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THE WORLD 作者:SEASONS

4月9日

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試合の手続き

「…えっと、この方でお願いします」

「はい。手続きを行いますので、試合場、Cー2へ向かってください」

「あ、はい。分かりました。」

最も番号の低い生徒を選んでから試合場に向かう途中で、
総魔さんがお姉さんに何かを頼んでいるのが聞こえました。

ですが。

私は一足先に離れてしまったので、詳しい内容は分かりません。

ただ、誰かとの試合の手続きを頼んでいるようではありました。

常盤先輩でしょうか?

そう思いましたが。

確認する暇はないので、試合場へ急ぐことにします。

そして。

私が試合場につくと。

すぐに総魔さんが追い掛けてきてくれました。

ちゃんと試合を見てくれるようですね。

まだ、見限られたわけではないようです。

そのことがわかっただけでも、ホッとしてしまいました。

「応援していただけるんですか?」

「ああ、そうだな」

「あ、ありがとうございます」

総魔さんが傍にいてくれる。

ただそれだけのことがすごく嬉しいと思えるんです。

「頑張ります」

総魔さんと話をしながら試合場のすぐ側で対戦相手を待っていると、
しばらくしてから報告を受けた男子が試合場へと向かってきました。

会場の奥から歩み寄って来る男子生徒が今回の私の対戦相手なのですが。

「久しぶりだな」

彼の姿を見つけた総魔さんは小さな声で呟いていました。

「え?知り合いの人なんですか?」

「知り合いというほどではないが、以前、試合をした相手だ」

「あ、そうなんですか」

すぐに納得してしまいました。

総魔さんは私とは違います。

一度この会場で勝ち上がっているんです。

だから当然、対戦相手がいたはずです。

そして総魔さんが戦った方を、私も選んでいたようです。

そのせいでしょうか?

近付いてきた対戦相手も総魔さんの姿に気付いたようで、
驚いた表情を浮かべながらゆっくりと歩み寄ってきました。
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