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THE WORLD 作者:SEASONS

4月8日

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遭遇回避

《サイド:美袋翔子》

午前9時になったわ。

すでに検定会場にはたどり着いてるんだけどね。

今はまだ会場の外にいるわ。

早朝からずっと、会場の前で様子を見ている状況なのよ。

ん?

どうしてって?

だって今ここで検定試験会場に入ったら、
総魔と優奈ちゃんに遭遇しちゃうでしょ?

そうなっちゃうと、せっかく別行動をとってる意味がなくなっちゃうし。

一人で頑張るって決めた私の意志も揺らいじゃうしね。

だから総魔と優奈ちゃんが中へ入るのを見届けてからも私はあえて動き出さなかったの。

今向かえば鉢合わせしてしまうから。

それはだけ避けたかったのよ。

今はまだ会うわけには行かないわ。

私は私自身の意思で戦うことを望むから。

だから私は待ち続けているの。

二人が中へと入ってから約1時間。

試合を終えた二人が仲良く立ち去る姿を見送ってから、
ようやく私は会場に向かって歩きだすことにしたわ。

ここは6000番から7999番の生徒が集まる第5検定試験会場だから。

試合を終えた二人の番号は考えるまでもなく6000台前半のはずよ。

この時点で私の番号とは2000番程離れたことは確実。

でもね?

あの二人なら、次の会場も安々と勝ち上がるはずなのよ。

これ以上、ゆっくりはしていられないわ。

急いで勝ち上がらないと、私達の差は刻一刻と広がっていくからよ。

ただ…。

急げば当然、二人と鉢合わせることになるわ。

それは出来ないわよね。

総魔とは会いたくないから離れているの。

だから私に出来ることは限られてるとも思う。

番号を気にしないこと。

そして自分の力に気付くまで戦い続けること。

それだけを胸に秘めて受付に向かうことにしたのよ。

「試合をしたいんだけど…」

「あ、はい。こちらをどうぞ」

差し出された名簿を受け取ってみる。

今日もまた選びたい放題なんだけど、
私は可能な限り全ての生徒と戦うつもりで、一人ずつ選んでいくことにしたわ。

ここから私は何十回でも戦い続けるつもりよ。

黙々と、がむしゃらにね。

全力で戦い続けるつもりでいるわっ!
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