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THE WORLD 作者:SEASONS

4月3日

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鈴置美春

ようやく第4検定試験会場まできた。

翔子との話し合いを終えたことで次の会場に入る。

そして受付で手続きを済ませてから翔子と共に試合場に向かうと、
すでに今回の対戦相手である鈴置美春(すずおきみはる)が待っていた。

「ん~?あなたが天城総魔?」

「ああ、そうだ」

「初めまして、私が鈴置美春よ。学年的には二つ上になるわね」

今回の対戦相手は二つ上の上級生らしい。

自己紹介を受けて制服のリボンを見てみると、
どこかで見たことのある赤い色だった。

なるほど。

つまり翔子も学年としては二つ上ということだ。

翔子のリボンも赤色だからな。

年齢的には同年代か一つ程度下だと考えているのだが、
学年で見れば先輩であることは間違いないだろう。

こればかりは仕方がない。

正直に言えばもっと早く入学したかったのだが、
学園に収めるべき入学金の調達に手間取ったことで入学が遅れたからな。

美春も翔子もほぼ同年代だとは思うが、
入学した時期が異なるために俺との年齢に差が出るのは仕方がないだろう。

「二つ上か、わざわざ説明するあたり、先輩としての威厳でも語るつもりか?」

「まさか、そんな馬鹿げたことはしないわよ。ただ、あなたの事はこの会場でも噂になってるから自己紹介をしただけ。別に他意はないわ。ただ単に、多分、私が選ばれるんだろうな~って思ってたら本当に指名されたから、一応挨拶をしただけよ。」

ほう。

指名される可能性に気づいていたのか。

「なぜ自分だと思った?」

「傾向と統計ってやつよ。あくまで噂で聞いただけだけど、各会場で一番強い生徒を対戦相手に選んで勝ち進んでるんでしょ?番号的には私より上の生徒は他にもいるけど、みんな今日はまだ会場に来てないし、現状だと私の上っていないみたいなのよね。」

「それで自分が選ばれると思ったのか?」

「ええ、そうよ。予想通りでしょ」

「ああ、そうだな」

美春の予測は間違っていない。

的確な予測と言えるだろう。

「で、さらに聞いた話だと、全勝無敗の霧の結界士らしいわね」

噂が拡大しているな。

現状、無敗なのは間違いないが、
どうやらそんなことまで噂になっているらしい。

だが、肝心の能力に関しては部分的な噂しか流れていないようだ。

霧の魔術に関する噂は聞いているようだが、
翼に関しては聞いていないように思える。

「霧の結界士か、間違いではないがそれが全てではないな」

霧とは別にもう一つ、翼の魔術があるからな。

「ふ~ん。他にも力を持ってるって事?」

やはり美春はまだそこまで聞いていないようだ。

「結界だけでは強くなれないだろう?」

翼に関してはまだ情報が流れていないようだが、
わざわざ教える必要はない。

「知りたければ自分で確認しろ」

あいまいに答えてから試合場に歩みを進める。

そして試合が始まるのを待つことにする。

「う~ん。」

こちらが歩き出すのをじっと見ていた美春だが、
これ以上の会話は難しいと判断したのだろう。

質問を放棄して黙々と試合場の開始線に進んでいく。

「まあ、貴方の力がどの程度なのか、じっくり見させてもらうわ」

実際に試合の中で確認する気になったようだな。

まっすぐこちらを見つめる美春に緊張している様子は見えない。

どうやら今までの生徒とは少し違うようだ。

2000番もの成績の差に関して苛立ちを感じているようには見えない。

それどころか少なからず友好的な雰囲気が感じられる。

他の生徒とは何かが違う気するな。

…とはいえ、それが何かまではわからない。

はっきりとしたことが言えるわけではないものの。

それでも今まで出会ってきた生徒達とは明らかに違う雰囲気が感じられた。

「お前は何も言わないのか?」

微かに感じた疑問を問いかけてみたのだが。

「ん?何を?」

質問の意味自体が理解できなかったらしい。

なるほど。

ようやく違和感の原因に気づいた。

美春が他の生徒とは違う理由。

それは成績の差を気にしていないということだ。

これまでの生徒達は良くも悪くも成績の差を口にしてきた。

だが、美春は違う。

美春はまだ成績に関して一言も口に出していない。

だからだろうか?

