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THE WORLD 作者:SEASONS

4月13日

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料理尽くし

「来たかっ!!」

笑顔で入口に向かう北条先輩の後ろ姿を眺めながら、
先輩達は苦笑いを浮かべているようです。

時刻は午後6時を少しだけ過ぎた頃ですね。

届いた夕食が係りの人達によってテーブルに並びられていきます。

その作業はものの数分で終わりました。

すごく良い手際です。

不器用な私としては尊敬してしまう手際の良さでした。

とは言え。

今は手際がどうこうよりも夕食の内容の方が重要ですね。

私達の夕食は応接間の中心にある大きなテーブルに用意されました。

先程まで北条先輩が休んでいたテーブルです。

たぶん長さは2メートルほどで、
幅は3メートルくらいの大きさだと思うんですけど…。

テーブルの上には今まで見たことがないような豪華なご馳走が6人分用意されていました。

こういうのを懐石料理と言うのでしょうか?

お魚と大海老のお刺身の盛り合わせとか。

熱々のかにと野菜の小鍋とか。

天ぷら5種に焼きホタテ2個とか。

お味噌汁にご飯とお漬け物。

…等々…。

魚介中心の料理が沢山並んでいます。

ですが。

各席の前に並ぶ料理とは別に、
テーブルの中央には大皿が幾つも並んでいて、
好きな料理を取り分けて食べて良いようです。

山盛りのサラダが2種類。

重たそうな鉄板の上には、
大きなステーキやお野菜が焼かれていて、とても良い匂いがしています。

さらにはウインナーとポテトフライの盛り合わせや、
コーンスープの入ったお鍋もあります。

他にも沢山あるのですが、
初めて見る料理も沢山あって、
どう表現していいのか分かりません。

「すごい料理の数ですね」

初めて見る料理に驚いていると、
御堂先輩が教えてくれました。

「まあ、普通に考えればやりすぎかな?って思うんだけど、大体いつもこんな感じだね」

「大会には毎回、大勢の人が観戦に来るんだけど。その入場料でかなりの収入があるらしいわ。これはそのお礼ってところかしら?頑張って試合をする私達に、せめてご飯くらいは美味しいものをってことらしいわよ」

なるほど。

そうなんですか。

翔子先輩の説明を聞いて少し納得できました。

会場の入場料がいくらで、どのくらいの人数が集まるのか分かりませんが、
これほどのご馳走を他の学園の生徒の分まで全員分用意出来るくらいの収入はあるようです。

「こんなに沢山のご馳走が用意出来るくらいの収入があるんですか?」

「こんな料理だけじゃ、収入の1%にも満たないわよ。2日分の料理を全部足してもね」

え?

2日分でも?

「そんなに…?」

「まあまあ、お金の話は気にしない気にしない」

まあ、そう、です、ね。

考えても仕方がありませんし、
知らなくても良い部分だとは思うのですが…。

「そんなことよりも、夕食!夕食!」

驚く私に微笑んでくれた翔子先輩は、
私の肩を掴んでから空いている席へと押してくれました。
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