人の質問が毎回あるため、聴講生は先に出て行くことになったのである。

『しかしまあ、よく毎回質問を考えつくものだな。それだけ真剣に取り組んでいる証か』

 二人とも、分かっていることを聞いたりはしないし、シアリーナに至っては講義の内容ですらない術式開発についてである。もちろんレネは嬉々として質問に答えていた。

「二人ともよく勉強しているね。だいぶ理解力も上がってきているよ」

「えへへ……」

 レネがシアリーナとティアの頭を優しく撫でると、どちらも嬉しそうに頬を染めて下を向く。些細なことでも褒めることが大切であると杜人から聞いていたので、レネはいつも終わりに褒めていた。

 そして普段ならばこれで終わりというとき、ティアが遠慮がちに聞いてきた。

「そういえば師匠。中級の認定試験には迷宮単独踏破がありますが、迷宮にはどのくらいから挑戦できるものなのですか?」

 まだ受ける予定はないが、今のところの目標はそこである。いずれは挑戦しなければならないため、ティアは師であるレネに現状で足りているか聞いてみた。そこはかとなく期待が込められた目を向けられ、レネはどうしようと微笑んだまま固まる。

『せめて、中級魔法をまともに発動できるようになってからだろうな。単独なら一撃で倒せないと詰むぞ』

 レネも杜人の判断に賛成である。シアリーナはともかく、ティアにはまだまだ複数の魔物を単独で処理できる力はない。

『かといって実力をつけるまで入らないと、弱いうちに迷宮の怖さを体験できない。……防御専門の魔法具でも持たせて第一階層に行ってみるか?』

 中級魔法まで使えれば単独でも何とかなる。ただ、その場合最初のほうに迷宮の怖さを認識できなくなるため、深い階層に行ったときに取り返しがつかない事態になる可能性が高くなる。そのため杜人は、今のうちに怖さを教えたほうが良いと提案する。

 そしてレネも自身の経験からそれが良いと決めたが、経験したことをそのまま言うわけには行かないため、かなり悩んで言葉を選んだ。

「……まだ焦らなくても大丈夫ですよ。ですが、雰囲気は感じていたほうが良いかもしれません。今度時間をみて防御用の魔法具を作りますので、出来上がったら一緒に行ってみましょう」

「分かりました。楽しみにしています! 良かったねリーナ!」

「え? ……うん。そうだね。私も楽しみに待っています」

 シアリーナは第三階層程度なら、余裕で単独踏破できる。そのため居残りかと寂しく思っていたのだが、ティアがそれが当然と声をかけてきたため笑顔で便乗する。

『作るのは二人分か。また金が飛んでいくな』

 そのしたたかさに杜人は苦笑し、レネは断るわけにも行かないため引きつり気味の微笑みを浮かべることになったのだった。





 そして夜。レネは全てを終わらせてから座卓にノートを広げ、防御用魔法具の案を杜人と一緒に練り始めた。

「単純に障壁だけでは駄目なの?」

 一番出費が少ないのは障壁を発生させる魔法具である。これなら普通に流通しているので安めに作ることができる。レネは杜人の言動から市販品を買うことを考えていないと読み取り、念のため確認する。

『駄目とは言わないが、二人にとってはレネからの贈り物になる。それが市販品でどこでも買えるものだったりしたら、かなりがっかりすると思う。ここはやはり、導き手として金をかけるところだろう』

「そう言われれば、そうだね……。良し、それじゃあ頑張ろう」

 最近は二人ともぺったりと慕ってくるので長い付き合いのように錯覚していたが、何かを買い与えるという発想は今まで浮かんでこなかった。レネ自身、金絡みのことを避ける傾向があるからだが、まったくしないというのも師匠として、姉としてどうだろうと今回は目を瞑ることにした。

「基本理念は装着者を守ることだけど、どの程度の守りにするの? それによってだいぶ変わるけど」

『まず迷宮で使うことが前提だから、近づいてくる危険を排除するのは当然だな。それと気が付かない不意打ちもあるから、操るものではなく自動制御のほうが良いだろう。そうだな、個体に障壁を張るものではなく、端末石のように道具そのもので防ぐ形にしようか。それなら市販されていないから喜ぶだろう』

「操作は排除して完全自立行動の端末石にすれば良いのかな?」

『考え方はそうだが、それだけでは面白くないし見た目が同じではレネのものと比較してしまうだろう。だからここは思いきって派手目にしようと思う』

 杜人は不可視念手でノートに案を書き込んでいく。中央に人が居て、その周囲を薄く細長いものが浮いている絵である。

『こんな感じだな。普段は背中とか、腰周りに装着すれば邪魔にはならないだろう。本当はどこかの空間に収納できれば良いのだがな。見た目は普通なのに戦闘形態になるとか、きっと驚くぞ』

