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THE WORLD 作者:SEASONS

4月9日

353/4820

あと2回

翌朝、午前5時45分。

気が付けば医務室のベッドの上にいたわ。

検定会場で倒れたあとで、ここに運び込まれたようね。

みんなまだ眠ってる雰囲気の静かな医務室。

早朝のこの時間は静寂に満ちていたわ。

私の他にもベッドで眠ってる生徒がいるみたいだけど。

その中には対戦相手だった遠山栄治の姿もあるわね。

試合が終わる前後の記憶が若干曖昧だけど。

ちゃんと彼に勝ったのよね?

心配になったから生徒手帳を確認してみる。

うん。

生徒番号は12064番に書き換えられていたわ。

大丈夫みたい。

引き分け扱いになってなくてよかったわ。

これで昨日一日に3回試合をして、3戦3勝ってことよ。

初めて無敗記録を作れたけれど、今はまだそんなことに興味ないわ。

まだまだ足りないからよ。

優奈に追いつく為にはまだまだ足りないの。

最低でも10000は切りたいしね。

二桁とか三桁なんてどう考えても無理だけど。

せめて4桁台に進んで、セカンド・ステージに入りたいと思うのよ。

だけどその為には、まだあと2回勝ち上がらないと辿り着けないわ。

あと2回。

遠山栄治との試合でさえ重傷を負ったのに。

あと2回勝ち上がらないとそこまで到達出来ないって…。

きついというか厳しいというか、絶望的な気分になれるわね。

だけど、勝ち進まなければ優奈に追いつけないのよ。

次に目指す第7検定試験会場は、
10000から11999番までの生徒が集まる会場だけど。

遠山栄治よりも格上の実力を持つ生徒達が集まる会場なのは間違いないわ。

その会場で勝ち上がることが出来るのかな?

今回はギリギリ勝てたけれど、次も勝てると限らないわ。

そんな不安を感じながらも、ひとまず医務室を出ることにしたのよ。
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