だから好感が持てたのかもしれない。

これまでのような聞き飽きた台詞を美春が口にしなかったから、
これまでとの違いが感じられたのだと思う。

「成績が離れていることを指摘しないのか?」

初めて自分からその話題に触れてみたのだが。

「ん?ああ、そのことを気にしてたの?だったらまあ、別に良いんじゃない?数字は数字でしかないし、実際に今まで勝ち進んでるんでしょ?」

美春は笑顔を浮かべながらこれまでの行動を認めてくれた。

「負けちゃったらただの馬鹿だけどね。だけど実際に勝ち進んでるんだから良いと思うわよ。10番上でも100番上でも、1000番上でもやることは同じなんだし、勝てると思う限りはどんどん挑めばいいんじゃない?」

「そう言える生徒は今までいなかったな」

「そうなの?」

「ああ」

「ふ~ん。でもまあ、それが普通なのかしら?」

「だとすれば、お前は普通ではないということだな」

「うわ、それはちょっと傷つくかも」

「俺も普通ではないらしいがな」

翔子いわく、異常だそうだ。

「あなたと同じ扱いというのも、それはそれでどうかと思うのよね~」

「不服か?」

「というか、畏れ多い?」

「俺に聞かれても困るな」

「ふふっ、そうね」

少し楽しそうな笑顔を見せた美春は、
姿勢を正してからまっすぐにこちらを見つめてきた。

「改めて自己紹介するわね。私は鈴置美春すずおきみはる。この学園で救命医療班の一員として活動してる治癒魔術師ちゆまじゅつしよ」

「医療班?」

「ええ、そうよ。まあ、学園内では救急班って呼ばれることのほうが多いけどね、各会場での負傷者の救助と治療が主な仕事なんだけど、必要に応じて町の病院や福祉施設なんかにも協力したりしてるわ。まあ、分かりやすく言うと保健委員ってやつね」

なるほど。

保健委員か。

その中の救命医療班に美春は所属しているらしい。

「そういう活動もあるのか」

「ええ、そうよ。まあ、あなたの場合は別の方面から目をつけられてるみたいだけどね」

「別の方面?」

「ん~、その様子だと何も知らないのね~」

「どういう意味だ?」

「それは…まあ、そのうち分かるんじゃない?」

明確な答えを避ける美春だが、
その視線はこちらではない別の一点に向いている。

翔子を見ているのだろうか?

もしもそうだとすれば、
美春は翔子のことを知っていることになる。

だとすれば。

ここまでの話の流れから推測すると、
美春は翔子が何に所属する人物なのかを知っているのではないだろうか?