「あー、それは良いかも。ただ、空間系は天級魔法だからね。……うん、今なら私が加工できる材料があるから、二つなら作れるよ。親和性のある材料を使えば消費魔力も抑えられるし、後の加工費も少なくて済むんじゃないかな」

 レネは情報を検索して手持ちの材料で何かできないか検討した。その結果、加工は単純だが完了させることが難しいために加工費が跳ね上がっているものを発見した。

「竜眼っていう加工品があってね。これなら天級魔法も大丈夫。癖があるから汎用品には使いにくい素材だけれど、今回は材料が揃っているから問題ないよ。練習素材もあるし、これなら渡せなかった報酬代わりになるんじゃないかな」

 竜眼の主な使い方は、用途を固定した高級魔法具の動力源である。大規模な結界など、都度外部からの操作を受け付けなくても良いものと相性が良い。ちなみに汎用品にした場合、使っているうちに劣化してしまうのだ。

 そして今現在、シアリーナとティアには『飢え渇きし魔竜』の分け前を与えていない。これはシアリーナについては褒めることではないので渡せず、ティアだけに渡すわけにもいかないからだ。不和はどこから発生するか分からないので、発生しやすい原因を作るわけには行かない。

『良さそうだな。それでは中心をこれにしよう』

「うん」

 杜人は詳しい特性を聞き、それなら大丈夫と賛成し頷く。こうして早速練習が始まった。

『いやあ、何ともいえないものがあるな』

「そうだね。けれど、それを言い出したら可哀想だよ」

 座卓の上にはジンレイが持ってきた刃鎧水竜の眼が鎮座している。大きさは拳大であるが、それ以上に大きく見える。杜人は多少引き気味だが、レネは生体としてではなく材料と認識しているのでなんともない。

「加工法はこれに魔力を流すだけなんだけれど、弱すぎても強すぎても駄目なんだって。個体ごとに異なる微妙な加減を調整しながら、加工終了まで一定量の魔力を流し続けないと駄目なんだよ。時間当たりに必要な魔力量は基礎級で十分だけど、一定量で延々とっていう部分が難しいらしいよ。途中で止めても駄目。流す魔力量に波があると品質が一気に落ちる。材料の入手自体が難しいから、なかなか練習もできなくて作れる人も少ないみたいだね」

『確かに単純だが難しいな。なら、練習してできたものを何個か売れば代金代わりになるか』

 元々流通自体が皆無なものなら何個か売っても市場を荒らすことにはならない。他の材料は職人に加工してもらわなければならないので、その分の穴埋めにすることにした。

「それじゃあ行くよ。適正な魔力量になると虹彩が消えるんだって。そして徐々に小さくなり始めて、内側から光を放ち始めたら完成みたいだね」

 レネは平気な顔で眼を両手で持つと、魔力を慎重に流し始める。そして虹彩が消えたところで等量の魔力を飽きることなく流し続けた。この辺りの制御はレネの得意とするところである。やがて眼が小さくなり始め、最後には爪の先より小さくなったところでようやく光を放ち始めた。

 そうして魔力を流すのを止めたレネは手の平で転がして品質を確かめ、満足げに頷いた。

「うん、良いね。これなら何度か練習すれば、こつは掴めると思う」

『……そうか。なら何度かやってみよう』

「うん」

 魔力を流し始めてから終了までの所要時間は、ゆっくり食事を摂る程度である。極端に長くはないが決して短いとは言えない時間だ。杜人なら絶対に一定量を維持できない自信がある。それを呼吸するようにあっさりとレネはやり遂げ、疲労している様子もない。相変わらずの規格外ぶりに困ったものだと微笑みながら、杜人は練習を見守るのであった。

 そして何度か練習を行い、こつを掴んだところで日を改めて本番である。本番に使用するのは『飢え渇きし魔竜』の眼であり、今のところ二つしか存在しないため失敗は許されない。万全を期すため、今日は一日休みを取って朝から加工に取りかかっていた。

