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THE WORLD 作者:SEASONS

4月9日

389/4820

1位、2位、3位

《サイド:深海優奈》

試合が終わりました。

学園の頂点を決める最後の試合で総魔さんが北条先輩に勝ったんです。

これで総魔さんが学園1位になり、北条先輩の2位が決まりました。

そこまではいいのですが…。

その下の3位に私がいるということが今でも信じられません。

本当に私でいいのでしょうか?

色々と不安を感じてしまいますが、ひとまず試合は終わりです。

総魔さんが頂点に立ったことによって、
頂点を目指す私達の戦いは終わってしまいました。

もう誰も総魔さんに勝てないからです。

どれだけ望んでも、
御堂先輩が総魔さんに試合を挑むことはできません。

総魔さんと御堂先輩の試合だけは禁止されています。

もちろん御堂先輩以外の人なら総魔さんに試合を挑むことはできるのですが。

北条先輩も常盤先輩も総魔さんに敗退していますので、
よほどの理由がない限り試合を挑むことはないと思います。

他にも私と翔子先輩も総魔さんに挑戦することは出来るのですが…

私としては試合をするつもりがありません。

総魔さんと傷付けあうのは嫌です。

勝ち負けよりも戦うこと自体が嫌なんです。

だから総魔さんと戦うつもりはありません。

ですがそれは翔子先輩も同じではないでしょうか?

きっと総魔さんと戦おうとは思っていないはずです。

なんとなくですが、そんな雰囲気を感じるんです。

なので。

総魔さんが1位になった時点で、もう誰も総魔さんとは戦えないことになります。

もちろん私達以外の誰かが総魔さんに挑むことはできるのですが。

だからといって総魔さんが負けるとは思えませんよね?

…ということで。

総魔さんの1位は当分変わらないと思います。

それでも御堂先輩が総魔さんとはもう二度と戦えない、というわけではありません。

二人の試合は今後開催される『魔術大会』の会場で行うことが出来るそうです。

ただ、学園内では試合ができませんので、
魔術大会が始まるまで二人が試合をすることは出来ないということです。

だからしばらくはこのままだと思います。

総魔さんが頂点に立ったままの現状維持になると思います。

そんなふうに順位に関して色々と考えながら試合場に視線を向けてみると。

すでに総魔さんは北条先輩の治療を行っているようでした。
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