ただ、その内容を話すつもりはないようだ。

その気があるのなら話をはぐらかしたりはしないだろうからな。

おそらく翔子のことを知った上で明言を避けているように思える。

「まあ、いい。話すつもりがないのなら、無理に聞き出すつもりはないからな」

「ごめんね。でも、本当にすぐに分かると思うわ。隠し通せるような情報じゃないと思うから」

「それでも話すつもりはないのか?」

「それなりに口は堅いほうだと思ってるの。自分ではね」

「なるほど」

余計なことをべらべらと喋ることはしないということらしい。

「今まで出会ってきたどの生徒よりも好感が持てるな」

「ん?そう?ありがと」

素直に思ったことを伝えた結果として美春は微笑みを見せてくれたのだが。

「なんでよっ!!!」

様子を見ていた翔子は納得できなかったらしい。

「どう考えたって、私のほうが友好的でしょ!?」

試合場の外で必死に叫ぶ翔子だが、
疑惑だらけの翔子に好感など持てるわけがない。

信用はできるかもしれないが、それだけだ。

こちらの評価としてはその程度なのだが翔子としては不満があるらしい。

「絶対におかしいわよっ!」

なおも叫ぶ翔子だが、正直に言いってどうでもいい。

「試合の邪魔だな」

本気でそう思ったのだが。

「ふふっ、仲が言いわね」

美春は違う感想を抱いたようだ。

「まあ、幸か不幸かは難しいところだけどね」

翔子のことを知った上での発言なのだろう。

少し気になる部分はあるが、
今は聞かないほうがいいだろうな。

聞いても答えはしないだろう。

不用意な発言はしないだろうからな。

そう思える程度には信用できる。

だから今はこれ以上の会話は控えておこう。

友好的に接してくれる美春に配慮して余分な会話は放棄することにした。

その代わりに、
これから行う試合の手順を考えてみる。

まずは試合に勝つことが優先だ。

翔子のことを知るよりも、
美春に勝つことが重要だからな。

もちろん、礼には礼を返すつもりでいる。

試合での一通りの流れを熟考したあとに、
美春には事前に警告しておくことにした。

「一応言っておく。一撃で沈みたくなければ、決して立ち止まらない事だ」

ただそれだけを告げて口を閉ざしたせいか、
言葉の内容が理解できなかった美春は微かに眉をひそめている。

「それはどういう意味かしら?」

謎の警告に対して問い掛けようとする美春だが、
俺が答えるよりも先に審判員が動き出す。

「次の試合もありますので、そろそろ試合を始めさせていただけますか?」

審判員が試合上の中央に入ってきたことで会話を遮られてしまい、
美春は話し合いを諦めたようだ。

「まあ、いいわ」

答えが聞けないまま試合が始まることに少なからず思うことがあるようだが、
今後の試合予定を気にする審判員は試合前の確認すらも省略して問答無用で試合開始を宣言する。

「試合、始めっ!!!」

強引に試合開始を宣言した審判員が即座に後退していく。

その様子を眺めながら、
美春は小さくため息を吐いた。

「ふう。色々と気になるけど、とにかく戦ってみるしかないわね」

気合を入れなおして試合に集中し始めた美春が魔術の詠唱を開始する。

その様子を眺めながら、
こちらも即座に霧の魔術を発動させる。

「ホワイト・アウト!」

魔術を展開すると霧の結界が発生した。

その直後に。

「エンジェル・ウイング!」

続けて発動した魔術によって光り輝く天使の翼が生み出された。

「これで準備完了だ」

霧の中心に立つ総魔の背に現れた純白の翼に周囲の注目が集まっていく。

そしてその行動は美春も同じで、
これから何が起こるのかと疑問を感じながら美春も翼に視線を向けているようだ。

「霧の噂は聞いてたけど、その翼が別の力なの?」

「ああ、そうだ」

「へ~」

初めて見る未知の力。

単純な魔術ではない翼を見て美春の心は不安で一杯のようだが、
そんな心配をよそにひとまず俺から動き出す気はない。

今はまだその時ではないからな。

「これから何をするつもりなの?」

何もしないことに関して疑問を感じたのだろうが、
美春の質問に対し答えるべき言葉は一つだけだ。

「実験だ」

あっさりとひと言で答えると。

「うわ~。意味不明…」

当然だが、
美春には何を考えているのか全く分からないようだった。

だがそれでも、
こちらから何かを仕掛けるつもりはないことだけは理解出来たようだ。

「何をするつもりかしらないけど、ただただ嫌な予感だけがするわ」

「良い勘だな」

「それって褒めてないわよね?」

「どうだろうな」

「うわ~。あなたのほうこそ、いい性格をしてるわ」

「そうだな。褒め言葉として受け取っておく」

「うあ~、ホントにいい性格をしてるわね」

少し呆れたような表情を浮かべてから苦笑した美春だが、
翼が何らかの『実験』に使用されるということは理解できたようだ。

「まあ、嫌な予感しかしないから対処法を考えないといけないわね」

美春は実験の内容を探る為にひとまず簡単な魔術で様子を見る事にしたようだ。

「まずは、様子見かしら?光魔術、サン!!」

最小の光魔術を発動させて霧の中にいる俺を狙って攻撃してきた。

「これなら…」

直撃しても軽いやけどを負う程度でしかない威力だ。

攻撃としての効果は全く期待出来ないのだが、
だからこそ霧に吸収されたとしても微弱な魔力でしかない反撃を恐れる必要もないと美春は考えているのだろう。

もちろんその予測は現実となるのだが。

様子見で放った小さな光は実際に美春の予測通りに霧に阻まれてしまい。

何事もなかったかのようにその姿を消す。

「やっぱり…」

消失した魔術を見つめて美春が言葉を発しようとした次の瞬間に。

僅かに天使の翼が光り輝いた。

そしてその直後に異変が起きる。

「っ!?」

何が起きたのかが分からないほどの速さで放たれた光によって体を撃ち抜かれたことで、
美春は右肩に小さな違和感を感じたからだ。

「なんなの?」

その違和感は少しずつ熱を帯びて焼けつくような熱さへと変わっているだろう。

「まさ…か?」

一体何が起きたのかと考えるよりも先に美春は直感的に理解したようだな。

その直感を確かめる為に、
制服の肩の部分をずらして自分の体を確かめている。

違和感を感じた右肩。

その肩の一部分に…小さな火傷があった。

「い、いつの間に?」

火傷を負った右肩を見た瞬間に美春は言葉を失ったようだ。

痛み自体は気にするほどではないだろう。

ある程度は予測していたはずだからな。

攻撃を仕掛けても魔術を奪い取られて反撃されてしまうことを考慮して魔術を放ったのだから火傷を負うこと自体は驚く事ではない。

だから美春が驚いたのは魔術が反射された事ではない。

反射ではなく。

『いつ』魔術を発動させたのか?という疑問だ。

美春の見ていた限り、
俺は一切動きを見せていない。

様子を見るという目的でしっかりと観察していたからこそ間違いないと断言できるだろう。

事実として俺自身は何もしていない。

もちろん魔術を口にだすようなそぶりも見せていない。

だからこそ言える。

俺は何もしていない。

それだけは自信をもって言いきれる。

なのに、なぜ魔術が反射されたのか?

