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THE WORLD 作者:SEASONS

4月15日

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天地創造

視線を向ける先には御堂がいる。

「追いついたと思っても、きみは更にその先を行くんだね」

その先、か。

どうだろうな。

落ち込んだ様子を見せる御堂だが、
成長を止めるのは自分の意思だ。

「立ち止まることを選ばない限り、人はどこまでも強くなれる。」

俺はそう信じている。

「お前はどうする?」

「もちろん諦めはしないさっ!!きみに勝つその日まで!!僕は絶対に諦めない!!」

宣言した御堂が全力で駆け出した。

「きみが成長を続けのなら、僕も更なる高みを目指すだけだ!!そして必ず!きみに打ち勝つ!!」

叫びながら目前まで迫る御堂。

その手のルーンが激しく輝きだす。

「スーパーノヴァ!!!!」

至近距離から直接放たれた強大な光の光が、
ルーンの刃と共に襲い掛かってくる。

先程までの俺ならこの攻撃は受けきれなかっただろう。

だが、今の俺なら防ぐまでもないと感じている。

「メビウスリング!!」

神剣ではなく、突き出す左手で御堂の攻撃を受け止めてみせた。

「なっ!?」

強制的に停止する御堂の攻撃。

驚き戸惑う御堂が動きを止めたことで、
破壊の一撃を御堂自身へと反転してみせる。

「ぐっ…あっ…!?うああああああああああああああああっ!!!!!」

自らの攻撃を受けて吹き飛んだ御堂は、
勢いよく試合場を転がって場外へと落下した。

「く…うっ…!」

急いで立ち上がろうとしているものの。

足がふらついてしまって、すぐには立てないようだな。

「今…何を…っ!?」

「単に反転しただけだ。魔術という名の世界を統べる俺に、その程度の攻撃は意味を持たない」

「くっ…」

悔しそうに唇を噛み締める御堂だが、
それでも瞳に宿る光は消えなかった。

「だったら、僕の全力を持ってきみを乗り越えるだけだ!!」

試合場に戻った御堂が全力で剣を振りかざす。

「あらゆる魔術を支配する力。あらゆる魔術を破壊する力。あらゆる魔術を消し去る力。全ての力を持って…僕はきみを乗り越える!!!」

再び駆け出した御堂のルーンがまばゆい程の光を放つ。

「これが僕に出来る最大の一撃だ!『オーバードライブ』!!!」

強引に風を引き裂いて生まれる衝撃波が俺に迫る。

さきほどグランバニアの生徒を相手に使用していた攻撃のようだが、
声は聞こえても試合を見ている暇はなかったからな。

直接、目にするのは今回が初めてになる。

「良い攻撃だ。俺が予想していた以上の成長だ」

御堂の成長を認めながら神剣を突き出す。

そして。

新たな力を展開する。

「クリエーション!!」

天地創造てんちそうぞうの名を冠した結界魔術だ。

特定の範囲内に特殊な結界を展開する。

その範囲はある程度自在に調整できるが、
今回は試合場全域に設定した。

それにより、試合場全域が俺の結界の領域となる。

そのため。

ほんの小さな風きり音が聞こえただけで、
御堂の攻撃は何もなかったかのように消失してしまう。

「なっ!?」

再び戸惑う御堂だが、
俺の攻撃はそれだけでは終わらない。

俺の結界はすでに試合場を『支配』しているからだ。

「すでにここは俺の支配下にある。あらゆる力を『創造』する力の意味を知るが良い」

神剣を試合場に突き刺す。

ここが全ての基準点だ。

「ボルガノン!」

俺の言葉に反応して、真哉と同じ力が発動した。

神剣から放たれるのは高速の炎だ。

「マスター・オブ・エレメント」

さらなる呼び掛けに応じるかのように神剣が光り輝く。

沙織の攻撃と同様に飛び出す5色の光。

それらの光も御堂へと降り注いでいく。

「ダイアモンド・ダスト!」

翔子の力すら再現する神剣の冷気が御堂に迫る。

「マジック・レイン!」

優奈の魔術も発動する。

「そして、グランド・クロス!」

「ま、まさかっ!?」

驚愕に染まる御堂の表情に答えを示すために。

神剣は『全ての力』を発動させてみせた。

「全魔術を自在に発動出来るクリエーション。俺に使えない魔術は存在しない」

宣言した直後に全ての魔術が御堂へと降り注ぐ。

「うあああああああああああああああああああああああああっ………!!!」

全てを破壊する究極の攻撃だ。

回避も防御も不可能だろう。

御堂は破壊の魔術の嵐の中で成す術もなく力尽きることになった。
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