挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
THE WORLD 作者:SEASONS

4月10日

442/4820

私だけの何か

《サイド:美袋翔子》

さて、と。

今日も第1検定試験会場についたわ。

でもね~。

よくよく考えてみると、出直すことを決めて降格してからまだこの会場で一度も試合をしてないわ。

学園最上位に位置する生徒を相手にして、
どこまで戦えるのかが正直、全然分からないわね。

でもね?

それでもね?

予想だけで言えば、簡単に勝ち進めるんじゃないかな~思ってる。

後先考えずに番号だけを狙うのならアルテマを発動させれば一撃で勝てるからよ。

あの淳弥でさえも反応出来ずに直撃したのよ?

総魔のアルテマの威力を自分自身でも経験してるから、
あの魔術がどれくらい凄いのかを私は十分過ぎるくらい理解してるわ。

だから単純な番号だけなら、いつでも上位を狙えるはずなの。

それこそ沙織の次くらいは楽勝だと思ってる。

だけどね。

私が欲しいのは番号じゃないの。

最終的には上を目指すけれど、その前にルーンを使いこなせるようになりたいのよ。

その為には一つでも多くの試合をこなして、
自分自身の実力を底上げする必要があるわ。

それにね?

一発大逆転のアルテマは確かに便利だけど、
総魔と違って私は何度も発動出来るだけの魔力がないわ。

控えめに発動してもせいぜい3回が限度かな?

全力なら一発で魔力が底をつくけど。

威力を抑えても、3回目を使った時点で確実に意識が飛ぶと思うの。

それくらい魔力の消費が激しいのよ。

だからいくら強力っていっても、
それだけに頼るわけには行かないでしょうね。

そこまでの威力がなくても良いから、
安定して使える魔術を探す必要があるわ。

あとは…まあ~、そうね~。

ルーンを使いこなせるようにならなければ総魔には絶対に追いつけないって思うわ。

総魔の力を真似るだけじゃなくて、総魔を越える『何か』を探したいのよ。

例えて言うなら優奈ちゃんのように、かな?

優奈ちゃんの吸収の能力が総魔を上回っているように、
私も私だけの『何か』を手にしたいって思うの。

だからそのために頑張ってみようと思ってる。

総魔に追いついて追い越す為に!

自信を持って総魔と向き合えるまで。

私はまだまだ頑張るわっ!!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