挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
THE WORLD 作者:SEASONS

4月14日

589/4820

第2回戦、第3試合

「それではこれより、第2回戦、第3試合を行いたいと思います!!」

係員が進行を始めたけれど、
呼び掛けに対して聞く耳を持たない真哉はすでに試合場に立っているわ。

「ジェノス魔導学園の北条真哉さん!そしてデルベスタ多国籍学園のフェイ・ウォルカさん!試合場へお願いします!!」

うわぁ…。

3試合目に出てくるのは予想通りフェイだったわね。

ここまでの試合結果は私達にとって圧倒的に不利な状況だから
ここで真哉が負けたら正直、笑えないわ。

このあとの龍馬と総魔の勝利は確実だとしても、
その時点での試合結果は2勝2敗1分けで延長戦突入よね?

でもここで真哉が勝てれば、3勝1敗1分けで3回戦進出が決定するわ。

無事に3回戦へ勝ち上がれるかどうかは真哉の試合結果にかかってるってことよ。

まあ、例え真哉が負けたとしても延長戦にまで持ち込めたら私か総魔が試合に出ればいいわけだし、
絶望的な状況というほど危険な戦績じゃないとは思うけどね。

要は3回勝てればそれでいいのよ。

2回負けても、何回引き分けてもいいの。

結果的に3回勝てればそれでいいの。

だから真哉が負けたとしても気にしないわ。

その程度の気持ちで見守っていると、
試合場で待つ真哉についにフェイが歩み寄ってきたのよ。

「再びこの日が来たな」

「ああ、待ってたぜ、フェイ。今日こそ決着をつけようぜ」

宿敵との試合に燃える真哉は楽しそうな笑顔で話し掛けてる。

だけど、フェイの態度は余裕そのものって感じね。

「ははっ。過去2回、俺に負けているにもかかわらず強気な発言だな」

「俺は勝つまで諦めない男なんでな」

「ふっ。お前らしいな。だが、そう簡単に勝てるほど俺は甘くないぞ?」

「だからこそやり甲斐があるってもんだろ?今回も手加減なしだ。全力で潰すぜ!」

「ああ、いいだろう。受けてたとう」

互いに微笑みあう真哉とフェイ。

二人とも魔術師でありながら槍という武器を手に戦う姿は何度見ても手に汗握る迫力があるのよ。

それこそ『おとこ』の戦いって感じね。

こういう試合が見れるから、この大会は面白いと思ってるわ。

だから勝ち負けじゃなくて、最後まで見てみたいって思うのよ。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