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THE WORLD 作者:SEASONS

4月14日

555/4820

第1回戦、第1試合

《サイド:御堂龍馬》

両学園の対戦順が決まったことで、
いよいよ第一回戦が始まるようだ。

「それではただ今より、第1回戦第1試合を行いたいと思います!!」

ついにエスティア魔術学園との試合が始まった。

試合場の中心に立つ係員が試合開始を宣言したことで、
観客の盛り上がりも急上昇していく。

個人的には見慣れた光景だけど、
相変わらず魔術大会はすごい人の数だね。

多くの観客の注目が集まる中で真哉は堂々と準備運動を行っている。

そんな真哉に歩み寄る最初の対戦相手は笹倉美和子(ささくらみわこ)さんのようだった。

半年ほど前からエスティア魔術学園で2位に君臨する彼女こそが、
前大会で真哉に勝った実力者でもある。

おそらく出場登録を行う以前から試合場に立った真哉を見て、
確実に勝つ為に1試合目に出て来たんじゃないかな?

真哉にとっては警戒すべき相手だ。

前回と同じ敗北を繰り返さない為にも、
ここはぜひとも倒しておきたい相手だと思う。

「またお前か?もしかして俺に惚れたのか?」

ふざけたように笑う真哉だけど、
笹倉さんはあざけるような表情で笑顔を浮かべてる。

あれはたぶん、真哉を格下に見てる感じだね。

「どこからそんな自信が出るのかしらないけど、そういう言葉は私に勝ってから言うことね」

自信満々の態度の笹倉さんは、
真哉を相手にしても『負けるつもりはない』という感じの余裕の表情を浮かべているね。

そんな笹倉さんと向かい合いながらも、
真哉は一歩も引かずに楽しそうに笑ってた。

「ははっ。今回は手加減しねえぜ」

勝利を狙う真哉だけど、笹倉さんも一歩も退かないようだ。

「今回も私が勝たせて貰うわ」

互いに見つめ合う二人の自信は揺るがないようだね。

どちらも自分の勝利を信じてる。

そんな雰囲気だ。

「それでは試合を開始いたします。準備はよろしいでしょうか?」

試合場に審判員が歩み出たことで、審判員の問い掛けに無言で応じる二人。

『今大会』最初の試合が始まろうとしていた。
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