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THE WORLD 作者:SEASONS

4月15日

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彼へと続く道

《サイド:美袋翔子》

「私も手伝うわ。」

沙織が協力を約束してくれたのよ。

「翔子の為なら私は何でも出来るから。だから進みましょう。彼へと続く道を、ね」

総魔を追いかけるために手を貸してくれるみたい。

私一人だとどうしていいか分からないけど。

沙織がいてくれるのなら頑張れる気がするわ。

「ありがとう、沙織」

涙を拭って沙織と向き合う。

沙織が涙を堪えていることはすぐに気付いたわ。

だけど今は何も言わない。

ううん。

何も言えなかったって言うべきかな?

私のせいで沙織が悲しんでるって思うだけで何も言えなくなったのよ。

だから今はできる限りの笑顔で微笑んで、
感謝の気持ちを表すことにしたの。

「ありがとう、沙織!私、もう少しだけ頑張ってみるね」

何が出来るかは分からないけど。

このままここで泣いていても解決なんてしないから。

「出来ることを精一杯やってみるわ!」

折れかけた心を必死につなぎ止めるための精一杯の言葉だったけどね。

それでも私は立ち上がる覚悟を決められたのよ。

あとのことは考えないわ。

もちろん考えてしまうけれど、悩まないって決めたの。

総魔がどう思うかなんて関係ないのよ!

私が総魔に逢いたいって思うの!

だから泣くのは止める。

すぐには止まらないけれど。

泣き続けてる暇があったら、
これからのことを考えようと思えるからよ。

まっすぐに沙織を見つめてみる。

そんな私を見て、沙織も笑顔を見せてくれていたわ。
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