『大きいな……』

「大きいね……」

 レネの前に鎮座する眼は、レネの頭より大きい。さすがは主とひとしきり感心したところで、レネは両方の手の平を押し当て魔力を流し始めた。

「……良し。流す魔力量自体は少し多いだけで変わらないね」

『良かったな』

 一番懸念していたことが大丈夫と分かったため、レネはほっとしながら魔力を流し続けた。そして練習では完了する時間が経過しても変わらないため首を傾げる。

「小さくならないね?」

『元々魔力を吸収する性質があるからではないか? 材料自体が特殊なのだし、とにかく続けよう』

「そうだね」

 そうして継続し、いつもの三倍ほどかかってようやく小さくなり始めた。

『ようやくか。……念のため疲労回復の魔法薬を準備しておこう』

「お願い」

 まだまだ元気であるが、この分では完了がいつになるか分かったものではない。そのため先手を打つことにして準備を始める。そして終わらない作業に疲弊しないように杜人は都度魔法薬をレネに振りかけ、変わらないように見える進捗をきちんと計測して進んでいることを示した。その甲斐もあって、次の日の朝にようやく一つ目の加工を終了することができた。

「……疲れた」

『お疲れ』

 丸一日流し続けたレネは肉体的な疲労よりも精神的な疲労によって畳に転がっている。終わりが見えなかったので、とにかく気力の維持が大変だった。ひとりなら確実に途中でむらができていたはずである。

 座卓の上には指先ほどになった竜眼が淡く輝いていて、それが苦労の成果であった。性能は申し分なく、満足する出来栄えだ。レネにしかできないであろう、この世に今のところひとつしかない逸品である。

『このまま休めと言いたいが、とりあえず仕事に行かないとな』

「……はふぅ、もうひとつは二日休みを取らないと駄目だね」

 休むにしても無断では駄目である。レネは徹夜で重い頭を振りながら起き上がると、すっきりするために風呂へと向かった。



 二つ目は準備万端に整えて加工を行い、終了時間も分かっていたため一つ目よりは楽に作ることができた。そして今度はそれと材料を持って、リュトナへ加工の依頼を行う。

「……」

「駄目でしょうか?」

『出回らないから代金には不適当だったか?』

 リュトナは加工の概念図とその材料、代金代わりの竜眼を見て微笑んだまま固まっている。そのためレネと杜人は、何か不都合があっただろうかと首を傾げた。

「……いえ、大丈夫です。ただ、竜眼を欲しがる人はたくさん居るのでどうしようかと悩んだだけです。全員には行き渡りませんから、売るときに喧嘩になりそうなのですよ」

「あー、なるほど」

『かといって、これ以上売れば市場が混乱するだろうから、難しいところだな』

 理由を聞いてレネと杜人は確かにそうだと納得する。市場に出回らないからといって需要が無いとは限らない。竜眼はそんな品のひとつなのである。卸そうと思えば卸せるが、それでは希少価値を下げることに繋がり、求めている人の気持ちを害する恐れがあるのだ。実に悩ましいところである。

「それと、こちらの加工も職人の間で取り合いになりそうです。レネ様が設計した魔法具製作に関われるのは、ある意味名誉なことです。いつものような汎用品なら全体に行き渡るのですが、今回は二品だけです。しかも出回らない主の素材ですから、次はもう無いことは分かります」

「はい?」

『そんなことになっていたのか。だが、使わないのに増やすわけにも行かないからな』

 思いがけない裏事情にレネは目を丸くして驚き、杜人も意外な事実に笑っていた。しかし、どうしようもないので取れる選択は一つだけであった。

「ええと、よろしくお願いします?」

「承りました。これからもお気軽にご利用くださいませ」

 もちろん店側の事情なため、リュトナは笑顔で仕事を請ける。裏側を話したのも、そのうち嫌でも耳に入るだろうから、他から聞くよりは良いだろうと判断した結果である。

 レネが絡む仕事は継続受注できるものが多いことと、珍しい材料や術式を扱える機会が多いので、今では職人達の口コミで良さが広まっている。おかげでダイル商会は職人のあてに事欠かなくなったが、他との調整という雑事も大量に発生している。そのため負の側面をわざわざレネに言う者が居ないとも限らない。悪い側面を最初に聞くより良い側面を聞いていたほうが、考え方が悪いほうに偏らないのだ。

『と、まあ、事情としてはこんな感じなんだろう』

「やっぱり商売は無理だね。うん、丸投げ万歳!」

 家に帰って杜人の推測を聞いたレネは、迷うことなく丸投げを選んだ。手数料はかかっても、厄介な調整までしてもらえるのだから利用しない手はない。いくら慣れようとも精神構造が劇的に変化するわけではないので、レネでは確実に胃に穴が開いてしまう。

