「サヤ……大丈夫か……?」
リカルドの気遣わしげな声が聞こえる。
今、早夜とリカルドは、塔を出て廊下を歩いていた。
あの後、シェルとリジャイは、ルードを伴い慌しく出て行った。リカルドも行きたがったが、シェルに早夜を部屋に送れと言われたのだった。
「だ、大丈夫ですよ。何ともありませんから……」
そう言いながらも早夜は、リカルドを見る事が出来なかった。
今、リカルドの顔を見てしまったら、きっと泣いてしまう。
あの時――。リジャイに手を振り払われた時……。
その時の事を思い出して、早夜は手を強く握った。手が、痺れる様に感じる。
実際、痛いとかというのは全然無くて、ただ拒絶された事のショックが、手に胸に、痛みを伴わせた。
その時、いきなり手を取られて、思わずリカルドを見てしまう。
「……そんなに強く握り締めるなよ……。傷になっちまうだろ?」
そう言いながら、その手の緊張を解す様に、優しく擦ってくれる。
「……リカルドさん……」
「……何だよ、全然大丈夫じゃないじゃん……」
リカルドはそう言って、早夜の頬に触れる。親指で拭われて、漸く自分が泣いている事に気付いた。
そうしたらもう、枷が外れたかのように、止め処無く涙は溢れ出て――……。
早夜は、頬に触れるリカルドの手に、縋り付く様にしてしがみ付いた。
「――……私、傲慢でした。幸福の遣いだなんて言われて、いい気になって、人の心を救えるなんて思い違いをしていました……。リジャイさんにとっては、いい迷惑だったのかもしれません――……」
でも、と思った。あの時のリジャイの顔は、あの夢の中の少年を思わせた。
恐怖に絶望に悲しみ、そんな物がない交ぜになった眼差し……。
身体を震わせ、目を瞑って声を殺してなく姿に、リカルドは堪らなくなってその小さな身体を抱き締めた。
「あいつの事なんかで、泣くな!」
「リ、リカルドさん?」
戸惑う早夜。リカルドは腕に力を込める。
「……頼む、頼むから、あんな奴の為に傷付くなよ……」
そう囁き、早夜の顔を覗き込む。目から涙を溢れさせ、悲しげに眉を寄せるその顔を……。
そして、その涙の濡れる頬に唇を這わせる。その涙を拭うように、何度も何度も――。
早夜は目眩がした。その唇のあまりの優しさに、そして、それとは逆に、苦しいくらいに早夜を抱きしめるその腕に……。
何か胸にざわつくものを感じ、急に怖くなった。思わず早夜は、リカルドの背にしがみ付いてしまう。
リカルドは何度もその顔にキスを落とした。ただ、その唇にだけは触れずに……。
そして顔を離すと、「止まった」と囁く。
一瞬、早夜は何の事を言われているのか分らなかったが、直ぐに涙の事だと気付いた。
リカルドの手が早夜の頬を撫でる。その拍子に指が唇に触れた。
「あ――……」
思わず声を漏らしてしまい、リカルドの背に回している手を握り締める。
リカルドの視線が、その唇に注がれるのを早夜は見た。顔をゆっくりと近づけてくる。早夜は瞳を揺らめかせると、ギュッと目を瞑った。
だが、唇が触れそうになる寸前でピタッと止まり、あの丘でしたように額にキスをする。
早夜が目を開くと、切なげに瞳を揺らして、リカルドが此方を見ていた。
「……口にはしない……」
「え……?」
ポツリと呟くリカルドに、早夜は戸惑うように彼を見つめる。リカルドもまた早夜を見つめ返す。
「いつか、サヤが俺を好きになってくれるまで、口にはしない……」
リカルドは、こつんと額を押し付けてきた。
「絶対に振り向かせてやるからな……。誰にもサヤは渡さない――……」
その瞳の真剣さに、早夜は目を逸らす事が出来なかった。
その後は、ずっと無言で、繋がれたその手だけはとても熱かった。
部屋の前まで来ると、「じゃあ」と言って、名残惜しげにその手を握り締める。
「おやすみ、サヤ……」
