挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
THE WORLD 作者:SEASONS

4月7日

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

317/4820

無口同士?

《サイド:深海優奈》

午後7時頃。

私は総魔さんと二人で食堂に来ました。

美袋先輩は1時間ほど前に予定があるからと言ってどこかに出かけて行きました。

一応、美袋先輩がいなくなったあとも試合を続けていた私の現在の生徒番号は8022番です。

日が暮れてきたという理由で試合を終えた私と総魔さんは夕食の為に食堂に移動して今に至ります。

そして私が選んだ今日の晩御飯はクリームシチューとツナサラダです。

総魔さんは一番安い定食を選んでいました。

…ですが。

確か今日のお昼も同じようなものを食べていた気がします。

気のせいでしょうか?

何気ない疑問を感じてしまいましたが、
わざわざ確認する勇気はないので黙々と食事を始めることにしました。

あまり話をしない総魔さんと会話をするのは難しいと思うからです。

どう話しかけていいのかが分かりません。

なので。

普段、気軽に話しかけている美袋先輩がすごいと思います。

私は…そもそも会話が苦手なので、何をどう話せばいいのかがわかりません。

相手から話しかけてもらえないと黙ってしまう性格なんです。

それでも何とか会話の糸口を探そうとしてみるのですが、
なかなか話題が見つかりません。

共通の話題として思い浮かぶのは翔子先輩のことですが、
特に話し合うことはないように思えます。

下手に話題に出してしまうと悠理ちゃんのことも考えてしまいそうなので、
極力考えないようにしているからです。

そうなるとあとは御堂先輩の話くらいしか思い浮かばないのですが。

御堂先輩がどうしているのかなんて、
私もそうですが総魔さんだってわからないと思います。

…という感じで、話題に悩んでいる最中です。

もちろん無理に話をする必要はない気はしますが、
だからと言って沈黙が続くのも気まずい感じがしてしまいます。

総魔さんはどう思っているのでしょうか?

混雑する食堂の喧騒から切り離されているかのような静かな雰囲気の総魔さん。

どう話しかけていいのか分かりませんが、
総魔さんを見つめているだけで、私の心は落ち着いてしまいます。

だからこのままでもいいかな?

なんて。

そんなふうに思えたことで、もうしばらくだけこのままでいたいと思いました。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