挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
THE WORLD 作者:SEASONS

4月14日

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

543/4820

約11時間

《美袋翔子》

ん?

あれ?

お風呂を済ませて準備を終えてから自室を出たところで、
総魔と優奈ちゃんが帰ってきてることに気が付いたわ。

う~ん。

いつの間に?

全然気づかなかっことに驚きながらも歩みを進めてみると、
室内は朝食の良い匂いで満たされていたわ。

ゆっくりとテーブルの上を見てみる。

昨日の夕食ほどじゃないけど、
朝から食べるには多すぎるほどの料理とパンが並んでいるわね。

龍馬と沙織の二人はすでに席についているし、
帰ってきたばかりの様子の総魔と優奈ちゃんも席につこうと移動しているところよ。

とりあえずみんながいることで、声をかけてみることにしたわ。

「お帰り、総魔、優奈ちゃん」

出来る限り元気よく挨拶をしてみると、
優奈ちゃんは少し眠そうな表情を見せながらも
健気に微笑んでからしっかりと挨拶を返してくれたのよ。

「おはようございます。翔子先輩」

しっかりと挨拶をしてから昨日と同じ席に座る優奈ちゃんだけど、
総魔は私に視線を向けただけで無言のまま席についちゃったわ。

あうぅぅ~。

挨拶くらいしてくれたっていいじゃない。

そうは思うけれど。

総魔だって徹夜だったと思うし、
疲れてるのは同じだと思うから、あまり無理は言えないわね。

とりあえず室内を見渡してみる。

私で5人目なのは間違いないわ。

ある意味予想通りの展開だけど、真哉の姿はどこにもないのよ。

「で、真哉はまだ寝てるの?」

尋ねてみると、龍馬が頷いてから答えてくれたわ。

「ああ。多分、そうだろうね」

「よく寝るわね~。どうするの?起こす?」

「どうしようかな?とりあえず様子を見てくるよ」

席を立ってから真哉の部屋に向かった龍馬がコンコンと扉を叩いてみたんだけど、
真哉の返事はなかったようね。

「本気で寝てるんじゃない?」

「…だろうね。」

真哉が出てこないことで、龍馬は扉に手をかけたわ。

「開けるよ、真哉」

声をかけた龍馬が扉を開けようとすると、
鍵はかかっていなかったようね。

扉はすんなりと開いたわ。

そして室内を眺める龍馬が苦笑いを浮かべてた。

「あははは…。」

「どうかしたの?」

「まだ寝てるね」

あ~。

やっぱりね。

ってか、夜8時に寝たはずよね?

それなのにまだ寝てるって、一体、何時間寝てるのよ!?

もうすでに時刻は7時ちょこっと前よ。

つまり、ほぼ11時間ほど寝てるってことよね?

うわ~。

呆れるわ。

龍馬が苦笑いを浮かべるのも当然だと思うわね。

あと1時間ほどで大会が始まるのに、
このまま寝かせておけるほど余裕のある時間じゃないわ。

「さっさと叩き起こすしかないんじゃない?」

「うーん。それはどうかな?」

叩き起すのは可哀想と思ったようね?

龍馬は苦笑いを浮かべながら部屋の中に入って行ったわ。

そして、やんわりと真哉を起こしたみたい。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