「……おやすみなさい……」
囁くような挨拶だった。
早夜は部屋に戻った後、ダッと駆けると、バフッとベッドに身体を投げ出す。暫くウーと唸って、顔を伏せたままであった。
そして顔を上げると、枕を手にとって、ギュウッと抱き締め仰向けになる。
顔が熱いを通り越して、もはや全身が熱かった。
先程のリカルドの言葉を思い出す。
「あ、あれって、あれって……わ、私を好きって事? えぇ!? そんな、だって……」
――口にはしない――
ボッと顔が、熱くなる。
それと同時に、あの切なげな瞳とその腕の強さ、そして、頬を這う唇の感触を鮮明に思い出してしまい、バフッと枕に顔を埋めると、「うー」と唸ったまま、ゴロゴロと転がるのだった。
「あ、頭を冷やそう、うん」
そう言うと、早夜は窓辺にやってきてその窓を開ける。ひんやりとした空気が入ってきて、火照った身体に心地よかった。
早夜は椅子を持ってくると、枕を抱き締め、そこに腰掛ける。
巨大な月が目の前にある。
ホーと息を吐くと、暫くそうやって月を眺めていた。
早夜は、誰かが自分を呼んでいる事に気付き、目を覚ました。
顔を上げれば巨大な月。
(ああ、あのまま寝ちゃったんだ――)
「良かった、やっと目を覚ました」
ホッとした声に、早夜が振り返ると、そこにはリジャイが立っていた。
「リ、リジャイさん?」
思わずギクリとしてしまう。
リジャイはそんな早夜を見て、自嘲気味に笑った。
「そんな所で寝てたら、風邪を引くよ」
「あ、はい」
早夜が立ち上がると、リジャイはそのまま去ろうとする。
「ま、待って下さい、リジャイさん!」
早夜が慌てて呼び止めると、リジャイは立ち止まって、此方を振り向いた。
「顔だけ見たら帰るつもりだったんだ。本当だったら、声も掛けるつもりも無かったのに……。もう、君が熱を出しても、僕は何も出来ないしね……」
そう言うと、リジャイは魔法陣を出そうとする。
駄目だ、行ってしまう……でも、なんて言えば――……。
「あ、ありがとうございました!」
リジャイは驚いて、溢れさせていた魔力を引っ込めた。
「……あの時、ちゃんとお礼も言うべきでしたね……。治してくれて、有難うございました」
早夜は抱いていた枕を椅子に置くと、背筋を伸ばし、深く頭を下げた。
そして顔を上げリジャイの顔を見ると、今度は謝罪の言葉を口にする。
「それと、御免なさい」
「っ! ……な、んで、君が謝るの?」
呆然としたようにリジャイが言うと、早夜は恥じ入るように目を伏せる。
「私が、リジャイさんのお母さんに成り代わって叱るなんて、凄くおこがましい行為ですよね。それに、愛情を持って叱られた事がないなんて……物凄く失礼な事を言ってしまいました。リジャイさんが怒って当たり前です」
「――違う!」
リジャイは叫んでいた。そして早夜に歩み寄ると、その肩を力任せに掴む。
「いたっ!」
思わず早夜が眉を顰めると、リジャイはハッとした様に、その手を離し、そのまま顔を覆った。
「ごめん、早夜……でも、違うんだ。君は謝る事なんて無いんだよ。全部本当の事だから……。
それに僕は怒ったんじゃない……怖かったんだ」
「……怖い?」
窺うように早夜は、リジャイの顔を覗き込むが、手で覆ってしまっている為その表情は分らない。
「……早夜、僕の中にはね、悪魔がいるんだ。時々それが表に出たがる。
侵入者を捕まえた時だって、感情に任せて一人、殺してしまった――……。それに、さっきだって、もう一人の侵入者を尋問する間も、僕はずっと相手をいたぶる事を楽しんでいた」
リジャイは顔を覆っていた手を下ろす。その表情は、何処か虚ろだった。
「僕はいつか、君を傷つけてしまうかもしれない……。それがたまらなく怖いんだ……」
リジャイは早夜に手を伸ばす。
