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 マシューの案内で、彼の街を訪れる早夜。
 新たな仲間たちが出てきます。
《第四章》
5.ゴミための街
(先程の人間、まったく魔力が見えなかった……)
 屋根の上を渡り歩きながら、カンナは少々動揺していた。
(それに、あれは私が見えていたと言うのだろうか?)
 カンナはピタリと足を止めた。
 目の前に人が立っていた為である。

「やあ、見つけたよ、カンナ」
「……リジャイ様。このような所でお会いするとは……」

 そこに立っていた人物。
 額に第三の目、右側の顔と腕に刺青のある男、リジャイであった。

「それにしても、大分動揺しているみたいだね。術が雑になってる。お蔭で、僕でも見つけられたよ……何かあった?」
「先程、私の力を持ってしても、魔力を見られない人間に会いました。その人物は、私が見えているようでした」

 リジャイの目が、スッと細められた。

「へぇ……それは凄いねぇ。どんな人間だったのかなぁ……」

 カンナがピクンと反応する。その顔は、どこか恍惚としたもの。

「……それは、少年のような、少女のような、不思議な感じの人間でした……」
「少年のような、少女のような……?」

 リジャイは首を傾げる。そして、改めてカンナの方を見た。

「それにしてもさぁ。前から思ってたんだけど……僕って、君に対して命令ってした事無いけど、何でいつも言う事聞いてくれる訳?」

 カンナは、ホゥッと息を吐く。

「リジャイ様の願いは、例えそのように言って無くとも、既に命令なのです……。リジャイ様の言葉には言った事を、相手に実行させる力があります」

 カンナのそんな訳の分らない言葉を、リジャイは理解したみたいだった。

「それってつまりさぁ。お願いしながらも、それは端から命令で……しかも、言葉で人を誘導させてるって事?」

 こくんとカンナが頷く。

「アハハ! それじゃ、僕ってサイテーな人間じゃん! ……でもまぁ、僕の本質を見抜いてるって訳か……じゃあさ、僕が今の命令を取り消すって言ったらどうなるの?」

 するとカンナは、今までの恍惚とした表情を引っ込め、無表情になった。

「それは、どうにもなりません……」
「もし、王様とかが、取り消せと命令したら?」
「……それも無駄です」

 リジャイは目を見開く。

「……ふーん……この国の王様でも?」
「同じ事です……」
「何故? と聞いてもいい?」

 するとカンナは、先程の恍惚とした表情に戻る。いや、その時よりもそれは強く出ていた。

「あの魔力を感じた時……私は覇王がやって来たのだと思いました……。あの力は、全てのものを統べる力……私を支配してくれるかもしれない力……」
「……つまり、君はその人物に会いたいんだね? ナイール王子の命令はもう関係ないの?」
「いいえ、命令は取り消されない限り、執行いたします」
「ふーん、そっか。じゃあもうその事はいいや。他に何か気付いた事ってある?」

