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THE WORLD 作者:SEASONS

4月14日

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第1回戦、第2試合

《サイド:美袋翔子》

ふふん♪

いよいよ私の出番ね。

今は総魔がいないけど、
総魔に褒めてもらうために何が何でも勝ってみせるわ。

「それじゃあ、行ってくるわね~」

真哉が帰ってきたことで試合場に向かうことにしたんだけど、
ようやく係員の進行も再開したようね。

「それではこれより第1回戦、第2試合を始めたいと思います」

係員の宣言を聞きながら試合場を進んでみる。

反対側からは対戦相手の新城貴也(しんじょうたかや)が歩み寄ってきたわ。

向こうの学園では3位の成績ね。

前大会では沙織に敗北した生徒なのよ。

ちょっと前までの私なら勝てるかどうか微妙な相手だけど、
今の私なら恐れるような実力じゃないと思う。

実際に試合をしてみないと分からないけど、余裕で勝てるんじゃないかな?

そんな自信だけはあったわ。

「前大会で、飯蔵大輔いいくらだいすけに引き分けた相手だったな?」

ひとまず試合場で向かい合ってみると、貴也から話し掛けてきたのよ。

飯蔵大輔っていうのは向こうの学園で5位の生徒ね。

まだ試合には出てないけど、エスティアの陣営にその姿は見えるわ。

「まあ、過去の事実は否定しないわ」

「だとすれば俺とは勝負にならないな」

ん~。

…かもね。

ちょっと前までなら確かにそうだったかも知れないわ。

だけどね。

今は違うのよ!

私はちゃんと成長してるの。

一月前までの私と一緒だと思ってると、
痛い目を見るってことを実証して見せるわ!

「一応、忠告。私を甘く見ないほうが良いわよ?」

「自信だけは一人前だな。だったら見せてもらうか。その自信が本物かどうかをな」

互いに睨み合う私と貴也の雰囲気は険悪って感じね。

別に仲が悪いとかそういうことじゃないけど、
試合に向けての気合は十分ってことよ。

お互いに手加減はなし。

その雰囲気を作り上げたところで、私達の会話は終了したわ。
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