しかし、途中で手を握り締めると、その手を下ろそうとするが、その手は小さく柔かい手につかまれた。
「さ、や……?」
「大丈夫ですよ、大丈夫……。リジャイさんだけじゃありませんよ。誰の中にも悪魔はいます。
傷付けたいほど、人を憎んでしまう事だってあります。私だってそうでした……。
でも、それが人なんじゃないでしょうか?」
「……違うよ、早夜。僕は、本当に傷付けてしまうんだ。時には殺してしまう事だって――」
リジャイは、言葉を続けられなかった。
早夜に抱きしめられていた。
「……リジャイさんは、本当に叱ってくれる人がいなかったんですね……。
大丈夫ですよ。もし、リジャイさんが人を傷付けてしまいそうになったら……その時は私が止めてあげます。ちゃんと叱ってあげますから……だから、怖がらないで――……」
早夜はリジャイの背を撫でる。まるで、親が子にするように。
リジャイは、瞳を揺らめかせると、恐る恐る早夜の背に手を回す。
そして、徐々に抱きしめる腕に力を込めていった。
「早夜――……早夜……」
うわ言の様に名を呼ぶリジャイ。
その腕の力はますます強くなり、息も出来ないくらいだったが、それでも早夜は、優しく背を撫で続けた。やがて、その手は力無く落ちてゆく。
「……早夜?」
リジャイはハッとして、早夜を見た。彼女はぐったりとしていて、一瞬恐怖で顔を強張らせたが、気を失っているだけだと分ると、ホッとして彼女をベッドに寝かせる。
ゆるゆると頬を撫でられる感触に、そっと目を開けると、目の前には紫色の瞳があった。
早夜は自分がベッドに横たわっている事を知ると、ああ、気を失っていたのかと、心の中で呟く。
そしてリジャイは、何処までも不安そうな顔をしていた。
早夜は手を上げると、その頭を撫でる。
以前は夢の中の少年に対して、でも今は、目の前にいる彼に対して……。
リジャイはクシャッと顔を歪ませると、肘を付き、早夜の頭の横に顔を伏せた。
「……良かった……君を殺してしまったかと思った……」
早夜はクスリと笑うと、リジャイの頭をポンポンと、安心させるように軽く叩いた。
「大丈夫ですよ。こんな事くらいで死にません」
「怖かった――……。ここ暫くは、感情の制御も出来たんだ。でもあの侵入者を前にして、熱のせいもあったのかもしれないけど……でもあれが切っ掛けだと思う。
箍が外れたみたいに、感情が溢れ出して止まらないんだ……。
僕はもう、君には触れられない。君に対する感情が、たとえ愛しさから来るものだとしても、それが君を傷付けてしまうんだ……きっと今みたいに力に任せて君を抱きしめて、壊してしまう……」
早夜は身体を起こすと、リジャイの顔を正面に捉える。その瞳は、何処か悲しげであった。そして、リジャイの頬に手を添える。
「……リジャイさんは、誰かに抱きしめてもらった事が無いんですね……。だから、抱きしめ方が分らない……。
でもね、リジャイさん……人に触れる事、接する事って、誰でも怖いと思ってることなんですよ? リジャイさんみたいに、傷付けてしまうのが怖い、それで自分も傷付くのを恐れているんです」
だから――と言って、早夜はリジャイに手を差し出す。
「少しづつ、触れて、確かめて、確認し合ってゆくんですよ……。
リジャイさん、私の手を握ってみて下さい……」
リジャイは、一瞬躊躇した後、早夜の手を握り締める。
「私はリジャイさんを怖がっていますか?」
早夜がそう尋ねると、リジャイは首を振る。
「それは私が、リジャイさんを信じているからですよ。リジャイさんは、私を傷付けないと確信しています。だから、リジャイさんも私を信じてください。
私はリジャイさんを傷付けないし、私も傷付きません。……信じられませんか?」
リジャイの顔が、泣きそうに歪められた。
「信じる、信じるよ……でも僕は、自分を一番信じられない……」