 リジャイのその言葉に、カンナは頷く。

「私の他にも、この国に潜入している者がいるようです」

 リジャイが、ピクッと眉を上げる。

「それってクラジバール?」
「いいえ、他の国のようです」

 するとリジャイは、納得したように頷き言った。

「もういいよ、僕の用は済んだから……」

 カンナはそれを聞くと、リジャイに対して深く一礼し、たちまち姿を消し去った。
 こうなればもう、彼女を見つけるのは不可能だ。

「うーん……ちょっと、厄介になって来たかなぁ……。そうだよねぇ、他の国も早夜の事、気になるよねぇ……潜入してない訳無いもんねぇ……」

 そして、チラッと自分の左手を見る。
 その小指には、早夜の髪の毛が巻き疲れており、リジャイはそっとそれに触れたのだった。




「ようこそ、俺達の街へ!」

 そう言って通されたのは、鉄板を繋ぎ合せた様な不恰好で巨大な門だった。
 そこを潜ると、なるほど、“ゴミための街”と呼ぶに相応しいようなガラクタが沢山あった。
  
「なぁサヤ、今このガラクタ見て“ゴミための街”って思ったろう?」

 マシューは早夜の傍らに立ち、顔を覗き込むと、ニヤッと笑った。

「え? 違うんですか?」
「ははっ、違うんだな、これが」
「じゃあ、何で……」
「まぁ待て、俺らの仲間紹介すっからさ、そしたら教えてやるよ」

 早夜はパッと顔を輝かせると笑った。

「マシューさんのお仲間ですか!? それは是非、会ってみたいです!」

 そんな様子の早夜を見て、マシューも嬉しそうに笑うのであった。


 その後ろで落ち込んでいる男が一人、リカルドである。
(何で、あそこで弟なんて言ったかな、俺……)
 そんな事を思いながら、溜息をつく。
 最初は、マシューにからかわれるのが嫌で、咄嗟に付いた嘘だった。しかし……ふと前に目をやると、マシューと楽しそうに笑う早夜がいる。
 何やら、ズキンと胸が痛んだ。
(ついさっきまで、あの笑顔は、俺に向けられていたのに……)
 今すぐ二人を引き剥がしたい、衝動に駆られる。
 ハッとして、ぶんぶんと首を振った。
(な、何を考えてるんだ俺!?)
 初めて感じるその感情に、戸惑うリカルド。
 その時、ふと早夜が此方を見た。
 リカルドは、何か言おうとするが、なかなか言葉が出てこない。今更何を言ったらいいのか、思い浮かばなかった。
 早夜もまた、何か言いたげであったが、直ぐにマシューに声をかけられ、彼の方を向いてしまう。
 そして感じるあの感情……。
 その感情こそが嫉妬と呼ばれるものだという事に、リカルドは気付いていない。
 そうやってまた、悶々と思い悩むのであった。


(おーおー、悩んでる悩んでる……。まぁ自分で蒔いた種だ。もう暫くそうしてろ)
 マシューは横目でリカルドを捉えながら、フンッと笑う。
 今早夜に声を掛けたのも、ワザとである。

「あの、マシューさんのお仲間には、いつ会えるんですか?」

 期待に頬を染めた早夜が、マシューに尋ねる。

「ああ、もうちょっと奥に行った所だ。そこは集会所になっててな、いま皆はそこにいる筈だ」

 そして、そこに行く間、この街の者達が遠巻きに此方を見ていた。
 子供の姿もあり、そーっと家のドアの隙間から覗いている。
 早夜がそれに気付き、笑いかけるが、子供達は慌てて中に引っ込んでしまう。そういった者が殆どだった。外からきた者に怯えているような……そんな感じ。


 そうして、マシューの言っていた集会所に着いた。
 その入り口の横には、椅子に座った老人がウトウトとしている。

「よう! ガマじぃ、客連れてきたぞ!」

 マシューが声を掛けると、その老人はビクリとして、寝ぼけ眼で此方を見た。
 どうやらこの人物が、噂のガマじぃらしかった。

 彼の顔には無数の傷が存在しており、右足が膝の先からなかった。それから、口髭を生やしており、その身体は歳のわりにはがっしりとしていた。
 彼は懐からパイプを取り出し、口に咥えると、火を点けふかし始めた。

