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THE WORLD 作者:SEASONS

4月15日

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口外禁止?

《サイド:美袋翔子》

うんうん。

表彰式が終わったわね。

これで魔術大会は無事に終了したことになるわ。

はっきりとしたことは教えてもらえなかったけれど。

立入禁止区画で起こった事件は何事もなかったかのように
密かに裏工作がされて闇へと封じられたみたいね。

そのせいで事実を知る者はごく一部らしいわ。

でもまあ、私にしても優奈ちゃんにしても特に口外禁止とは言われてないから
いずれ噂は広がっていくでしょうね。

私達が喋らなくても、
どこかで情報は漏れるだろうし。

そもそも戦争が始まるっていう情報が公開されたら、
その辺りの出来事も隠す必要がなくなるから
わざわざ口止めするつもりはないのかもしれないけどね。

それでも龍馬でさえもまだ何も知らない話になるわ。

ほとんどの人達は大会の影で起きていた事件を知ることもなく、
満足そうな表情でグランパレスを出て行ってしまう。

その間に私達は一旦、部屋に戻ることにしたんだけど。

部屋に戻ってきた時にはすでに午後1時30分になっていたわね。

まあ、特に急ぐ理由もなければ何かをしなくちゃいけないっていう予定もないんだけど。

さしあたって総魔のことをみんなに説明するかどうかで悩んでたくらいかな?

だけど説明の必要はないみたいね。

「みんな揃ってるかしら?」

私が話を切り出す前に理事長が部屋に入ってきたからよ。

「ん~。ちゃんと全員、揃ってるようね。それじゃあ、色々と話があるわけだけど。少し長くなるからトイレに行きたい人は先に行っておくように」

本気なのか冗談なのかよくわからないけれど。

とりあえず誰も席を外すことはなかったわ。

試合場を見渡せる窓際のソファーにそれぞれ腰を下ろしていて、
静かに理事長の言葉を待ってる感じよ。

ただただ静かな室内。

会場を出ようとする人々の喧騒が聞こえて来ることはあるけれど。

この室内だけは無人と思えるくらいに静まり返っていて、
静寂が支配してるように思えるわ。

龍馬、沙織、真哉、そして私と優奈ちゃん。

5人の視線を受ける理事長は、
いつもは見せないような真剣な表情で静かに語りだしたのよ。
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