「じゃあ、私がリジャイさんの分まで、リジャイさんを信じます」
そう言うと、リジャイの手に力がこもった。
「んっ!」と思わず、痛みに顔をしかめる早夜。
リジャイは慌てて、手を離そうとするのを、早夜はもう一方の手も添えて、優しく包み込む。
「メッ、ですよ、リジャイさん」
ふふっと笑って、早夜は言った。
「大丈夫ですよ。言ったでしょう? 今みたいに力を抑え切れない時は、ちゃんと叱ってあげます。少しづつ覚えていきましょう?」
首を傾けて言う早夜に、リジャイは感情が昂ぶるのを感じる。
必死に抱き締めたくなる衝動を抑え、リジャイは早夜の胸に顔を埋めた。控えめだが、その柔らかな感触に、何処か安心感を覚える。首を横に向けると、耳に心臓の音が響き、心が安らぐのを感じた。
早夜は最初、顔を赤らめ、戸惑った様子を見せたが、リジャイの顔が安らいでいくのを見て取って、リジャイの頭を優しく撫でてやる。
「……凄く落ち着く……時々、こうして心臓の音を聞いてもいい? 何もしないから……」
早夜はクスリと笑った。
「はい、何もしないのなら、いいですよ……」
リジャイもまた、クスリと笑う。
「他の人には内緒でね?」
そう言って、顔を上げる。
「もし知られたら、僕はシェル王子様に牢屋にぶち込まれるだろうね……」
「えぇ!?」
と、声をあげる早夜に、リジャイは苦笑しながら言った。
「さっき言っただろ? 侵入者を尋問するのに、そいつを甚振ったって……。その場にいた皆、すっごい引いてた。シェル王子様には、今後一切、君には近づくなと言われた……。
本当は僕もそのつもりだったんだ。なのに君は、こうして僕を受け入れてくれた……」
そしてリジャイは、またその胸に縋った。
「誓うよ……僕は君をずっと見守る。例え傍に居られなくなっても……。君にこの先、拒絶されたとしても……。今度は逃げない……」
そう言うと、リジャイは片手だけを早夜の背に添える。
恐る恐る、傷付けてしまわないように、そっと……。
リジャイは、早夜の寝顔を眺めていた。
あの後、添い寝をさせてくれと頼んだのだ。
早夜は最初、その願いに躊躇いを見せたが、リジャイのその縋るような目に負けて、こうして願いを受け入れてくれた。
そして身体を起こすと、早夜のその顔を見下ろす。その時、ホロッと雫が落ちた。
自分の頬に手を当てると、濡れている事に気付いた。
――誰かに、自分の心を打ち明けたのは、初めてかもしれない……。
それが、こんなにも安らぎを与えてくれるとは――……。
リジャイは早夜に顔を寄せると、その耳元でそっと囁いた。
「……好きだよ、早夜。誰よりも、何よりも、君が好きだ――……。
最初は君がキヨウの娘だと知って、興味を持った。そして、君はあまりにもキヨウに似ていて、僕は君をキヨウの代わりにしていた……。
でもね、早夜。今は違うんだ。今は、君の事しか考えられない……。
いつか全てを君に話そう……。僕の全てを、そして、キヨウ……君のお母さんにどうして出会ったのかを――」
(ああ、そうしたら、僕はきっと嫌われてしまうかもしれないな……)
ふっと笑って、リジャイは愛しげに早夜を見つめると、そっと口付けを落とした。
そうしたらまた、涙が零れた。
早夜が目を覚ますと、窓の外はもうすっかり明るくなり、朝が来ている事を知った。
「んー――」と伸びをし、はたっと気付いて、隣を見る。
ただ、真っ白いシーツがあるだけ。
「そっか、リジャイさん、帰ったのか……」
そう呟くと、早夜は顔を赤らめる。
昨夜は何とも大胆な事をしてしまったと、自己嫌悪に陥る早夜。
でも、少しでもリジャイを癒せたのなら、それでもいいかと思った。
そして……リカルドの事を思い出し、さらに顔を赤くする。
(ど、どんな顔して会えばいいんだろ……?)