 そして話が一段落ついたところで次の話題に移る。レネは杜人の案を見ながら術式を構築しているのだが、その指示はかなり派手である。出現時に魔法陣を展開して輝きながら現れたり、表面に魔法陣を浮かばせて光らせたり、ひと目見ただけで憶えられること請け合いな案である。

「こんなに派手で良いの? 確かにこのほうが、隠さなくて良い分楽だけど」

『ああ。今回のものは見せつけて安心させるのが主目的になる。ついでに守られていることを常に意識させて、これでは駄目だと思ってもらわなければならないからな。うまくいくかは本人次第だが、うまく行かなければその程度と割り切る指標になる』

「……厳しいね。けど、誘惑は他にもあるから仕方ないかな」

 魔法具頼りの意識になると、研鑽を怠るようになるので成長しなくなる。多くの魔法使いが陥る罠だが、口で言っても理解してもらえない。そのためわざと発動を派手にし『守ってもらわなければ何もできない』と認識しやすくする。今回の魔法具は完全自立行動のため、効果が発揮された場合は己の力が不足している証明になるのだ。

『何より見た目は大切だ。物語でも地味な装備は埋もれるだろう?』

「それもそうだね。それじゃあ、それで行こう」

 夢を忘れない杜人と、自重を忘れてシャンティナの魔法弓を作ったレネの相性は抜群だ。機能的で無駄が無ければ、レネは嬉々として取り組むのだ。

「ここは端末石を流用して……組み合わせをこうして……自立行動判定は……」

 今回は似たような術式を過去に作っているためレネにとっては楽なものである。しかも元となる制御中枢が竜眼のため、色々と詰め込める。そして贈り物のため、レネは自重を忘れて構築していく。

 もちろん杜人はその様子を温かく見守り、止めるような無粋な真似をしなかったのは言うまでもないことであった。




 そしてついに、自重を忘れた防御用魔法具『城塞』は完成した。

 見た目は手の平に収まる程度の、台座に花を彫り込み中央に竜眼をあしらった白い髪飾りである。台座は竜の牙を削り出して作ったもので、真銀製の道具すら刃こぼれをさせる強度を持っている。そして竜眼内部には、顔より大きな竜の鱗を加工した防御盾と爪と牙を加工した刃が無数に収納されていて、たとえ破壊されても自動回収、再生機能付きの親切設計だ。発動は自動であり、魔法も使用するように設定されている。レネと杜人がのりのりでちょっと暴走した結果、そんじょそこらの魔物では突破できない防御力となっていた。

 故に『城塞』。希少な主の素材とレネの技術、そして杜人の発想が合体した、世に二つしかない魔法具だ。完成後、どちらもやり過ぎたことに関してあえて触れなかったいわくつきの品である。

「段階を踏んで強化するから、いきなり全力発動にはならないよ。ただ、発動した場合は自分の力が足りないという証でもあるからね。それと、これを付けて試験に挑むと問答無用で不合格にされるかもしれないからね。少なくとも私が試験官だったらそうするから注意するんだよ」

「分かりました。気を付けます。ありがとうございます師匠!」

「私も……ありがとう姉様」

『これなら大丈夫か』

 ティアは跳び上がって喜びを表し、シアリーナは胸に抱きしめて喜びを表している。もう少し成長すれば費用について気が回るようになるのだが、どちらもまだそこまでは思い至らない。だからレネも杜人も、かかった費用については話すつもりはなかった。

「それじゃあ契約しておいてね。そうすれば盗まれても戻ってくるから」

「はーい!」

 契約は魔導書の基礎契約術式、戻ってくるのは杜人の帰還魔法の応用である。意図しないことで契約者から一定距離離れると、自動的に戻ってくるようになっている。

「それでは、第一階層にしゅっぱーつ!」

「おー!」

『さてさて、どうなることやら』

 準備ができたところでレネは元気に拳を振り上げ、ティアとシアリーナも真似して拳を振り上げた。





「行け、氷針! ……きゃー外したぁ! ひょわわぁぁー!」

「あはははは! 初級じゃ倒せないって言われていたでしょ。しょうがないなぁ、雷球」

「ううっ、ありがとうリーナぁ」

「どういたしまして。ふふふ……」

『まあ、思ったとおりの光景だな』

「私の最初より酷いかもね」

 こうして小さな魔法使いは迷宮第一階層へと足を踏み入れ、レネと杜人に見守られながら奮闘し、ティアの悲鳴とシアリーナの笑いがいつまでも迷宮にこだましたのであった。
これで第六章は終了です。
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