その理由が分からないようだ。

「どういうからくりなのかは分からないけれど、実験と宣言していた以上は、あれが原因なんでしょうね」

事実はともかくとして美春には翼が原因としか考えられないだろう。

だがそれとは別に不可解な事もあるだろうな。

美春の放った光は目で識別できる程度の形は持っていたはずだ。

それなのに美春が受けた魔術は全くと言っていいほど認識出来なかったと思われる。

いつ?どのように?魔術が使われたのか?

何一つとして理解出来なかっただろうな。

「分からないことが多すぎるわね。一体、何をしたの?」

何も分からずに問いかける美春に再び警告してみる。

「わざわざ手の内を説明する必要はない。だからもう一度だけ言っておく。一撃で沈みたくなければ、決して立ち止まらない事だ」

「………。」

再び告げられた警告を聞いた美春が沈黙してしまう。

会話が成り立たないというのも理由の一つではあるのだが、
それ以上に自分の考える常識が一切通じないのではないかという疑惑が恐怖という形で美春の心を塗りつぶそうとしているのだろう。

「ばけものね…」

恐怖を感じて足がすくみそうになる美春だが、
なんとか気持ちを落ち着かせて逃げるように距離をとり始める。

そしてお互いの距離を計りながら再び攻撃を開始した。

「ファイアー・ボール!!」

もう一度だけ様子を見るために打ち出した炎の玉は霧の結界に阻まれてあっさりとその姿を消してしまう。

そしてその直後に天使の翼が光を放って美春の直前に炎の玉が降り注いだ。

「くっ!」

魔術が打ち返されることを想定していたから今回は辛うじて回避が間に合ったようだな。

運良くと表現すべき偶然ではあるが、
慌てて飛び退いた前方に着弾した火の玉は、
先程まで美春が立っていた場所で炎上して大きな火柱を生み出している。

「う、わぁ」

先ほどいた場所に火柱が立つという光景を目にした美春は言い知れない恐怖を再び味わうことになっただろう。

「何よこれ…。攻撃を仕掛けても跳ね返されるんじゃ、手の出しようがないじゃないのよ」

本能的に危機を感じて後退していたから助かったものの。

もしも足を止めていたら炎の直撃を避けられなかったはずだ。

事前に忠告があったから今回は助かったが、
もしも何も聞いていなければ今頃美春は炎の中にいただろう。

「こんなの、どうすればいいのよ?」

美春は生まれてから初めて戦慄という言葉を実感したのかもしれない。

「でも、だから、これが…」

『実験』なのだと実感しただろう。

最初は翼の実験が行われると思っていたようだ。

だが、それが勘違いだったと気づいたように思える。

霧や翼がどうこうという話ではないからな。

自分という存在が実験台なのだと美春は理解したはずだ。

「こんなの、無理よ…っ」

俺の翼がどういう原理なのか調べてみたいという気持ちもまだかろうじて残ってはいるだろう。

だが今は探究心を塗りつぶすほどの恐怖が美春の心を埋め尽くしている。

自分では勝てないと思い。

恐怖に押し潰されそうな心を理性で支えようとしている。

だが、体は自然と震えて全くいうことを聞かないようだ。

「これが…恐怖、なの?」

震える唇を微かに開いて、
美春は敗北を宣言することにしたようだ。

「もう、無理。私の負けを…認めるわ…」

試合時間はわずか数分の出来事だった。

だがそれでも美春は心に大きな傷を残してしまい。

気力を失ってその場に座り込んでしまっている。

「こんなの…勝てるわけがないじゃない…」

圧倒的な実力差。

もちろんそれもあるのだが、
それ以上に未知の力に対して恐怖と絶望を感じているのだろう。

「こんなの…無理よ…」

今までにも試合で負けたことは何度もあるはずだ。

だから負けること自体に恐怖はないと思う。

だが、今回は違う。

試合で負けた事はあっても、
途中で逃げだしたのはこれが初めてだったのかもしれない。

それほど、俺と戦うことが恐ろしかったようだ。

「…勝てるわけがない…」

立ち上がる気力さえ持てずに怯えて震える美春の哀れな姿を不憫に思う審判員が早々に試合終了を宣言したために俺は無言で試合場を離れることにした。

生徒番号、4010番獲得。
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