そんな事を思っていると、扉をノックする音が響いて、思わずドキリとした。
一瞬リカルドかもと思ったが、「サヤ、起きているか?」と言う声に、シェルだと気付く。
早夜はベッドから起きると、寝癖や乱れた所を直して、慌てて扉を開けた。
「あの、シェルさん、お早うございます……」
「ああ、おはよう……入っても?」
そう尋ねてくるシェルは、何処か不機嫌そうに見えた。
「あ、はい、どうぞ……」
早夜は身体を横にずらすと、シェルを部屋に招き入れる。
シェルは無言で中に入ってゆくと、長いすに腰をかけた。
何処か疲れているようにも見える。
「あ、あの……シェルさん?」
恐る恐る声を掛けると、シェルは早夜を見た。
その表情が、どんどん険しくなってゆく。
「サヤ、今後一切、あの男には近づくな……」
最初、何の事を言われているのかと思ったが、夕べのリジャイの言っていた事を思い出す。
「あの男……あいつは狂ってる! 既に白状した者を、さらに痛めつけるとは……」
その時の事を思い出したのか、少々顔色を青くする。
「あ、あの……一体――」
「あの三つ目の事だ! あの後、侵入者を尋問したのだが、あの男、まるで相手を甚振る事を楽しんでいるようだった。
しかもその甚振り方が尋常じゃない……。ルードなんかは、それを見て、気を失ったくらいだ」
一体、どんな甚振り方をしたのだろうと思ったが、今はその事より、気になる事があった。
「……シェルさん、それで、その侵入者はいったい何を白状したんですか?」
早夜がそう尋ねると、シェルは眉を顰め言った。
「……あの侵入者は、バスターシュの者だった」
「バスターシュ!!」
今でも鮮明に覚えている。
あの時、リュウキが巻き込まれたあの魔法。 あれほどひどい魔法は無い。
――贄の魔法――
その原料を知った時、早夜は吐き気を覚えた。
そして、それを作ったバスターシュにも嫌悪に近いものを感じた。
「これで、いよいよ怪しくなってきたな……」
「何がですか?」
「今回、バスターシュがいきなり、和平を求めてきたことだ」
「――っ! 和平を、ですか!?」
早夜は信じられないと言うように、驚いてみせると、シェルは頷いた。
「ああ、もう一度、検討しなおさなければ……」
そう呟くと、シェルは虚空を睨みつけるのだった。
ギャー! なんと言うか、こっぱずかしい! リカルドが、あのリカルドがぁ!
実はあの行動、予定には無かった行動だったので、なんて言うか、物凄く恥ずかしい……。
今回はリジャイだけで行くつもりだったのに……。
でも、それぞれが、早夜の事を本気に好きになっていく事を皆さんにお伝えしたかったので、丁度良かったのかな? ああ、でも、口だけにはしないって……。
早夜のお母さんの名前が、キヨウと言う事も判明いたしました。 リジャイとは一体どんな関係なんでしょうね?
それから、この《第五章》までが、第一部となります。(予定)
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小説家になろう 勝手にランキング夢の逢瀬 ←番外編です。
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