「ほぉ、リカルドの坊ちゃんと……其方はどちら様かね?」

 その声はやたらとしゃがれており、少々聞き取り辛かった。見ると、彼の咽喉の部分には、大きな傷があって、この声はその傷のせいらしかった。

「ガマ蛙みたいに酷い声だろ? だから皆、ガマじぃって呼んでる」

 マシューがそう教えてくれた。
 どう反応したらよいか分らず、当の本人を見てみると、別に気にした様子もない為、改めて彼に向き直る。

「えぇっと……はじめまして、ガマじぃ、さん? 異世界の日本という国から来ました。 
 桜花早夜と言います。早夜と呼んで下さい」

 深くお辞儀をして笑いかけると、目の前の老人は目を丸くする。

「ほほぅ、異界の人かね! じゃあ、客人として、もてなさねば」

 そう言って、傍らに置いてある杖を取ると立ち上がる。
 そうすると彼はとても背が高いのが分った。背筋もしっかりと伸びており、老人とは思えぬ雰囲気を醸し出している。
 
「異界から来られし客人よ。我々は貴女を心より歓迎する。
 ようこそ、我らの街へ……」

 そう言って、優雅に一礼した。

「うわっ、何か別人みたいだぞ、ガマじぃ。そんな挨拶、一体何処で覚えたんだよ」

 マシューが驚いたようにそう言うと、

「何、昔とった杵柄というやつだ」

 と言って、ガマじぃはフフンと笑う。
 その後、ガマじぃは椅子に座り直すと、またパイプをふかし始めた。


 そして、早夜はマシューに中へと案内される。
 最初に出迎えてくれたのは、左の目に眼帯をした綺麗な女性だった。

「あら、マシュー、お帰りなさい。リカルドさんも一緒なのね? そっちの人はどちら様?」
「ああ、ただいまサニア。この子はサヤと言うんだ。サヤ、彼女はサニアと言って、実は俺の愛する女性だったりする」

 マシューは、少し照れたようにそのサニアと言う女性の肩を抱くと、早夜にそう紹介した。
 紹介された彼女も、恥ずかしそうにしていたが、何処か嬉しそうだった。

「うわぁ、なんか素敵です。お二人とも凄くお似合いです!」

 何だか早夜も照れてしまう。
 それ程、目の前の2人はラブラブオーラが発せられていた。

「そうだ、上の奴等には、お前から早夜を紹介してやるんだぞ?」

 マシューはリカルドを見て、そう言った。

「はっ? 俺が!?」
「当たり前だろ? お前が連れてきたんだから」
「あー、うん、まぁそーなんだけどな……」

 リカルドはそう言って、早夜を見る。早夜もチラッと、リカルドを見た。
 そして、やっぱり気まずくて、直ぐに目を逸らしてしまう。

(さて、最後のチャンスだぞ。ちゃんと紹介できたら許してやる……)
 マシューは、そんな2人の様子を眺めながら、心の中で呟くのだった。


 その後マシューは、サニアに何やら耳打ちし、彼女は何か驚いたようだったが、早夜の方を見ると頷いて、出て行ってしまう。

「どうしたんですか?」
「秘密だ」

 マシューはそう言って、意味あり気に笑みを浮かべた。
 そうして、二階へと上がり、ある部屋に通される。
 そこには数人の男性がいた。
 そして――。


「こいつはサヤと言って、この前異世界からやってきた。そんでもって、リュウキの……弟だ!」


 おおっと、どよめきが起きる中、マシューは額に手を当て、ハァッと溜息を吐く。
(最後のチャンスだったのに、バカ王子め!)
 早夜をチラッと見て、あれっと思った。傷付いた様子も、怒った様子も見当たらなかった為である。
 そして、少々緊張した面持ちで前に出ると、

「はじめまして、僕は桜花早夜と言います。どうぞ皆さん、早夜と呼んでください」

 ちゃんと僕と言っている事から、リカルドの言うとおりに、弟に徹する事を決めたらしい。
(サヤは何つーか……真面目と言うか、素直と言うか、健気だよなぁ……)
 しみじみと思うマシューであった。


