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THE WORLD 作者:SEASONS

4月12日

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人それぞれ

《サイド:御堂龍馬》

「ははっ!楽勝!楽勝!」

余裕の笑みを浮かべる真哉は、
今日最後の試合を終えて新たな生徒番号を手に入れた。

生徒番号、8番だ。

本来ならもっと上の番号を狙いたいところだけど。

閉館の時間が迫っているせいで今日はこれが限界だった。

「お疲れ様」

笑顔で迎える僕に、真哉も笑顔で答えてくれる。

「たいして疲れてねえけどな。まあ、あの猪に比べれば楽なもんだろ?」

はは…っ。

まあ、そうかもね。

真哉の言葉を聞いて苦笑いを浮かべてしまった。

確かに今日一日の間にギルドで請け負った仕事に比べれば、
学園での試合は比較的簡単かもしれないね。

そうは思うけれど、学園の試合だって十分に危険性を伴うんだ。

だから楽勝かどうかは分からない。

でもね。

真哉がそう思うのならわざわざ否定する必要はないかな。

誰がどう思うかなんて人それぞれだからね。

ひとまず真哉の昇格を祝うことにして、時計に視線を向けてみた。

時刻はすでに午後8時だ。

まもなく会場が締まる時間になる。

「とりあえず飯でも食いに行こうぜ!」

「ああ、そうだね」

真哉に誘われるまま、
食堂に向かって歩きだすことにした。
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