つまんない、つまんない
『朝ダルい…』
『学校嫌だ…』
毎日ビートルズの曲を聞きながら、こんな事を思う。楽しくない。生きたくない。
生きたくないは言いすぎか。
『あ。』
目覚まし、いつ止めたんだろ?
いいや起きよう。
パジャマを脱いで、上下毛玉だらけのスウェットに着替えて学校に行く。
パジャマからスウェット?って思われるかもしれないけど、楽だから。
制服はちゃんとある。
別に男ウケとか気にしないし。
あ、
ギャルなわけじゃないの。普通の位。
普通の茶髪で、普通の顔で。普通の性格で。
言いだしたらキリがないね。
『綾、何してんの!?』
『は?着替えてんの。』
『アンタ、今9時だよ?いつも遅刻じゃない!!止めてよね。本当だらしないんだから。』
『うん。』
しかし、うざい。
親って選べないわけ?何でこんな奴なんだろ。
いつも、遅刻?
そんなの当たり前じゃん。
お前が学校行けって言ったんだろ?
行ってるだけマシだと思えし。
『綾、化粧してないで早く行きなさい!』
『は?おかんスッピンで外出れる?』
『ゴミ捨て……なら。いいから早く行きなさい!!』
『じゃあマスカラぬったら行くわ。』
『早くしなさい。お母さん仕事行くからね!』
『じゃあね〜』
──バタン──
はぁ。早く行こ。
めんどくせー。
学校まで歩いて10分。
私立のバカ高。
近いから受けただけ。
『あ、綾ぁ。遅いじゃん。寝坊?』
『うん。寝てた。紗織、今日早くない?』
教室に入ると、香水の混ざり合ったキツイ匂いがする。もう慣れたけど。
『今日は、早く起きれた!!うわ、先生来たよ。』
───授業中───
誰も聞いてないのに、先生も嫌じゃないのかな。
うちの学校じゃ、授業中にご飯食べるの当たり前だし、みんな電話もする。
トイレで喫煙してる奴もいるし。
もう慣れたけど、この学校腐ってんの。
チャラチャラしたギャル以外は、つまんないと思う。
あたしもその1人。
やっと授業終わった。
『綾ぁ、次体育だよー。』
『ん。今日なに?』
『隣と合同だって。』
『へー。』
やっぱ体育でもスウェットで出た。
バスケ?誰がやるか。
いつものように隅っこで、ボーっとしてた。
『君さぁ、遠藤って言うの?』
『は?そうだけど何?』
『やっぱり。君の前世は何かな?』
『はぁ?なんなの?』
『じゃあ僕はバスケと結ばれているから。』
本気で意味分かんない。
気持ち悪っ。
新手のナンパか?
まぁ顔はカッコよかったかな。
体育も終わって、教室に帰ると、さっきの男が、あたしの机に、おおいかぶさって寝てた。
『うわ…何してんだよ?』
頭をおもいっきり叩いてみたけど起きない。
っていうか、こいつ隣のクラスだろ…?
『おい!おい!』
無理矢理机から、体を離したら、顔が近かった。
お互い、びっくりしてた。
『うわっ…近。やめてよ。ってか、なんでここに寝てんだよ?』