「リュウキ様の弟ッスか!? それならオイラ達は大歓迎ッス! オイラはハルって言うッス! ヨロシク!」

 そう言って手を差し出したのは、目元全体を布で覆った少年だった。その布には、丁度眼にあたる部分に、星のマークが描かれており、まるでピエロのように見えた。

「ええっと歳は少し下くらいかな? よろしくね、ハル君」

 早夜はその手を握り返す。
 ハルは一瞬動きを止め、もう一方の手で早夜の顔に触った。そして首を傾げ、顔を近付けると、クンクンと匂いを嗅いだ。

「ハ、ハル君!?」 

 さすがに恥ずかしくなって、ハルの手を離す。
 ハルはニパッと笑って言った。

「なるほどー、そーゆー事ッスか! サヤも大変ッスね!」

(な、何が!?)
 と首を傾げる早夜。
 そして、真っ赤なバンダナがやけに目立つ、長髪の男性が横から出てきた。

「よろしくぅ、サヤ♪ オレ、デュマってんだ。でも何かサヤって女の子みたいだよね。もし女の子だったらオレ、アタックしてたかも!」

 思わずギクリとする早夜とリカルド。ハルが後ろで、クスクスと笑っている。

「やめてくれデュマ、お前が言うとシャレにならん気がする……。あっと、俺はキースだ、よろしく」

 デュマの言葉に顔を顰めながら出てきたのは、朝起きてそのままやって来た様な、ボサボサ頭に無精ひげ、そして丸メガネを掛けた男性だった。彼には、右腕がなかった。

「何だよキース。それってどーゆー意味なワケ?」

 デュマはキースをギロッと睨んだ。

「いつでもサカッてるお前の事だ、男に手を出してもおかしくないって言ってるんだ」
「何だって!? オレは女の子しか興味無いってーの! そう言うキースこそ如何なワケ? 全然女っ気ゼロじゃん。もしかして、そっちの気があるんじゃないの?」
「何だと!?」
「何サッ!」

 その時、2人の頭をグーで殴る者がいた。

「〜〜〜っ!!」
「つっ〜〜〜!!」

 2人とも涙目で頭を抑える。相当痛かったようだ。
 彼らを殴った人物は、薄い水色の髪をした、きれいな顔立ちの男性だった。
 その男性は、一言も喋る事無く2人を睨むと、早夜を見てニコッと笑った。

「イッテーよセイン。お前さー、見かけによらず馬鹿力なんだから、手加減しろよー」
「こいつはともかく、俺まで殴るな……」
「こいつはともかくって、どーゆー事よ……」
「そーゆー事だよ」

 また睨み合う2人。そんな2人を、水色の髪の男性はもう一度睨むと、拳にはーっと息を吐きかける。
 
「わ、わかった、もう喧嘩はしないって!」
「そ、そうだ! だからその手を下ろしてくれっ!」

 2人とも慌てて、必死に止めようとする。すると彼は、わかれば宜しいと言うように、腕を組むと頷いた。
 そして、改めて早夜に向き直ると、彼は無言で右手を差し出した。
 呆気にとられていた早夜は、はっと気が付くと、彼の手を握り返した。

「あの、えーと……よろしくお願いします」

 だが、彼はニコニコと笑うばかりだ。
 首を傾げる早夜に、リカルドが声を掛けた。

「あー、えーとだな、サヤ……」
「何ですか? リカルドさん」

 早夜は、初対面の人達の前で不機嫌な顔をとってはいけないと、笑顔を張り付かせたのだが、リカルドにとっては相当の圧力となっているようだった。
 彼はだらだらと汗を流しながら言った。

「そ、そいつはな、セインって名前で、喋れないんだ」
「喋れない!?」

 早夜は笑顔をとき、驚きの表情となる。
 リカルドは何処かホッとして答える。

「ああ、舌が無いんだ」

 ビックリして早夜はセインを見る。
 彼は苦笑して口を開いて見せた。彼の舌は、半分ほどで無くなっていた。

「ちなみに、オレには耳が無いよ」
 
 そう言って、デュマが髪で隠れた、耳を見せてくれた。
 そこには、大きな傷とぽっかりと開いた穴しかなかった。

「オイラは、目玉が無いッスよー」

 あっけらかんと、ハルも言った。
 言葉も出ない様子の早夜を見てマシューは思う。
(さすがにショックが大きいか……女の子にはちょっときついかもな……)
 そして、早夜の頭にポンと手を置く。

「これが、俺達の街の名の由来だ」
「え?」

 早夜はマシューを見上げる。マシューはフッと笑うと、肩を竦めた。

「ここの人間達は皆、どっかしら欠けていたり、俺みたいに目立つ傷を持っている。そういう奴らは、この世界では社会的に排除されちまうんだな、これが……」
「ええっ!? そんな……」

