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THE WORLD 作者:SEASONS

4月11日

494/4820

丁度

《サイド:美袋翔子》

…で。

研究所についてみれば午後6時20分か~。

いつもより少し遅れたかな?

もしかしたら沙織の方が先に待ってるかも?

なんて思いながらたどり着いた研究所の受付なんだけど。

周囲を見渡してみても、沙織の姿は見えなかったわ。

どうやらまだ来てないようね。

「もう少し時間がかかるのかな?」

一人で呟いてみると。

そのあとすぐに小さな足音が聞こえてきたわ。

『コッ…コッ…』って感じね。

さすがに足音だけで誰かなんて分からないけど、
時間的に考える沙織かも?

治癒魔術研究室に繋がる廊下の奥に視線を向けてみると、
薄暗い廊下の奥から予想通りの人物が姿を見せたわ。

「沙織~!」

手を振りながら呼び掛けてみると、
沙織もすぐに手を振り返してくれたわ。

「お待たせ、翔子」

「ううん。私も今さっき着いたところだから。全然待ってないわよ」

「あら、そうなの?」

「うん。ホントに今来たところ」

今日はお互いに丁度良い時に受付に着いたと思うわ。

「行こ~!」

「ええ」

微笑んでくれる沙織と手を繋いで、
今日も沙織の家に向かうことにしたわ。
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