挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
THE WORLD 作者:SEASONS

4月9日

405/4820

可愛さ重視

《サイド:美袋翔子》

…う~ん…。

なんだかんだでルーン研究所に来ちゃったわね~。

久しぶりに総魔と二人きりになれたのに。

何故かまた研究所に来ることになってしまったのよ。

まあ、そのおかげかどうかはわからないけど、
優奈ちゃんと悠理ちゃんはここにはいないわ。

昼食を終えたあと。

優奈ちゃんと悠理ちゃんの二人は仲良くどこかに出かけて行ったから、
総魔と二人きりになれたのよ。

それなのに。

受付で西園寺さんに案内されて、たどり着いたのは見慣れた実験室だったわ。

ここには黒柳所長と西園寺さんの他にも
藤沢さんや峰山さん大宮さんとか研究所の責任者が勢揃いしているわ。

出勤している職員総出で実験の準備を進めてるようね。

これから何が始まるのか私は何も知らないけれど。

とりあえずは様子見って感じかな?

総魔は何かの実験がしたいみたいなんだけどね。

だけど今回の実験に私が関わることはないわ。

単に総魔にくっついてきただけだからよ。

でもね?

私は私でやりたいことがあったりするわ。

やりたい…というか、考えたいこと、かな。

私はまだルーンが使えないのよね~。

自分の特性は理解したけれど。

具体的にルーンを考えるとなるとイマイチ実感が沸かないのよ。

何かきっかけになるようなことでもあれば、
ルーンを作れるようになれると思うんだけど。

それが何かが分からないの。

どうすればいいのかな?

頭を悩ませても、すぐには答えがでないわ。

融合という能力を最大限に発揮できるルーンの形って何?

う~ん。

全然、わかんないわね。

以前使っていたパルティアみたいに『弓』の形でも良いんだけど。

何かが違う気がするのよね~。

だからと言って、総魔のような剣も違うと思う。

そもそも武器を振り回して戦うっていうのはどう考えても想像出来ないわ。

物理的な戦闘は正直に言ってやりたくないしね。

斬り合うのが怖いっていうのもあるけれど。

それ以前に武器を持って戦う姿は絶対に可愛くないからよ!!

どうせなら沙織みたいな『杖』とかのほうがまだいいと思うわ。

でもね?

それもイマイチ違う気がするのよね。

想像しにくいというか自分に合ってない気がするの。

なんて言うのかな~?

出来る限り可愛くて、見た目も強そうな形がいいのよ。

能力はともかくとして、形状は自分で決められるんだから、
せめて見た目は可愛い方がいいに決まってるわ。

…まあ…。

『武器』に可愛さを求めるっていうのはどうなのよ?って感じもあるけどね。

でもやっぱりそこは譲れないじゃない!

どうせ新しく作るなら、自分の好みに合わせたいのよ!

だから私は全力で考えることにしたの。

他にやることもないしね。

総魔の実験を眺めながら、ゆっくり考えることにしたわ。

強くて、可愛くて、私に似合う、最高のルーンをね!!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