 排除と言う言葉に心を痛める早夜。

「そんな奴らが寄り集まってできた街なんだよ、ここは……。
 社会から打ち捨てられた者の集まる街、だから“ゴミための街”って言うんだ」
「そんなっ! ゴミなんかじゃありませんっ! 皆さんは、ゴミなんかじゃ絶対ありません……」

 早夜の目からは、ぽろぽろと涙が零れていた。何よりも悲しかったのは、この人達が自分達の事をゴミと受け入れてしまっている事だった。

「ああそっか、そーだよな……ありがとうな、サヤ。俺らの為に泣いてくれて……」

 そう言ってマシューは、早夜の頭を優しく撫でた。

「ったく! ちょっと泣き虫なんじゃないの? サヤは」

 真っ赤なバンダナのデュマも早夜の肩を軽く叩き言った。そんな彼の目は、少々赤くなっている。

「そう言うお前は、よく人から貰い泣きするけどな」

 と、隻腕の男キースが横から言った。彼は早夜を見ると、フッと笑った。

「まっ、サヤ。お前が思うほど、俺達はそんなに悲観してないから、大丈夫だ」
「そーッスよ、これでもオイラ達は、けっこー楽しくやってるんスよ! ゴミだからと言って、悲観したら駄目ッス! 寧ろ、ゴミとして誇りを持ってるんスよ! ゴミにはゴミなりの使い道があるんス!」

 ハルが明るく言った。 
 セインも早夜の手を取ると、両手で包み込み、優しく頷いた。

 早夜はそんな彼らを見て、涙を拭うと笑った。
 それは、とても可愛らしく透き通るようにきれいで、思わずこの場にいる者達はドキリとするのだった。










 〜日本・一時帰宅その後 其の五〜


「オオー! 凄イノデツ! アレハ何デツカ? 絵ガ動イテイマツ!」

 花ちゃんは今や、テレビに夢中だった。
 あの後、蒼と亮太は学校へと行き、花ちゃんは何故か翔太郎の膝の上にいた。
 そして、翔太郎がテレビをつけ、映像が映し出された瞬間、大興奮する花ちゃん。
 その番組は、アニメ番組だった。

「あれはねー、アニメって言うんだよ」

 いつものように、翔太郎の隣に座っていたマリアが答える。

「アニメ、デツカ?」

 そう言って、またテレビにかじりつく。どうやら花ちゃんは、このテレビとアニメが気に入ったようだった。

「そう言えば花ちゃんは、何を食べるのかな?」

 翔太郎たちにお茶を出しながら、蓮実が花ちゃんに尋ねる。
 花ちゃんは、パッと振り返ると言った。

「何モ食ベ無イノデツ。日ノ光ト水ガアレバ、生キテイラレルノデツ!」
「へぇー、そうなんだ、植物の光合成と一緒か」

 蓮実がそう言うと、マリアも感心したように言う。

「凄いねー、エコだねー」

 その時、テレビの番組がCMへと切り替わった。

『これであなたの育てている、植物達も元気イッパイ! ○○製品の肥料はいかが? 家庭菜園も観葉植物もこの肥料があればオールオッケー! I LOVE フラワー! あなたのお庭も素敵に変身♪』

 肥料のCMだった。
 ふと、静かになった花ちゃんを見てみれば、花ちゃんはうっとりとそれに見入っていた。

「は、花ちゃん?」
「アイ〜〜、何テ素敵ナンデツカ……アノ中ニ浸カッテ、心モ身体モ、癒サレタイデツ……」

 CMでは、丁度その肥料が花壇いっぱいに撒かれている所だった。

「お、温泉感覚?」

 呆然と、花ちゃんの様子に見入る3人だった。


 さて、今回の事ですが、また新しいキャラクターが出てきて、結構大変です。
 特にセインにはセリフがありませんから、忘れてしまいそうになります。(ごめんよ、セイン)
 後、マシューのニット帽は、サニアの手編みだったりします。 この2人は、マシューの猛アタックでくっつきました。(サニアは美人だから、ライバル多かったのさ)

 花ちゃんの事
 彼の好きなアニメ。 今後大きく関ってくる予定です。 どのように係わってくるかは、読んで確かめていって下さい。
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